2025年5月19日月曜日

 

岩渕 友 参院議員

「国会かけある記」


 原発固執政治からの転換を

 台湾では17日、アジアではじめて原発ゼロとなりました。きっかけは東京電力福島第一原発事故です。

 先日、全国革新懇と福島県革新懇が主催する、原発シンポジウムにパネリストとして参加しました。

 原発事故から14年。事故の被害の実態を明らかにし、政府の福島切り捨て政策を告発、政府や財界が進める「復興」を問い、原発推進政策を撤回させ、原発ゼロの展望を示すシンポジウムになったと思います。

 事故後、原発ゼロを求める声と運動は大きく広がりました。このたたかいが再稼働を許さない力になってきました。原発を稼働させたい財界と自公政権が一体となって、原発回帰への転換が進められ、先日閣議決定された第7次エネルギー基本計画には原発の「最大限活用」が書き込まれました。けれども、4万件を超えたパブリックコメントの多くは反対意見だったといいます。「原発はない方がいい」というのが多くの国民のみなさんの本音だと思います。

 再生可能エネルギーの導入が進むもとで、再エネの電気を捨てることになる出力抑制が増えています。さらに原発は出力調整が簡単ではなくバックアップとして火力発電を使うので、とてもクリーンとは言えません。安全対策や維持の費用は高騰し、経済合理性もありません。何より核のゴミの処分場所さえ決まっていません。

 力を合わせて原発ゼロの実現を。参議院選挙で原発固執政治を変えていきましょう。

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