畠山 和也 元衆議院議員
「国民の願いを胸に」
党の第10回中央委員会総会の際に吉俣洋青森県議から、札幌市の夜間中学を視察したと聞きました。 学びを保障する努力に学ばされたとのことでした。
札幌市立の夜間中学には100人を超える入学があり、道内各所でも自主夜間中学が貴重な役割を担っています。日本共産党も、道議会や札幌市議会で取り上げてきました。
10代から戦争経験者までが通い、外国ルーツの方もいます。 学校のあり方を話し合う場には、希望する生徒も入れるそうです。
「教えるとは希望を語ること」(フランス詩人ルイ・アラゴン)との一節を思い出しました。
夜間中学を題材にした山田洋次監督の映画「学校」を見た時、学校は希望が見える場所でなければならないと衝撃を受けました。途中で教職を離れた私ですが、教育基本法改悪のたたかいなどに取り組んできたつもりでした。だからこそ、子どもにも教員にも余裕がなく、競争と自己責に覆われた教育行政をどうしても変えたいとの焦燥感にも駆られてきました。
来年1月に開かれる党大会の決議案には、人権分野で「子どもの権利条約の具体化・実施を」と掲げられています。心から大歓迎。この条約を、学生時代に何度も学んだ記憶がよみがえりました。札幌市でも、子どもの権利条例があるではないですか。
ガザ地区の子どもたちに胸を痛めつつ、初心に立ち返って頑張りたい。
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