2024年11月27日水曜日

農業・漁業者の声国会へ

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


2223両日、オホーツク地域で農漁業調査と地域の党支部の懇談に参加しました。佐呂間町で漁業調査、北見市と訓子府町で酪農・畑作調査、津別町と訓子府町でミニつどい、訓子府町前町長の菊地一春さんと対談と、貴重で濃厚な2日間となりました。

 あらためて感じたのは、気候変動が漁業や農業に与える影響です。

 佐呂間漁協では、海水温上昇による影響でホタテの稚貝の生育が遅れています。原因の究明、気象条件に見合う採苗技術の確立、情報提供システムの開発などが課題です。大量に出る貝殻対策も模索が続いています。

 秋サケ資源の減少については、費用や研究の継続性に課題があり、国としての推進体制をつくってほしいと要望が出されました。最も困っているのは魚が獲れないこと、収入がなければ漁師を続けられません。

 ビートは生産抑制政策が続いています。北海道の輪作体系(イモ、麦、ビート、豆などローテーションで連作障害を防ぎながら生産する方法)を守るためにも必要な作物です。砂糖が余っているという理屈ですが、生産者は納得していません。

 酪農の危機も脱していません。資材費(肥料や飼料等)に所得が追いついていません。生産抑制しているのにバターを輸入していることにも批判が出ています。次の世代も経営が成り立つように、国の支援が必要ですので、国会でも取り上げたいと思います。

ミニつどいに参加した方から新しい仲間を迎えることができたのは大きな喜びです。


0 件のコメント:

コメントを投稿