畠山 和也 元衆議院議員
「国民の願いを胸に」
今年の「3・11」も、道原発運らのみなさんとJR札幌駅前で黙とうしました。宮城県石巻市出身の私にとって、両親はじめ親族は無事なのか、町はどうなってしまうのかと絶望感に襲われた、あの日を忘れることはありません。
復興支援活動を続けてき道内団体「子どもを守ろうよの会」の公演に足を運びました。福島と北海道を舞台に1年を経た子どもの成長とともに震災や原発事故をどう受け止め、どう生きていくか問う内容です。
冒頭の緊急地震速報や避難を呼びかける有線放送は、演出といえ緊張感が思い出され、被災地で起きていた現実に胸が締めつけられます。避難するときの不安や葛藤も、胸に突き刺さってきました。そんな重いテーマも、多くの子どもたちが参加した太鼓演奏や、若い主人公たちが交流を重ねるなかで前を向いていくことなど、希望が伝わり救われた気持ちになりました。
公演は最後に、原発事故で起きた分断を乗り越えようとする場面で終わります。だからこそ、今なお続く原発事故の異質さと、人生をふみにじられた怒りがひしひしと伝わってもきたのでした。事故などなかったかのように原発回帰へ進む岸田政権を本当に早く終わらせたい。カネの力で「核のゴミ」を押しつけるやり方も許されません。
11日朝の街頭宣伝では、能登地方への救援募金に協力する青年の姿がありましたぬくもりある政治をとの息吹は、間違いなく広がっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿