紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
2月に入り千葉市と岩手県岩泉町の酪農家との懇談とつどい、北海道長沼町のつどいで、リアルな現状と政治へのあふれ出る要望をお聞きしました。
酪農は、飼料や燃料など資材費が高騰・高止まりし、乳価が上がっても厳しい経営状況が続いています。「国は牛の頭数を増やせ・減らせと言うが、搾乳できるまで3年かかる。酪農の初歩がわかっていない」、「なぜ酪農を続けているのか?」と聞かれたら「先代が築き上げてきたものを、ここで手放したくない。牛飼いの意地で続けている」などの発言が相次ぎました。衆議院で予算審議が続いています。大軍拡ではなく、いのちと暮らし優先を、その声と運動を広げていきたいと思います。
独立行政法人・家畜改良センター新冠牧場に保存されていた、アイヌ民族の強制移住に関わる文書について、2023年5月、参議院行政監視委員会で取り上げました。国立公文書館に移管された文書を閲覧し、101冊を超える資料のなかで閲覧できたのは4冊でしたが、「新冠村旧土人嘆願書に関する件」を目で確認することができました。永久保存され誰でも閲覧できるようになったことは重要です。
7日は「北方領土返還要求大会」が都内で行われました。石破茂首相は米トランプ大統領との首脳会談を優先しました。平均年齢90歳になろうとしている元島民の訴えを聞かない総理、1月には〝北方四島に核ごみ〟発言を肯定した経済産業省幹部。政府与党の領土問題の位置づけの低さに怒りを禁じ得ません。
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