紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
「こんばんは」と玄関から入ると、子どもたちの元気な声が聞こえてきました。ドアには、「署名2200筆!」と書いてあります。
二階に案内され、保育士さんの控室で園長先生とあいさつを交わすと、女の子が「先生!足が痛いの」と裸足の足を出しました。親指から血が出ています。園長先生は「ばんそうこう貼っておこうか」と、貼ってあげると、女の子は、お礼を言って元気よく出ていきました。
10月末、札幌市内の保育園にうかがい保育士の増員の請願署名を受け取り懇談したときのことです。市保育連の役員の金倉かずささんが、市の保育の現状と、これまで保育士や父母の会が力をあわせて運動し改善させてきた歴史を紹介。その後、4人から、請願署名への思いが語られました。
保育士さんは「大好きでなった保育の仕事だけれど、人手が足りず体力がもたない」、「若い保育士さんに来てほしい」、と語りました。
保護者からは「ここの保育園では最高の保育をやっていただいている。保育士のみなさんには本当に感謝しています」。一方、「保育士さんたちの大変さを思うと、議員の方には現場を見て、本気で配置基準を増やしてほしい」との真剣な訴えです。
保育士の配置基準は1・2歳児で67年から、4・5歳児で48年から改善されず、あまりにも切実で当然の願いです。一言一言に胸をうたれ、請願署名の大切さをお話しし、「必ず国会に届けます」と約束しました。
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