2022年5月12日木曜日

子どもたちの笑顔を頭に浮かべ

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


 「チェルノブイリ原発事故の時に、避難してきた子どもたちを受け入れたことがあります。ウクライナのニュースを見るたびに、もう大人になったあの子たちが、たたかいの最前線にいるかもと思うと心配でなりません」。つどいに参加された女性の言葉です。

 ロシアの攻撃を早く止められないのかと、もどかしく感じます。しかし、軍事で対抗すれば報復の悪循環。家庭や職場、地域、SNSなどで思いを形にしていくことは決して無駄ではないはずです。世論の高まりはウクライナやロシア国内にも届いていると確信しています。

 別のつどいで「防衛費倍増とか、今さら安倍元首相が出てきて何を言ってるのか」と語った方は「でも、そういう声が多数になるのではと心配になる」とも。マスコミが、このような発言を垂れ流している現状が危ないとの発言もありました。私もそう思います。

 自民や維新などによる軍事力強化をとの主張は、外交の力を投げ捨てることにつながります。いま議論すべきは自衛隊員を戦地に送ることではなく、隊員に血を流させないための外交をどうするかではないのか。大事な一人ひとりの命なのです。

 冒頭に紹介したチェルノブイリの子どもたちは、キャンディが大好きだったとか。おいしいものを食べられて、大好きな家族と安心してくらせる世界と日本へ。子どもたちの笑顔を頭に浮かべながら、全道をまわります。

 


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