2024年7月17日水曜日

真に自由な社会へ

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


日本共産党は15日に、創立102年を迎えました。私が入党した1991年は、中国の天安門事件や東欧・ソ連の崩壊などが続いた激動の時代。「共産主義とは何か」を、学生同士で学び議論していたことを思い出します。

 当時から言われ続けてきたのが「共産主義には自由がない」。しかし、今の日本こそ生きづらく息苦しいし、長時間労働などで人間らしい生き方が奪われています。「人間の自由」が花開く社会こそ、日本共産党がめざすものだと堂々と広げていきたい。

 「私が道生連に入った1975年当時、女性の障害者に『妊娠してはいけない』と福祉事務所が平気で言っていた時代でした」。来賓として私が参加した、北海道生活と健康を守る会の定期大会での三浦誠一会長のあいさつです。

 最高裁で旧優生保護法が憲法違反と判決が出されたことに触れ、当事者が声を上げて勝ち取った「本当にうれしい成果」と強調し、「障害者・女性・生活保護受給者に、今も蔑視や差別があります。当事者が胸を張って生きられるような運動をしていきましょう」との呼びかけに、私もうなづきました。

 日本共産党は同法の成立や改定に賛成し、それが「重大な誤り」だったと総括・謝罪のうえで、被害者ら全員への賠償や差別解消を政府に求めています。真に自由な社会へ、私もいっしょに声にしていきます。

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