2025年2月22日土曜日

国会審議を愚弄する裏金・自民

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

裏金事件の解明を妨害する自民党。衆院の予算委員会で決めた旧安倍派会計責任者の松本淳一郎氏の参考人質疑は、日本共産党の質問を排除した上、質問者や質問内容にクレームをつけるなど、国会審議を愚弄(ぐろう)する異常事態に。

裏金事件に反省しない自民党政治は許せません。

一方、国会では政治を変えるつどい、集会が続いています。18日は「令和の百姓一揆」が。「私たち百姓は安全でおいしい農産物を作るために、日々土地を耕し家畜を養い、自然と向き合い農業を営んできました。しかし、農業を続けていくことが困難になり、急激な瓦解(がかい)の中で今や風前のともしびになろうとしています。果たしてこの国から農民が消えていいのでしょうか、農村が消えていいのでしょうか。未来にわたって農、食、地域を支え、次代にタスキを渡したい。途切れさせてなるものか!」こんな地域の百姓が集まりました。

山形県に住む菅野芳秀実行委員会代表が呼びかけ人となり、稲作、野菜、果樹、畜産農家、酪農、有機農家が発言。能登半島地震の現場からは農業協同組合の組合長がオンラインで現状を告発しました。330日は東京で「トラクター行進」が計画されています。

新日本婦人の会は軍事より暮らしに、選択的夫婦別姓を今すぐ実現など40万人分の署名を、私学助成の会も228万人分の署名を提出するなど、各分野のたたかいが強く展開されています。このたたかいと連帯し頑張る決意です。


2025年2月19日水曜日

国民の声と運動広げる

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


2月に入り千葉市と岩手県岩泉町の酪農家との懇談とつどい、北海道長沼町のつどいで、リアルな現状と政治へのあふれ出る要望をお聞きしました。

 酪農は、飼料や燃料など資材費が高騰・高止まりし、乳価が上がっても厳しい経営状況が続いています。「国は牛の頭数を増やせ・減らせと言うが、搾乳できるまで3年かかる。酪農の初歩がわかっていない」、「なぜ酪農を続けているのか?」と聞かれたら「先代が築き上げてきたものを、ここで手放したくない。牛飼いの意地で続けている」などの発言が相次ぎました。衆議院で予算審議が続いています。大軍拡ではなく、いのちと暮らし優先を、その声と運動を広げていきたいと思います。

 独立行政法人・家畜改良センター新冠牧場に保存されていた、アイヌ民族の強制移住に関わる文書について、2023年5月、参議院行政監視委員会で取り上げました。国立公文書館に移管された文書を閲覧し、101冊を超える資料のなかで閲覧できたのは4冊でしたが、「新冠村旧土人嘆願書に関する件」を目で確認することができました。永久保存され誰でも閲覧できるようになったことは重要です。

 7日は「北方領土返還要求大会」が都内で行われました。石破茂首相は米トランプ大統領との首脳会談を優先しました。平均年齢90歳になろうとしている元島民の訴えを聞かない総理、1月には〝北方四島に核ごみ〟発言を肯定した経済産業省幹部。政府与党の領土問題の位置づけの低さに怒りを禁じ得ません。


2025年2月15日土曜日

もう「亡国の農政」変えよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


理論政治誌『前衛』の企画で、農民連の藤原麻子事務局長と対談しました。衆院議員の時は農林水産委員で、何度も農民連のみなさんから話をうかがいました。藤原さんとはTPP反対運動の場面でも交流し、青森県出身という縁もあり今回の企画となりました。

物価高騰で食べるにも困る人が続出し、米不足や畜産・酪農の経営危機も続いています。「もう規模拡大も限界」(北海道)「耕作放棄地を見てほしい」(秋田市)など、各地で聞いた切実な声も忘れられません。

そもそも食料自給率という大目標まで投げ捨てるようでは「亡国の農政」と言うほかなし。その中で農民連が消費者とつながり、食料支援や学校給食で活用が広がるなど、粘り強い運動を続けています。もう自民党農政を変えようと、盛り上がる対談となりました。

北海道で、ある農協の組合長が『赤旗」は(裏金事件のスクープなど)すごいことをやっている」と、地元市議に声をかけたそうです。「あんたたちは(すごさを)分かっているかい。何をやっているんだ」と、激励を込めて言われたとのこと。この期待に応えなければと私も背中を押されました。

農民連で対談後に、ある方から「はたやまさんの国会質問は毒とユーモアがあるので注目していました」と言われました。自民党には毒でも、農家には愛情たっぷりの質問をしたはずですので、必ず議席を勝ち取って続きの質問をと決意を新たにしました。


2025年2月12日水曜日

核のごみ押し付けるな

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


核のごみの最終処分場をめぐる説明会で、参加者が北方領土に処分場を建設することを提案したのに対し、経済産業省の幹部が「実現するのであれば魅力的な提案だ」、原子力発電環境整備機構(NUMO)の幹部が「一石三鳥四鳥」と発言したことについて、経済産業省とNUMOに対し紙智子議員とともに重大発言だと見解をただし、厳しく抗議しました。

 石破首相が「発言の意図は分からない」としたことをうけ、どういう意図の発言なのかをたずねると、「ご意見に感謝するつもりで『魅力的』と発言した」「ご意見を確認するつもりで『一石三鳥四鳥』と言った」などというだけで、発言の意図を確認していないというのです。理解しがたい言い訳であり、無責任です。

 紙議員が、「今年は北方領土から元島民が強制的に追い出されて80年になる。領土問題の解決にも影響しかねない発言は重大。容認できない」と抗議したのに対し、「北方領土に対する認識を欠いていた。担当課では認識を共有した」といいます。ところが、問題の発言を行った課長が職員に対して口頭で話をしただけというのです。この対応にも抗議しました。

 核抜き条例があるにも関わらずこうした発言が行われるというのは、地方自治への介入につながる問題でもあります。道議会では真下紀子道議がこの問題を追及しています。北方領土への認識、核のごみを押し付けるやり方などいずれも許されないことです。


2025年2月8日土曜日

政治変える呼びかけ広げ

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

 

夏の参選に福島選挙区から小山田友子さんが立候補すると発表されました。

出身の樽葉町は東京電力福島第1原発の20キロ圏内で、第2原発も立地しています。原発事故による避難で家族別々に暮らさざるを得ず、高校に通うために1 人暮らしでした。当時、民青同盟の高校生班の援助で何度も通い、近所の人が親切にしてくれたことや学校のことなど近況を話しあったこと、ケーキを作って交流したことなどを思い出しました。原発がひとたび事故を起こせば取り返しのつかない被害をもたらし続けることを自身の経験から語り続け、原発ゼロの実現を発言し続けてきました。

北海道では宮内しおりさん、青森県ではおぎの優子さんがすでに候補者として活動しています。願いや声を聴いて希望を語る、大雪被害の対策を求めるなど奮闘されています。はたやま和也さんはじめ、比例5人と選挙区での勝利、自民党政治を変えるために力を合わせたいと思います。

記者会見の後、友子さんと県委員会、県議団のみなさんと、街頭で立候補の報告とシール投票を行いました。「学費がもっと安ければ学校を選ぶ選択肢が増える」「給料が上がってほしい」「男らしさや女らしさではなく自分らしく生きたい」など、思いや願いが次々出されました。あなたの願いを日本共産党と一緒に実現しよう、政治を変えよう。こんな呼びかけをどんどん広げたい。

2025年2月5日水曜日

要求や願いを聞くことの大切さ

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


参議院北海道選挙区予定候補の宮内しおりです。「全道ひとつ」の北海道選挙区でみなさんと力合わせて頑張ります。はたやま和也さんを含む比例予定候補全員を国会に、北海道からは私をはたやまさんと一緒に送ってください。

 先日、地域を後援会の方とまわりました。「もう来なくていい。新聞もチラシもいらない」と訪問先の女性が怒った口調で言いました。どうしたのか話を聞くと「結局どこの政党も変わらない。汚いカネがらみの政治のまま。生活もどんどん悪くなる。政治に不信感しかない。だからもういいの」。本当に怒っていて、絶望していることが伝わってきます。

 私から日本共産党は企業団体献金も政党助成金も一円も受け取らず、裏金問題の解決のために「しんぶん赤旗」の報道と国会論戦でたたかっていること、長年自民党はわいろ性の高い企業団体献金を受け、財界・大企業の利益のための政治をやってきたことをお話しました。「日本共産党はもっと力をつけながら頑張るから、政治を諦めないでほしいし、応援してほしい」という後援会の方の言葉に少し心がほぐれ、被団協のノーベル平和賞受賞や自身の病気、子どものことをぽつぽつと話してくれました。購読にはなりませんでしたが「また夏に来て」と言ってくれました。お会いできて良かったです。

 要求や願いを聞くことの大切さを実感しました。対話を通じて切実な思いを聞きながら全道をまわりたいと思います。