紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
2021年も残り僅かになりました。岸田文雄内閣のもと、臨時国会は総理の所信表明演説に対する各党の代表質問と、21年度補正予算を審議する予算委員会が行われ、岸田内閣の危険性があらわになりました。看過できないのは、森友問題で文書改ざんを強要され命を絶った近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、「夫はなぜ亡くなったのか、真実を知りたいだけ」と起こした訴訟を、政府が「認諾」という形で一方的に裁判を終わらせたことです。口では「丁寧な説明」と言いながら真相を隠すやり方は安倍政権以来、変わっていません。説明責任を果たすべきです。
総理が「敵基地攻撃能力も含めあらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討する」と述べたことも重大です。第二次安倍政権による集団的自衛権の行使容認に続く立憲主義の破壊です。与党と維新の会は憲法審査会を動かすことに躍起になっていますが、憲法改悪を許さない国民運動を大きく広げましょう。
女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める集会、福島原発事故の賠償と汚染水の海洋放出中止する具体的な対案を求める福島農民連の行動、米価暴落対策や戸別所得補償の復活や自給率向上など求める全国食健連の行動など、政府への要請活動が活発に行われました。コロナ禍で生乳が過剰になっています。22日、閉会中の農林水産委員会が開かれます。現場の実態と要求を示し政府に対策を迫ります。
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