2023年2月22日水曜日

大軍拡ストップ

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

参議院には3年かけて一つのテーマを深堀りする「調査会」というものがあります。私は今期から「外交・安全保障に関する調査会」に所属をしています。テーマに沿って参考人の方々に意見を述べてもらい質問をします。

 2月から早速調査会がスタートしています。「戦争防止のための要件」をテーマにした会に、参考人として元海上自衛隊の自衛艦隊司令官の香田洋二さんが来られました。「しんぶん赤旗」の新春インタビューで志位さんがその発言を紹介している方です。昨年末に安保3文書が閣議決定された後、朝日新聞に「防衛費増額への警鐘身の丈を超えている」というインタビューが掲載されています。私が「身の丈を超えている」とはどういうことか?と質問すると、「軍拡や防衛費の増額は必要だ」とした上で、「老齢化社会を迎える中で、日本の経済力、技術力、社会構造を考えたときに、ちょっと度を超えているんじゃないか。防衛省がやろうとしているミサイル開発が日本でできるのか。国を守ろうとして社会の体力を奪ってしまうのではないか」というのです。

 さらに、衆議院予算委員会で岸田首相が敵基地攻撃能力などについて質問されても、「手の内を明らかにする説明は控える」と言ってまともに答弁しなかったことについて、何度も苦言を呈したことも印象的でした。

 立場が違っても岸田政権による大軍拡ストップ!で多くの方々と力を合わせていけると感じています。


2023年2月15日水曜日

道民の足、鉄路を守る

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


『全国鉄道網の維持・活性化し未来に引き継ぐために』―国が責任を果たすことを明記した日本共産党の提案を届けながら、意見交換する調査に2月10日、高橋千鶴子衆議院議員が北海道に入り、沼田町、月形町、浦臼町などを訪問しました。私は国会内での韓国国会議員との懇談会に出席した後、JR北海道本社と道庁への訪問に合流することができました。

 JR北海道との懇談では、萩原国彦常務取締役らが対応。維持が困難な路線の発表から6年、国の監督命令に沿って取り組んできたこと、コロナ禍の影響もあり、困難な状況が打開できていない実情や人材確保の悩みも語られました。今後さらに、ホテル、不動産業に傾斜していこうとしていることもわかりました。

 北海道庁では鉄道担当局長らから、資料に沿って説明を受けました。

 意見交換で痛感したことは、経済性だけの理由で鉄道の廃線を判断すべきではないことです。乗客が乗らないから採算割れになるので、廃線しバス転換すれば、通学や病院への足の確保はもちろん、地域の経済や暮らし、文化にも大きな影響を与えることは明らかです。JR分割民営化以降、地方切り捨てが進んでいます。JR北海道と財政規模が小さい自治体任せにせず、国会において国の鉄道政策を検証・議論し、地域公共交通を守ることが必要です。

 来週には、私も十勝地域に調査に出かけます。どうすることが解決につながるのか、地域の皆さんの声を聞いて国会でも論戦していきたいと思います。

2023年2月13日月曜日

学校給食無償化と農業

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

「農業の未来と学校給食のこれから」と題した和歌山県紀の川市のシンポジウムに参加しました。主催は日本共産党の杉山としお県議事務所です。
 紀の川市では2023年度から、5年の期限で学校給食を無償にしています。日本共産党と市民が運動を続けてきた中で、市長が公約として掲げてきたものです。シンポジウムはこれを恒久化するために県政の課題に位置づけ、実現・発展させようというものです。
 杉山県議は、県産小麦を学校給食パンに提供する取り組みや県議会での論戦も紹介し、昨年当選した県知事が公約にしたことは、運動の力でもあり、大事な一歩で、学校給食と農業の活性化のためにも力を合わせようと呼びかけました。
 紀ノ川農協の組合長は、県内に基幹的農業従事者が3万人いるが20代が2%を切った。私の70戸の集落で新規の担い手を育てるにはどうしたらいいかを「新規就農受け入れ協議会」で話し合い努力し増えてきた。農業の多面的機能は貨幣で換算すれば約8.2兆円とも言われる。軍事費を増やすより農民に安定的な施策が必要と訴えました。
 新規に就農して10年の青年は、受け入れ体制があり支えていただいた。就農支援金、倉庫やトラクター確保など、環境に恵まれて続けてこられた。今度は自分が助けとなり頑張りたいと言いました。学校給食の無償化は統一地方選挙の争点です。地場産の安全な食材を使うなど、生産者と消費の連携も大事です。


2023年2月8日水曜日

「岸田政権ノー」の審判を

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

岸田自公政権のもとで怒りに震えることばかり続いています。荒井総理秘書官が同性婚などについて差別発言を行い更迭となりました。荒井氏は「首相に申し訳ない。迷惑をかけた」と謝罪したそうですが、謝る相手が違うのではないでしょうか。

 そもそもこの問題は岸田首相が衆議院の予算委員会で同性婚について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」と答弁したことが発端です。荒井氏は「秘書官もみんな反対している」と述べています。これはまさに岸田首相の問題であり、差別発言を繰り返している杉田水脈衆院議員を政務官にしたことでも岸田首相の姿勢が問われています。

 差別を許さず、同性婚の法制化や選択的夫婦別姓の実現、ジェンダー平等社会実現へ、みなさんと力を合わせ、一人ひとりが大切にされる政治を、地方政治でも国政でも実現したい。

 5日に参加した、札幌東区の党と後援会の決起集会でもこの話をしました。東区は、道議選に宮川じゅんさん、市議選に太田秀子さんと平岡だいすけさんが挑戦します。3人の決意表明を聞きながら、住民のみなさんと道政、市政を動かしていることがよく分かりました。何としても勝利したい。

 岸田政権が進める戦争する国づくりと人を大切にできない政治は根っこでつながっていると思います。日本共産党の勝利で岸田政権に審判を下し、こんな政治を変える選挙にしていきましょう。


後押ししたのは

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

統一地方選挙勝利にむけた決起集会で、北海道の岩見沢市と栗山町へうかがいました。立候補を予定しているみなさんの決意表明に
圧倒されました。
 栗山町では重山まさよ前町議が再び挑戦、由仁町では大竹のぼる町議から妻の大竹まゆみさんへの引き継ぎに挑戦する選挙です。 その決意を後押ししたのは、町民の方々からの期待と、日本共産党の議席をなくすわけにはいかないという思いだと聞いて、胸が熱くなりました。
 美唄市の吉岡けんじろう前市議は、前回の選挙以降、市民のみなさんの声を聞き、生活相談も受けてきました。その切実な声を取り上げる議員がいない、 議会を傍聴するなかで悔しい思いをしてきたと言います。
 日本共産党の議席は、住民の声を議会に届けて政治を動かす身近な議席です。大軍拡や物価高騰での無為無策など、国に対してもはっきりモノが言える議席なのだと改めて実感しました。決意にこたえて、議員の魅力を広げながら勝利めざして、私も力を尽くしたい思いに駆られました。
 議員とともに活動する党員や後援会員のみなさんの力も感じています。
 決起集会を通して、入党を決意された方がいました。 同じアパートに党員の方がいて、その方がきっかけとなって党とつながったという方です。地域で活動する党員の方々が住民と党との出会いをつくっています。新しい仲間を迎えるためにも大いに奮闘したいと思います。

2023年2月4日土曜日

統一地方選勝利、国会論戦に全力

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


23日から国会が始まり、参議院では党を代表して小池晃書紀局長が質問。岸田文雄首相は年頭に「積み残してきた多くの問題、先送りできない問題に正面から向き合い、一つ一つ答えを出す」と述べましたが、自民党と統一協会との癒着も、政治とカネ問題も解明できていないと指摘し、メスを入れるべきだと追及すると、本会議場は野党席から「そうだ!」と共感の拍手が起こりました。

 赤旗日曜版(1月29日付け)は、自民党が1980年代に統一協会の関係団体の学者グループを招いた学習会を党本部で開き、共産党攻撃や教科書攻撃の指南を受けていたと報じました。茂木敏充幹事長は「統一協会が党との関係はない」と言いましたが、これこそ、先送りできない問題です。

 週末には、函館市で党と後援会の決起集会、札幌市厚別区の新春のつどいに参加し、統一地方選挙での日本共産党の勝利を訴えました。岸田政権は、年末の12月、国会にもかけず「安保三文書」を閣議決定しました。「専守防衛」をかなぐり捨て、先制攻撃できる国にするという物騒な方針転換です。「戦争する国づくりへ突き進むものであり断じて受け入れられません。これに真正面から対決し、阻止のためにたたかう日本共産党を必ず躍進させて下さい、そのためにあなたも日本共産党に入って下さい」と訴えました。厚別では、長く赤旗を購読し応援して下さった方を党に迎えることが出来ました。この決意に応え国会論戦でも大いに頑張ります。