紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
6月には北海道の旭川・上川地域、徳島県阿波市、福島県郡山市と二本松市で、7月は兵庫県の東幡地域で農業シンポやつどいが開催されました。改定された「食料・農業・農村基本法」で農業で生活できるのか、高齢化・担い手不足が打開できるのか、共産党の考え方を聞いてみたいと、期待を持って多くのみなさんが参加してくださいました。私は、農家に自己責任を迫る新自由主義的な農政から人と環境にやさしい農政への転換を語りました。
「政治をどうするかにかかっているとわかった」「少規模農家も含め多様な担い手育成が地域にとっても大切」などの感想や「生産者のみなさんの米価が低すぎる」「減農薬や有機栽培を進め、学校給食に取り入れるため支援を」など課題や要望が出されました。
強く印象に残ったのは、新規に就農し野菜づくりに挑戦している若いご夫婦。「憧れていた有機農業に挑戦して野菜作りをやった。手をかけた作物が育ち収穫できた時の幸せを強く感じました」と語ってくれたこと。そして「ここに至るまで地域の支え、新たなつながりができたことも宝だ」との言葉です。あらためて農業の魅力の原点を感じるとともに、若い人の発言も目立ちました。
農業は、一年一年、天候に左右され、やるたびに条件が違うので、収穫するまで気を抜けません。農政の役割は、その努力を全力で応援することであって、切り捨てることではないとあらためて感じました。
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