2017年11月13日月曜日
守れ鉄路 新たなたたかい
畠山和也 前衆院議員
「国民の願いを胸に」
一生懸命応援してくれた青年が「元気になれま
せん」とネット上に書き込んでいました。その思い
が痛いほどわかります。私がくよくよしている場合
ではありません。JR北海道や「核のゴミ」処分
問題と準備していた質問ができない悔しさをバネに、
とことん北海道で活動していきます。
道内の党地区委員会を訪ね、JRで回っています。
家族連れや観光客もいれば、通勤や通学に使って
いる方たちが次々乗車します。
先人たちはどうやって鉄路を敷いていったのだろうか、改めて関心が湧いて
きます。
行く先々で「力になれずごめんね」「また頑張ろう」と熱い激励を受けます。
鉄路がなくなるということは、人と人との出会いや、築き上げてきた北海道の
歴史、つながりを失っていくことです。これで地方が元気になるはずがありま
せん。
国民の共有財産を切り刻み、利益優先、市場まかせで出発したJR。北海道
はこの30年間で本州との格差が広がり、地域経済の破壊が深刻化しました。
欧州では、人のつながりを断つなと国の責任で維持しています。
安倍首相は、米国から求められるまま新たな武器を買う約束をしました。その
お金の一部で鉄路は守れるではないか、国会で徹底的に追及したい気持ちでいっ
ぱいです。
JR北が廃止を狙う釧網本線。網走駅から乗り込んできた高校生がまぶしい。
この子たちの未来を奪われてたまるか、新たなたたかいは始まっています。
(しんぶん赤旗 2017.11.12掲載)