紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
総選挙が始まりました。国会が開会してから解散まで戦後、最短です。
自民党の組織的な犯罪である裏金問題でも統一協会との癒着でも逃げの一手の自民党。それだけではありません。物価高騰対策や労働者の賃上げも無為無策の自民党。
そんなときに、日本被爆者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞のニュースが飛び込んできました。心からおめでとうと言いたい。
思い出すのが1980年代、核兵器廃絶運動が広がったときに、核抑止を正当化する動きが強い中で、核兵器即時廃止を訴えたのが被爆者の皆さんでした。
あれから30数年すぎて、世界は核兵器禁止条約を求める流れに大きく変わりました。なぜ、被爆国の日本政府は変わらないのか。
今年7月に北海道ノーモア・ヒバクシャ会館に行きました。全国初の民間の原爆資料館です。被爆者の皆さんから話を聞きました。「原爆の恐ろしさを知っている日本こそ、核兵器禁止条約に批准すべきです」と語られました。
受賞を受けて、日本共産党の田村智子委員長はテレビの党首討論で「唯一の戦争被爆国、核を違法な存在として核兵器禁止条約に参加すべきだ」と訴えました。石破茂自民党総裁(首相)は「日本の周りは核保有国だらけ。米国の核抑止が効いている」と文字通り「核抑止論」の立場を鮮明にしました。
日本政府が非核の日本に踏み出せば、世界は大きく変わります。戦争国家づくりストップ!自民党政治チェンジ!
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