2025年5月3日土曜日

商工団体から率直な意見



 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

 

「この4年で最低賃金は2割あがったけれど、2割の利益をあげるのは大変」。福島県の商工団体の懇談会でこう言われました。党議員団、小山田ともこ参院選挙区候補とともに商工3団体を訪問。物価髙で「今の状況はくもり空か雨」「価格転嫁ができていない」という実態が語られ、トランプ関税による不安の声があがり始めているとのことでした。こうしたもとで「賃上げは大事なのは分かっているが、そのスピードを緩めてほしい」という率直な思いも寄せられました。

労働者のたたかいが最低賃金の引き上げという世論につながってきました。党でも、すぐにでも時給1500円、1700円へと提案しています。カギは中小企業への支援を抜本的に強めることであり、これが現場で求められています。

病院協会とも懇談。全国で6割の病院が赤字になるもと、福島県内でもコロナ禍以降、患者が減り、物価高は収益の伸びを上回るような状況で「今までにない赤字」だといいます。看護師などの離職が増え、子どもを産める病院が減り、医師不足で手術ができない病院が増え、集約化が進んでいるとのこと。「専門職だけ給料があがればいいのではなく、事務もいて保育所もあって働く環境を整えている。ここをみてもらいたい」という要望も出されました。

どこでも実態は深刻です。この声にこたえ、命とくらしを守る政治へ変えるためにみなさんと力を合わせたい。 

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