2025年6月18日水曜日

紙智子議員が最後の討論

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


勇退する紙智子さんの最後の本会議討論がありました。3年前も勇退を控えた市田忠義さんが討論を行っています。今回も議員団たっての希望で紙さんに討論をお願いすることになりました。

 東京電力福島第一原発事故のこと、お父さんの戦争体験、そして議員生活をかけて取り組んできた農林水産業についてなど、紙さんが多くの方とともに歩んできた24年間の思いがぎゅっと詰まった討論に、私も胸が熱くなりました。討論を終えると、与党も野党も関係なく、本会議場全体から大きな拍手が起きました。

 本会議後に参議院全体で行われた任期満了議員の送別会では、紙さんに次々声がかかりました。「お父さんの戦争体験の話があったけれど、私たちの世代はみんなそうだよね」と声をかけてきた自民党の議員、「討論をきいて涙が出そうになりました。一緒に活動できてよかった」という野党議員、「紙さんは国会の宝だ」とまで話す与党議員もいました。紙さんの人柄と、他党も認める論戦が信頼を築いてきました。

 紙さんは討論の最後に、えりも町で漁師さんから教わったという「志高清遠」という言葉を紹介しました。志を高く、清い心で遠大な理想を持って生きよという意味だそうです。紙さんの生き方そのものだと思いました。紙さんが締めくくったように、希望を語り、地域の営みが輝く未来をつくるために、参議院選挙で、日本共産党の躍進を必ず。


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