紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
『全国鉄道網の維持・活性化し未来に引き継ぐために』―国が責任を果たすことを明記した日本共産党の提案を届けながら、意見交換する調査に2月10日、高橋千鶴子衆議院議員が北海道に入り、沼田町、月形町、浦臼町などを訪問しました。私は国会内での韓国国会議員との懇談会に出席した後、JR北海道本社と道庁への訪問に合流することができました。
JR北海道との懇談では、萩原国彦常務取締役らが対応。維持が困難な路線の発表から6年、国の監督命令に沿って取り組んできたこと、コロナ禍の影響もあり、困難な状況が打開できていない実情や人材確保の悩みも語られました。今後さらに、ホテル、不動産業に傾斜していこうとしていることもわかりました。
北海道庁では鉄道担当局長らから、資料に沿って説明を受けました。
意見交換で痛感したことは、経済性だけの理由で鉄道の廃線を判断すべきではないことです。乗客が乗らないから採算割れになるので、廃線しバス転換すれば、通学や病院への足の確保はもちろん、地域の経済や暮らし、文化にも大きな影響を与えることは明らかです。JR分割民営化以降、地方切り捨てが進んでいます。JR北海道と財政規模が小さい自治体任せにせず、国会において国の鉄道政策を検証・議論し、地域公共交通を守ることが必要です。
来週には、私も十勝地域に調査に出かけます。どうすることが解決につながるのか、地域の皆さんの声を聞いて国会でも論戦していきたいと思います。
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