畠山 和也 元衆議院議員
「かけある記」
わが家では3月、上の子が高校を、下の子は小学校の卒業を迎えました。集団のなかで成長していく学齢期に、新型コロナ禍に襲われ、子どもと先生は模索の学校生活だったことでしょう。たくさんの思い出や友人ができたことに、一人の親として感謝しかありません。
二人の子は、同じ保育所・学童保育所にもお世話になりました。特に立ち上げ間もなかった学童保育所は、私たち保護者も悩みながらの運営でした。一週間に及ぶ六年生のサイクリングキャンプは、他に得難い経験になったようです。餅つきや親子キャンプ、「親父の会」など通じて、親である私たちも成長させてもらいました。
先日、参院内閣委員会で井上哲士参議院議員が学童保育について取り上げました。これだけ子どもたちに必要な学童保育なのに、指導員の48・4%が年収150万円未満という処遇なのです。専門職にふさわしい水準へ引き上げを急いでほしい。求められるのは、学童保育を児童福祉施設に位置づけるなど国としての公的責任です。
後から取り戻すことができない「子ども時代」。この時代にこそできる経験や吸収を、じゅうぶん保障できる日本にしていきたいと心から思います。
岸田政権は子育て支援に新たな国民負担を検討していますが、莫大な軍事費や不要不急の大型開発にこそメスを入れるべきではないのか。軍事大国と子育て応援は両立しないはずです。
子どもたちの成長を願って、大人の私たちががんばりましょう。
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