岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」
11日、「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」の共同提出が行われ、全国から寄せられた14万7918人分の署名が外務省に手渡されました。累計は156万5317人分にものぼります。
ちょうど先週、北海道ノーモア・ヒバクシャ会館にうかがったばかり。この会館は民間で初の原爆資料館で、被爆者の方々が集う場であり、被爆の実相を伝え、次の世代につないでいく拠点となっています。市民の方々がつくり支えてきました。北海道被団協が会員の方々の高齢化に伴って来年解散することになりましたが、活動は統けていくとのこと。会館は北星学園が譲渡を受け入れ、続けていくことになりました。
その時にお会いした被爆者の方から、東日本大震災と福島第1原発事故の後、自分が被爆者であると名乗りをあげたと聴いて驚きました。その思いや、被爆体験についてもうかがうことができました。核兵器廃絶の運動が、原発事故の被害者にも心を寄せ、連帯して運動を進めていることに励まされてきました。原発ゼロへの思いも大いに広げていきたいと思います。
核兵器禁止条約が採択された時の喜びと感動、そしてなぜ日本政府がいないのかという怒りが改めて思い出されます。あれから7年がたち、条約に参加する国が増え続け、ロシアが核兵器で世界を脅すなど緊迫した状況のもと、日本政府が条約に参加し核兵器のない世界の実現に今こそ力を尽くすべきです。
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