2024年10月30日水曜日

こういう時こそ地に足つけて

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


全道の党員や後援会員・サポーターのみなさんから力強いご支援をいただきながら、比例議席の奪還はかないませんでした。この紙上で感謝を述べることは公職選挙法の関係からできませんので、各地をまわってお話できればと思います。

 何より「政治を変えたい」という国民の声が、自民党への厳しい審判となってあらわれました。裏金事件に続き、非公認とした候補の政党支部へ2000万円を支出していたことへの怒りは、日に日に広がっていきました。ここまで自民党を追い込んだのは、間違いなく「しんぶん赤旗」の力です。

 学費を払えずに退学せざるを得なかった大学生、年金が減らされて生活苦を訴えた高齢者、医者も看護師も介護職員もバス運転手も足りないという地域の声――選挙期間に、何度も切実な声を聞きました。「頼みますよ」との期待に応えたかった。

 国民の批判や強い願いの前に、自民党は押されっぱなしでした。石破首相も自民党総裁選で、選択的夫婦別姓や現行保険証の存続などを掲げざるを得ませんでした。日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、核兵器廃絶への願いもさらに強まりました。世論を広げて新しい国会で実現へ、私も北海道でがんばります。

 新しい国会議員は本当に国民の願いに応えられるのか、さらに厳しい目が向けられます。来夏の参院選まで1年もありません。こういう時こそ地に足つけて、日本共産党の政策や値打ちをこつこつと広げていく活動に力を尽くします。


2024年10月23日水曜日

みなさんと力を合わせて

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


10月半ばに十勝にうかがったときはジャケットでも大丈夫でしたが、道内に雪が降ったというニュースをみると、あっという間に冬が近づいているのだと感じます。東京では10月に30度超え。地球の気温上昇は、災害の原因となり、農業や漁業にも大きな打撃となっています。気候危機の対策は待ったなしです。

 エネルギー基本計画の改定が進められていますが、政府は気候危機、電気の安定供給を口実に、原発推進、新増設まで言い出しています。それを強く要望し、石炭火力にもしがみついているのが財界であり、大手電力会社です。一番の気候危機対策は省エネを思い切って広げ、地域と共生する再生可能エネルギーを増やすことです。泊原発は廃炉にという声を大きく広げたいと思います。

 街頭から訴えていると、足を止めてじっと話を聞いてくれる方がどこでもいます。お話をきくと、自分の願いを誰に託したらいいのか模索していると感じます。くらしでも外交でも、思いは同じだけれど本当に実現できるのか。実現できると伝えること、多くの方と出会うことって大切だなあと思います。

 シール投票をしていると、「賃金を上げる、労働時間を短くする」という項目に貼る学生さんが多い。ヨーロッパでは午後4時には仕事が終わる国もあると紹介すると、みんな驚きます。賃上げと一体に、労働時間を短くして自由な時間を増やす。あらゆる世代の願いです。その実現のためにみなさんと力を合わせたい。


2024年10月16日水曜日

自民党政治をチェンジ!

  

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


総選挙が始まりました。国会が開会してから解散まで戦後、最短です。

 自民党の組織的な犯罪である裏金問題でも統一協会との癒着でも逃げの一手の自民党。それだけではありません。物価高騰対策や労働者の賃上げも無為無策の自民党。

 そんなときに、日本被爆者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞のニュースが飛び込んできました。心からおめでとうと言いたい。

 思い出すのが1980年代、核兵器廃絶運動が広がったときに、核抑止を正当化する動きが強い中で、核兵器即時廃止を訴えたのが被爆者の皆さんでした。

 あれから30数年すぎて、世界は核兵器禁止条約を求める流れに大きく変わりました。なぜ、被爆国の日本政府は変わらないのか。

 今年7月に北海道ノーモア・ヒバクシャ会館に行きました。全国初の民間の原爆資料館です。被爆者の皆さんから話を聞きました。「原爆の恐ろしさを知っている日本こそ、核兵器禁止条約に批准すべきです」と語られました。

 受賞を受けて、日本共産党の田村智子委員長はテレビの党首討論で「唯一の戦争被爆国、核を違法な存在として核兵器禁止条約に参加すべきだ」と訴えました。石破茂自民党総裁(首相)は「日本の周りは核保有国だらけ。米国の核抑止が効いている」と文字通り「核抑止論」の立場を鮮明にしました。

 日本政府が非核の日本に踏み出せば、世界は大きく変わります。戦争国家づくりストップ!自民党政治チェンジ!


2024年10月13日日曜日

宝の議席 獲得必ず

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

9日、石破政権は来議院を解散しました。15日公示、27日投開票となります。裏金問題でも統一協会との癒着でもまったく真相の解明もなし。石破茂総理は、国民に判断材料を提供すると言いながら、手のひらを返してたった9日間で解散です。「党利党略、裏金かくし解散」です。お金で政治をゆがめて何の反省もない自公政権に対して、日本共産党の勝利で厳しい審判を下しましょう。

9日の国会議員団総会では、田村智子委員長から「新しい希望の政治を開く確かな道を訴え、躍進を勝ちとろう」と力強い訴えがありました。今回で退任する笠井亮、穀田恵二両議員があいさつ。笠井さんは「被爆2世として一貫して核兵器廃絶に取り組み、核兵器禁止条約の誕生に立ち会えた。共産党ならではの活動ができた」、穀田さんは「志位議長とともに93年に当選し政治改革に取り組み、阪神・淡路大震災では現場に駆けつけ、初めて個人補償を提起し今日の被災者生活再建支援法に実った」と語り、それぞれ「国民の苦難あるところ日本共産党あり」の原点に立って、豊かに発展させてきたと実感しました。唯一の小選挙区で議席を獲得してきた沖縄1区の赤嶺政賢さんが、「オール沖縄」候補者の一人として、困難を乗り越えて必ず勝ち抜いて戻ってくると決意を表明しました。

日本共産党の候補者は希望の光となる宝の議席です。比例代表を軸に、かけがえのない議席獲得へ私も全力を尽くす決意です。


2024年10月9日水曜日

必ず国会へ

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


自公政権に、もう任せるわけにはいかない。道内をまわって、痛感する日々でした。

 「米が買えないので、子どもの弁当にイモを入れました」。まるで戦時中です。

 「孫の学費・生活費に、年金から月八万円を出している」。学生も親も高齢者も、これほど苦しまないと学べない日本でいいのか。

 「夫が帰宅して食事・仮眠したら、また職場へ行き帰宅は深夜」「正社員なのに、妊娠したら『休みが必要でしょう』とパートにされた」。こんな働かされ方や、女性というだけで受ける差別が広く残されています。

 訪問介護の事業者がゼロの市町村は12、1つしかない市町村は70。鉄路もバス路線も廃止のうえ、JR運賃は大幅値上げ。石破首相は所信表明で「若者・女性に選ばれる地方を」と述べましたが、地域切り捨てを進めてきたのは自民党政治だったのではないか。

 「戦争する国づくり」も進められるなか、立憲民主党が安保法制=戦争法の存続に道をひらく態度で、大軍拡を食い止める力になれるのでしょうか。日本共産党の議席があってこそ、市民と野党の共闘でも新しい発展の流れがひらかれます。

 日本共産党の議席は、これだけの願いが詰まった議席です。だから国会で揺らぐことなく、一歩も引かない質問ができます。カネと利権の力で動く政治を変えるには、国民の声で動く日本共産党が躍進してこそと、堂々と訴えていきたい。

 いよいよ総選挙。「比例は日本共産党」を広げに広げ、必ず国会へ戻ります。


2024年10月2日水曜日

北海道の議席奪還へ

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


自民党の新総裁が石破茂氏になりました。決定直後に受けた地元紙の取材で、記者が裏金議員の公認問題について「後退しちゃいましたよね」と言っていたのが印象的でした。当初の威勢のよさはどこにいったのか、次々に発言が変わっています。

 新閣僚の顔ぶれをみても、これまでのように女性はごくわずか。石破氏は、「日米同盟を米英同盟並みに引き上げることが私の使命」として同盟強化とアジア版NATOの創設まで主張し、経済政策で岸田路線を継承するといっています。結局は表紙を変えても中身は変わらない。これまで以上に悪くなるかもしれません。臨時国会で徹底的な議論が必要です。ところが早々に解散しようとしています。

 能登半島では、地震に続いて豪雨災害で甚大な被害となりました。現地とオンラインでつないだ党対策本部会議では、避難所に毛布しかない、朝食と昼食がパンで夕食はお弁当などの困難な実態が次々と報告されました。二重の被災で心が折れかけている被災者のくらしや生業を支える補正予算審議が必要です。

 旧優生保護法の被害者への補償法について超党派で議論が行われてきました。議論と成立は緊急に行わなければなりません。

 総選挙にむけ、労働時間を短くして自由な時間を増やそう、高齢者の人権と尊厳を守ろうなど、相次いで発表した党の政策が歓迎されています。いよいよ総選挙。北海道の議席奪還へ、みなさんと力を合わせて奮闘する決意です。