紙智子 参院議員
「国会かけある記」
あっという間の総選挙。希望の党と言う逆流が生まれる
なか、市民と野党の共同は前進したとの思いはありますが、
北海道で共産党の議席、畠山和也議員の議席を失ったと
いう複雑な思いでいます。
安倍政権は6月に通常国会を閉会してから、内閣改造を
行った後も野党の臨時国会開催の要求に応えず国会論戦を
避けました。そして、いきなり9月28日には野党の共同
が進むのを恐れて臨時国会を開き衆議院の解散に打って
出ました。「森友疑惑」「加計疑惑」などを隠ぺいし、
9条の改憲も農政もまともに語ることはありませんでした。
私たちは、市民と野党の共同を分断する新たな逆流に屈せず、安倍暴走政治
を終わらせるために奮闘し、立憲主義、民主主義を取り戻す貴重な第一歩を築く
ことができました。
11月1日に国会が始まり安倍内閣が継続することになりましたが、与党議員
からは「(総選挙に勝ったが)信任を受けたと考えるのは早計だ」と言う声が出
るなど、盤石ではありません。
畠山前議員が取り組んだTPP(環太平洋連携協定)の批准を許さないたた
かい、農協解体など安倍官邸農政と対決するたたかいは、大きな財産を築きま
した。JR北海道の廃線問題、泊原発、豪雨被害など、道民の切実な願いを
実現する活動も群を抜きました。
畠山前議員は「いつでも国会に戻れる活動をする」と言われましたが、安倍暴走
政治をストップさせ、北海道の議席をいち早く回復するために頑張る決意です。