紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
コロナ禍のもとでしばらく中断していた沿岸漁民のJCFU (全国沿岸漁民連絡協議会)が、11月2日に農林水産大臣へ要請行動を行いました。北は北海道から、南は沖縄まで約40人もの漁民が参加。
海洋資源が激減した状況の中で、大臣の許可を受けている沖合底引き網や大中型巻き網が零細な沿岸漁業の操業に影響を与えている実情を示し、対策を求めました。
八戸沖のスルメイカ漁、対馬沖のアカムツの操業など実情を訴え、クロマグロの資源管理は漁獲量を制限するTAC制度がありますが、定置網にクロマグロが入ってくるたびに網から逃がす手間がかかる。沿岸漁業を圧迫しない制度にしてほしいと要請しました。
私は参議院本会議が終わってから駆けつけ、皆さんに再会することができました。交流会ではいろんな話題に花が咲きました。 「キンメダイの写真パネル展を行ったら、子どもたちが目を輝かせて、どうして赤いの?など好評だった。今度は都内でもやりたい」とか「沖縄で石垣島が軍備の賛で分断されている」など政治の話にもなりました。
魚種も漁法も多様な沿岸漁業では、漁民がみんなで操業時間を決めるなど自主管理によって、水産資源を維持する手法を確立してきました。 千葉県勝浦市のキンメダイも北海道のスケソウダラも資源を守るため自主的なルールをつくり守ってきました。こうした努力を尊重し、機械的な枠をかけるのではなく実情に合った取り組みをすべきです。
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