2015年3月3日火曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「代弁したい声がある」

 農業改革についての質問を控えていた前日、西川農林
水産大臣の辞任。
質問する相手を失ったかと思えた矢先、全閣僚が並ぶ
基本的質疑の時間をいただきました。
いきなり安倍首相との論戦となったのです。
 用意した質問の柱は二つ。しかし、農協改革での質問に
時間がかかり、用意していた質問が残りました。
悔しい!被災した近隣農家の水田を請け負った石巻市の
農家の声を代弁したかったのです。
 米価下落で減収は1000万円。それでも「地域の田を支え
る使命感」から、45㌶を守ってきた男性は「被災地が
経済原理に投げこまれれば、地域でふんばる担い手はいなくなる」「TPP
参加に向けて小さな農家を一掃するのが、政府の狙いではないか」と、安倍
政権に批判の目を向けています。この声をぶつけたかった。
 質疑のなかで安倍首相は「家族経営は大事。企業参入と対立させるもので
ない」と答弁しましたが、それで現場は納得しない。
大事というなら、なぜ交付金の削減か。なぜTPP推進か。進む道が違って
います。
この議論の続きは、農林水産委員会で徹底的におこないます。
がんばらなくちゃ。
 社会保障、原発、雇用など質問したいテーマは山ほどありますが、同僚
議員とも分担しあい、どの分野からも安倍首相を追い込んでいきたい。
力が入ります。
        (しんぶん赤旗 2015.2.26 掲載)