紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
1月から始まった国会は、会期末まで残り1週間となりました。
「しんぶん赤旗」のスクープをきっかけに国民の怒りに火を付けた裏金疑惑は岸田政権を断崖絶壁まで追い詰めつつあります。岸田首相は「誰の指示で裏金のシステムがつくられ、何に使ったのか」と聞かれても真相解明を拒否。裏金議員は誰一人真相を語りません。ようやく出された政治資金規正法改定案は肝心力ナメの「企業・団体献金、パーティー券禁止」はなしそれどころか、法律になかった政策活動費を合法化するという改悪案です。公明党と維新が悪法に手を貸し、抜け穴だらけの法案を参議院に送ってきました。参議院ではわが党が「企業・団体献金全面禁止法案」と「政党助成金の廃止法案」を提出しています。際立ったのは、井上哲士参院幹事長が法案の趣旨説明をし、山下よしき副委員長の質問に答えたことです。党単独で提出した法案を与党法案と並べて審議したのは24年ぶり。真の改革案を出した党の姿に期待が広がっています。
農林水産省が出してきた「食料供給困難事態法」はとんでもない悪法です。農産物の輸入自由化を進めて自己責任を迫る新自由主義的な農政を進めながら、いざ食料が足りなくなれば生産者に増産や生産転換を指示、計画を出さなければ罰金刑を科すという強権的、統制的な法律です。戦争する国づくりと軌を一にした悪法であることも明らかに。暴走する政治転換へ、力を合わせましょう。
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