2014年7月9日水曜日
豆腐の値段がわかる政治家
大門実紀史参院議員 「国会かけある記」
先月末、苫小牧市長選挙の応援に行ったとき、駅前の商業ビル「egao(エガオ)」に立ち寄りました。今までエガオは地元のお店がテナントに入り、駅前の活気を担っていました。
しかしエガオを経営するサンプラザは、苫小牧市郊外へのイオンの出店などにより経営が悪化し、4月はじめに自己破産を申請しました。サンプラザはテナントの各店舗に対し一方的にエガオの閉鎖を通知。 テナント側は反発し自主営業を表明しましたが、先のめどはたっていません。
今から十年程前、イオン出店反対の運動に地元商店の方々と一緒に取りくみましたが、私たちが懸念したとおり中心商店街はさびれ、駅前のメインだったビルまで破産してしまいました。にもかかわらず現職市長は相変わらず大手企業の支援しか眼中にありません。
エガオで営業を続けるあるお店の女性は「いまの市長さんはダメ。工藤良一さん(日本共産党推薦・市長候補)でないと。工藤さんはお豆腐の値段がわかる人だから」といいました。
『お豆腐の値段がわかる政治家』―いい表現だと思い、そのあとの応援演説で使わせてもらいました。
ちなみに私も生活物価がわかる政治家です。なぜなら、どんなに遅くとも、近くの24時間スーパーであれ買ってきて、これ買ってきてと、しょっちゅう妻に指示されているからです。
庶民の代表、工藤さん大奮闘。結果は残念でしたが、今後のまちづくりにつながる重要なたたかいでした。