2014年9月3日水曜日

仲間よ、闘うことを忘れるな



 はたやま和也 日本共産党北海道委員会書記長
    「かけある記」


  お盆明けに、レッド・パージ被害への救済勧告が札幌
弁護士会から出されました。
国鉄で働いていた苗川清一郎さんの申し立てを受けたも
ので、3月の舛甚秀男さん・加藤哲夫さんに続き3人目
となりました。
「アカ」の名で職場を追い出され、64年にわたる
名誉回復のたたかいです。
政府は正面から受け止めてほしい。
 「レッド・パージ被害者の名誉回復と補償を求める北海道懇話会」
の総会に参加し、苫小牧・王子製紙労働組合でのレッド・パージ反対の歴史について
講演も聞きました
犠牲となった仲間を職場に戻せと組合が一致して要求し、社宅の仕事ですが従業員並の
待遇を約束させます。この結果に危機感を抱いた経済界が介入を強め、組合は
145日にわたる無期限ストに突入しました。
 いわゆる「王子争議」です。資料を整理された冊子をいただきました。
 争議責任を理由に解雇された労組委員長が、レッド・パージ復職闘争をふりかえって
書いています。
「闘いの動機はイデオロギー的な色彩より、旧職場の仲間の窮状を見かねた“素朴な
現状かもしれません。でも、身近な仲間を助けられず、政治を変えることができるのか
「アカ」と言われても立ち上がった歴史から、私も誠実に学びたいと思っています。