2017年11月21日火曜日

新たなたたかい始まる


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 総選挙後の特別国会は、国民を無視する安倍政権の身勝手
さと市民と野党の共同の力の対決が鮮明になる中ではじまり
ました。
 総理に再選されたとたんに、国会を閉じようする安倍総理
に1カ月以上の審議を求め、39日間の会期を確保。総理の指示
による「野党の質問時間の削減」も、野党の質疑時間を与党の
2倍の時間まで押し返し、加計学園などの疑惑隠しの追及の論
戦を行うなど、総選挙を受けて新しいたたかいが始まりました。
 何と言っても、1日に国会開会以降、市民、民主団体の動きが
活発です。安倍改憲ストップ3000万署名推進の院内集会、労働法制改悪阻止を
掲げる全労連、国民大運動や建設アスベスト訴訟の原告団、さらに医療・介護、
社会保障切り捨てノーの院内集会。北海道の農民連盟も院内集会を開催し、初めて
日本共産党に案内があり、あいさつしました。
 要請の内容は、すべて切実です。こうした取り組みを通じて共同を発展させる
ことの重要性を感じます。「畠山(和也)さん、残念だったけど次は必ず!」と声も
かけられました。
 17日、安倍総理の所信表明演説が行われました。国会で総理がまともに口を開いた
のは半年ぶり。「謙虚で丁寧な説明」といいながら、加計学園問題などは全く言及が
ありませんでした。日本共産党の奮闘がいよいよ求められています。
                (しんぶん赤旗 2017.11.19掲載)