畠山 和也 元衆議院議員
「かけある記」
しばらくぶりに寿都町へ。3月に福島県浪江町などを訪れた前町議の幸坂順子さんの報告会に、私も参加させていただきました。町長候補だった越前谷由樹町議や「町民の会」のみなさんなど、多くの方が足を運ばれていました。幸坂さんを先頭に、地元党組織が「核のごみ」文献調査やめよと奮闘してきた結果です。
町は24日から町内7カ所で、核ごみ・地層処分の「勉強会」を開きます。「概要調査に進む準備では」「事前に資料も示されず、進め方が雑過ぎる」などのほか、道条例があるから反対という鈴木知事の姿勢も「『今の段階で』というのが心配だ」との意見が相次ぎました。
町長の文献調査受け入れ表明から、もうすぐ4年。ある町民は「こんなに長く運動するとは思わなかった」と言います。誰もが寿都を愛する気持ちは同じなのに、賛成か反対かで町民同士がギスギスする――札束を使って核ごみ受け入れをと迫ってくる、自民党政治の罪深さを痛感します。さらに町民を苦しませることは許されない。
「核ごみの調査を、共産党はどう考えますか」。札幌市内のつどいの場で、私に質問した方は寿都町出身で、町民同士の分断に胸を痛めているといいます。反対の声を全道であげましょうと呼びかけると、この方はニッコリ。その後に入党を決意してくださいました。
党小樽地区は来月13日に、岩内町で「原発・核ごみシンポジウム」を開きます。原発ゼロ・核ごみ押しつけるなの声を広げていきたい。