2025年2月12日水曜日

核のごみ押し付けるな

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


核のごみの最終処分場をめぐる説明会で、参加者が北方領土に処分場を建設することを提案したのに対し、経済産業省の幹部が「実現するのであれば魅力的な提案だ」、原子力発電環境整備機構(NUMO)の幹部が「一石三鳥四鳥」と発言したことについて、経済産業省とNUMOに対し紙智子議員とともに重大発言だと見解をただし、厳しく抗議しました。

 石破首相が「発言の意図は分からない」としたことをうけ、どういう意図の発言なのかをたずねると、「ご意見に感謝するつもりで『魅力的』と発言した」「ご意見を確認するつもりで『一石三鳥四鳥』と言った」などというだけで、発言の意図を確認していないというのです。理解しがたい言い訳であり、無責任です。

 紙議員が、「今年は北方領土から元島民が強制的に追い出されて80年になる。領土問題の解決にも影響しかねない発言は重大。容認できない」と抗議したのに対し、「北方領土に対する認識を欠いていた。担当課では認識を共有した」といいます。ところが、問題の発言を行った課長が職員に対して口頭で話をしただけというのです。この対応にも抗議しました。

 核抜き条例があるにも関わらずこうした発言が行われるというのは、地方自治への介入につながる問題でもあります。道議会では真下紀子道議がこの問題を追及しています。北方領土への認識、核のごみを押し付けるやり方などいずれも許されないことです。


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