2019年12月24日火曜日

増税で迷惑千万


岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 消費税の10%増税が強行されてから、間もなく2カ月がたとうとしています。政府が発表する経済の指標が軒並み落ち込みを示すなか、増税によってどんな影響がでているのか。山形県酒田市と鶴岡氏の中小業者と農家の方から話をうかがいました。
 「ローンが返せず、消費税も払えなくなり差し押さえされそうになって破産も考えた。今は数人の従業員で商売を続けており、自分も20年ぶりに肉体労働の現場に出ている。税金、税金でうんざり。そのなかでも消費税は突出している。何のために働いているのかという気持ちになる」という塗装業の方。
 「増税したからといって価格に転嫁できない」「消費税増税で迷惑千万。消費税を価格に転嫁できず、自分の代で商売は終わるからいいやとあきらめて、身銭を切っている仲間も多い」という方。「老舗といわれる店が閉店し客足が遠のいた。自分も撤退する」と話してくださった方のお店がある商店街はシャッターが閉まっている店が続きます。
 増税前から経済が冷え込んでいる地域に、10%増税が追い打ちをかけ、地域を壊しているのです。
 「こういう調査を全国的にやってほしい」「消費税問題で野党がまとまってほしい」という要望もいただきました。政府は経済対策より消費税は5%に減税を。大きな世論にするために、力を尽くす決意です。

2019年12月18日水曜日

再生可能エネルギーへの転換を


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

10月の台風・豪雨被害から2ヶ月。全国から寄せていただいた義援金を、被災自治体に届けながら、現状や要望をお聞きしています。これまで100年に1度、50年に1度と言われてきた台風が、来年も起きるかもしれないという不安が口々に語られ、どこでも気候変動の問題が話題になります。
先日まで行われていた第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議、COP25で日本はNGO団体が温暖化対策に後ろ向きな国を対象に贈る「化石賞」の2度目の受賞をしました。 
安倍政権のもとで石炭火力発電所の新設が進められていますが、国内にとどまらず、インフラ輸出戦略のもとで海外での石炭火力発電所建設への融資などを進めています。日本の官民が進めるインドネシア・チレボンの石炭火力発電所拡張計画も、日本政府が100%出資する国際協力銀行や日本の三大メガバンクが融資をしています。先日、反対する現地の方々が来日し、実態をお聞きしました。石炭火力発電所建設によって、環境汚染や生業への被害が問題になってきたことに加え、建設をめぐる贈収賄疑惑が浮上しています。その後、国際協力銀行から聞き取りを行いましたが、こんな案件に融資を継続していいのか、政府の姿勢が問われています。
グローバル気候マーチが世界中で取り組まれるなど、気候変動の緊急対策を求める若者の行動が広がっています。脱石炭、再生可能エネルギーへの転換へ、引き続き力を尽くしたいと思います。

2019年12月14日土曜日

農水委でも大事な議論


紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 疑惑を隠したい安倍政権と疑惑究明を求める野党との綱引きが続いたまま臨時国会(第200回国会)が閉幕しましたが、「このまま幕引き、逃げ切りは許さない!」という国民の怒りの声が、続いています。
 同時に、国民生活にかかわる大事な問題にも注目が注がれ、農林水産委員会を傍聴したJCPサポーターの皆さんが、インタビューに来てくださいました。
 「『桜を見る会』だけでなく、大事な問題が議論されていたんですね」と、受け止めていただいたことはうれしいことです。酪農・畜産価格を決める審議会(12月中旬)の前に、衆院と参院で農林水産委員会が行われました。
 強行された日米貿易協定にTPP11などをあわせた牛乳・乳製品の生産額への影響は、農水省の試算で、バターや脱脂紛乳1㌔あたり4~8円の減少、チーズは最大40円減少します。生産者が希望を失わずに、再生産できる価格設定にすべきだと求めました。サポーターの皆さんには新鮮に受け止められたようです。
 厚生労働省による全国の公立・公的病院の再編統合の対象病院に農林水産省が所管するJA厚生病院が含まれています。見解を求めたら農水相は「大変唐突で、非常に迷惑だ。『議論のたたき台』と言うが徹底して抵抗しないといけない」と答弁しました。地域医療の切り捨ては必ずやめさせましょう。




2019年12月11日水曜日

最悪の安倍政権


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」


疑惑を隠したい安倍政権と疑惑究明を求める野党との綱引きが続いたまま臨時国会(第200回国会)が閉会日を迎えました。
安倍政権のモラル破壊、税金と公文書の私物化は歴代自民党政権でも最悪です。公明党は最悪の政権を支えています。
国会審議も真摯に議論する姿勢は見られません。教員の変形労働制の導入や日米貿易協定の国会批准など、重要法案の審議でも、審議の前提となる、資料、情報も出さず、採決を強行するという議会運営をめぐっても、安倍政権の異常さを浮き彫りにしました。
7日に憲法とくらしちかほ実行委員会が、札幌地下街歩道で開催した「憲法とくらしちかほフェス」に参加しました。さっそく質問が出されました。公立学校の教員に1年単位の変形労働時間制を適応できるようにする法律案は、そもそも、「恒常的な残業がないこと」が前提であり、現実の教員の労働実態が、時間外勤務を「自主的勤務」として残業代も払われていない事実、時間外労働が発生している学校では、本制度を導入する前提を欠くと、現場からも反対の声が上がっているにもかかわらず、これを数の力で強行した。また、日米貿易協定も「ウィンウィンの合意」などではなく、日本の側の一方的譲歩で、農業を犠牲にし、経済主権も投げ捨てる安倍政権のアメリカいいなりの政治姿勢に、怒りの声が上がりました。安倍政権はが、数の力で通したと思っても、国民の抵抗をとどめることはできません。

2019年12月7日土曜日

命の平等を守る


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道内どこでも不満の声が聞かれる「桜を見る会」疑惑。ある新聞記者は「このまま幕引きなんておかしいですよ」と述べ、宣伝では「もっともっと言って」と怒り心頭という方から声をかけられました。安倍首相の逃げ切りを許さない世論を大きくするため、北海道でも頑張ります。
 いま各地で心配されているのが公立・公的病院の再編統合問題。名前をあげられた病院や自治体を回ると「地域医療に必要な病院です」「国は北海道の広さや気象条件をわかっていない」と、厳しい声が次々出されました。
 加えて渡島(おしま)管内八雲超町では国立病院の機能移転計画が大問題に。発表された患者の移送計画案では、函館までは休憩なし、札幌までも高速道路のサービスエリアで1回の休憩のみ。筋ジストロフィーや重症心身障害の患者がこれだけ長距離を移送されるのは、全国でも例がないようです。
 移送だけでも大きなストレスと不安がつきまとい、これまでの生活環境が大きく変わることも心配です。八雲病院労働組合の調査では3分の1の職員が引っ越すことができないもと、同じ医療を続けられるのでしょうか。不安は尽きません。
 日本という国に「命の平等」との考えはなくなったのか。自分の講演会や「お友達」ばかり優遇する安倍自公政権をかえなければと、心から感じる毎日です。


2019年12月4日水曜日

勝つまでたたかう


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

 
この文章を読まれるころは臨時国会も最終盤。「桜を見る会」疑惑に対して、道内でも強い不満や批判があふれています。北斗市での街頭宣伝では「税金のことなんだから、もっともっと話して!」と税金の私物化に怒りが収まらない方や、国会議員団事務所にも「厳しく追及する共産党に期待している」と激励の電話も。のんびりしていられません。私も怒りを持って、さらに訴えていきたい。
 先日、道労連(北海道労働組合総連合)が結成三十年を迎え、記念集会とレセプションに参加しました。昭和天皇の死去や消費税導入、国際的にはベルリンの壁が崩壊するなど激動の年に「たたかう労働運動のセンターを」と結成され、労働者の権利擁護の先頭に立ってきたのが道労連でした。
 私にとって強く記憶に刻まれたのが国鉄闘争で、この時期におこなっていた団結集会でした。国家的不当労働行為を告発し、たたかう当事者と家族が声をあげ、年越しを支えようと会場が一体となった連帯の力を肌で感じたことでした。「決して私たちは負けない。勝つまでたたかうからだ」。道労連に結集する働く仲間のがんばりに、どれだけ私も励まされてきたことか。
 レセプションには「市民と野党の共闘」の発展を示す来賓も見えられ、野党各党からメッセージも寄せられました。これまでたたかってきた三十年は、未来を拓く土台に必ずなっている。確信をもって互いにがんばろうと、熱いエールを交わした一夜でした。

2019年11月27日水曜日

強まる野党の共同


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」



季節は本格的な冬に向かっていますが、国会は「桜」の話題で持ちきりです。事実を明らかにしてきた野党追及チームは、メンバーを増員して「追及本部」に格上げされることになりました。野党が一緒にチラシを作成したことも画期的です。首相が出席する予算委員会で真相を明らかにしなくてはなりません。
桜を見る会の追及はさまざまなところに変化を起こしています。田村智子参院議員がメディアの人たちからこんな話をされたと言います。「自分たちは桜を見る会に参加していたのに、これを異常だと思わなかった。政権チェックが緩んでいたのではないかと反省している」と。報道が止むことなく行われている理由はここにもあるのかもしれません。
省庁も省庁分の招待者リストを明らかにしました。政治の私物化に関与させられていることへの怒りがあるのではないでしょうか。
野党の共同は消費税増税をめぐっても広がりつつあります。国会で「消費税5%への緊急減税で経済を立て直す・各界懇談会」が行われ、参加しました。消費税増税がいかに生活と生業に深刻な打撃を与えているか、参加された方々の発言で明らかになりました。嬉しかったのは、立憲民主党から初鹿衆院議員が、れいわ新選組から舩後参院議員が参加しあいさつしてくれたこと。
増税を押しつける一方で税金を私物化する安倍政権に怒りの声が次々寄せられています。安倍政治を終わらせて新しい政治の実現を。私も力を尽くします。


2019年11月23日土曜日

国会と「赤旗」の連携


岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 国会は「桜」に話題で持ちきりです。エレベーターでは、自民党議員からも「共産党、大注目だね」と声をかけられます。街頭でも国民には消費税増税を押しつけて、台風・豪雨被害で多くの方が大変な思いをしている時に、「税金私物化は許せない」と怒りが次々に寄せられます。
 質問した田村智子参院議員は、この問題を内閣委員会で質問する予定でした。2人の大臣が政治とカネの問題をめぐって辞任したにもかかわらず、安倍首相は説明責任を果たさないままです。
 野党が結束して求めるなかで集中審議が行われることになり、予算委員会で安倍首相に直接ぶつけることに。当日はテレビなどもほとんど取り上げませんでしたが、野党議員が「党派を超えて数年に一度の素晴らしい質疑」とSNSで拡散し、マスコミが取り上げるようになりました。野党共闘が大きな力を発揮しています。
 もう一つ忘れてならないのが、「しんぶん赤旗」の取材力です。首相の地元、山口県での取材を丹念に行い、「桜を見る会」が安倍後援会の一大行事になっていることを突き止めました。連係プレーが安倍首相を追い詰めています。
 野党追及チームは、来週にも「追及本部」に格上げし、結束して総力を挙げます。
 安倍首相は予算委員会で真相を明らかに。徹底的に追求するとともに、こんな政治はもう終わりにするために私も力を尽くします。

2019年11月20日水曜日

モラル破壊の安倍内閣を退陣へ


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」

国会会期末までは残り1か月を切りました。「桜を見る会」の話題が沸騰しています。10月に公職選挙法違反の疑いで法務大臣、経済産業大臣が辞任。任命責任はあると言いながら責任を取らない安倍総理。疑惑の幕引きを図ろうとした予算委員会で、今度は総理の疑惑が発覚。赤旗の調査を元に日本共産党の田村智子参院議員が追求しました。一言で言えば、公的行事の私物化、税金の私物化が問われています。
安倍総理になって、「桜を見る会」の参加者数が年々増加し、支出がどんどん増えつづけて、かかった税金は予算額の3倍にもなっていました。各界で「功労・功績のある方」を各府省が推薦するといいながら、総理の後援会員を山口から約800人も招待、しかも、前日には高級ホテルで前夜祭を開いていました。安倍事務所がとりまとめていながら「関与していない」ではすまされません。森友・加計問題でも問われた安倍総理の政治の私物化、お友達に優遇する政治が、またしてもやられていました。安倍総理自らの疑惑にもふたをして逃げようとする態度に、「許せない。安倍さんをやめさせて!」と怒りが沸騰しています。モラル破壊の安倍内閣を退陣に追い込もうではありませんか。
先週は、北海道の各地から、医療関係の皆さんが要請に来られました。いのちと向き合う現場で、医師不足、看護師不足の解決、待遇改善への切実な要請の訴えに、真摯に応えられる政治への転換がいよいよ必要です。

2019年11月16日土曜日

選挙協力協定?



紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
 
 日米貿易協定について、北海道新聞は「日本車への追加関税を突き付けられて2国間交渉に応じ、来年の大統領再選に向けたトランプ氏に成果をお膳立てしたようにしか見えない。脅しに屈し、妥協を重ねるのでは通商交渉とは呼べない」と報じました。
 安倍総理は参議院選挙が終わるまで、合意するのを待ってもらい、選挙が終われば今度は、トランプ大統領に協力しました。日米選挙協力協定だと指摘されています。協定内容もひどいこと、他の経済連携協定にないアメリカいいなりの規定が目立ちます。
 私も参議院農林水産委員会で、質問しました。協定文の付属書には、「アメリカ合衆国は、将来の交渉において農産品に関する『特恵的な待遇を追及する』という、協力な文言が入っている、このようにな強い言葉が入った協定文書は、他にないのではないか」と追及したところ、他にないことが明らかになりました。
 セーフガードは、輸入が急増した際に関税を一時的に引き上げ輸入の急増を抑える制度なのに、牛肉のセーフガードは、日本が発動したら、速やかに「発動基準を一層高いものに調整するため協議を開始する」などと書かれているのです。
 これほどアメリカのいいなりの文書を受け入れながら「国益に反する合意はしない」とよく言えたものです。今後、参議院での論戦で頑張ります。
 


2019年11月12日火曜日

#共産党は私だ

畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

公的行事である「桜を見る会」に、地元後援会から数百人規模で招待していた疑惑まで飛び出した安倍首相。国民には消費税増税を押しつけながら、みずからの後援会には税金で飲食をふるまうなど本当に許されない!
 大臣二人の辞任とあわせて国会で追及された安倍首相は、なぜか立憲民主党の議員に「共産党」とヤジまで飛ばすイライラぶり。見境がなくなっているのか、「アカ」呼ばわりすれば質問者がひるむと思ったのか真偽不明ですが、このヤジが思わぬ展開を生みました。ツイッター上で「#共産党は私だ」と「日本共産党で何が悪いのか」と反撃が広がっているのです。
 ツイッターで「#」マークをつけると、そのテーマでの書き込みを見ることができます。党員や議員・予定候補が入党の初心や日ごろの活動を書き込むにとどまらず、他党議員や著名人、サポーターが次々と連帯を表明。「共産党員じゃないけど、小林多喜二の小樽がふるさと」とは精神科医の香山リカさん。社民党新潟県連から始まった「#共産党は仲間だ」との連帯の書き込みも、急速に広がりました。
 いま高知県知事選では、野党がそろって日本共産党籍をもつ野党統一候補への応援に駆けつけています。北海道革新懇のパネルディスカッションでも、野党で力をあわせて必ず安倍政権を変えようとガッチリ握手。首相が共闘に楔(くさび)を打ち込もうとも、市民と野党の共闘の流れは止まりません。私も力を尽くしたい。

2019年11月11日月曜日

必ず春はやってくる


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道の切実な声を届けようと、党中央委員会総会の翌6日、政府交渉を行いました。久しぶりの国会に少し緊張しながら、要請に臨みました。
 現状を受け止める省庁もあれば、まったく意見が平行線になる省庁もあり、防衛省は日米でのオスプレイ訓練に固執し、厚生労働省は公立・公的病院の再編・統合を進めるために名指しした根本的な反省も見られずじまいでした。夏の参院選の時に安倍首相へヤジを飛ばした市民を排除した問題も、警察庁は「道警で事実確認中」とくり返すばかりです。
 病院は再編、鉄路はなくす、日米貿易協定で農業つぶしを進めるなど、北海道に住むなと言わんばかりの安倍政権にヤジを飛ばしたくもなるではないか。それを異論といって排除することが当たり前の日本にしてはならないと、交渉を終えてつくづく感じました。
 ところで前職の国会議員には、現職議員とは異なる色のバッジが渡されます。北海道ではつけていない私ですが、国会に入る際には必要となります。交渉の時も省庁の職員から議員のごとく「先生」と呼ばれます。これら一つひとつがしっくりこない。現職の議席というのは、やっぱり重いものなのです。
 北海道は初雪が降り始めました。これから長く寒い冬も、必ず春はやってきます。政治の春を呼び込むため、決意も新たに道内を回ります。


2019年11月6日水曜日

安倍首相の「任命責任」を問う


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

 
政治とカネの問題で、6日間に2人の大臣が辞任をする異常事態が起きています。問題大臣はこの二人だけではありません。大学入試への英語民間試験の導入をめぐって、教育の機会均等を否定する「身の丈」発言を行った文科大臣、「雨男」発言の防衛大臣など憲法も国民もないがしろにされています。安倍首相は「任命責任」があると言うだけで、その責任をどうするのかも説明を一切果たしていません。1日、国会では野党緊急全議員集会で、そろって怒りの声をあげました。怒りの声がひろがるなかで、英語民間試験の導入が延期。高校生や受験生、先生たちの声が政治を動かしました。衆議院でも参議院でも予算委員会での集中審議が行われます。野党が結束して、徹底的に真相究明、首相の責任を究明していきます。

10日投開票の福島県議選の応援に連日入っています。安倍政権への怒りが次々寄せられます。相次ぐ台風・大雨で甚大な被害が発生したいわき市で、一人の方がじっと訴えを聞いてくれ声をかけると、「台風で家が浸水した。生活再建は重大な問題だが、今の政治はどうなっているのか。大臣が次々辞めていく。こんな政治は我慢ならない。安倍政権を終わらせてほしい」と話してくれました。さらに被災者にも重くのしかかる消費税増税の負担に悲鳴があがっています。市民と野党の共闘をさらに前へ。野党がともに新しい政権を。政治を変えるために、引き続き国会でも奮闘したいと思います。

2019年10月30日水曜日

一日も早く安心できる日常を


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」


台風19号、21号は広い範囲に大雨を降らせ、河川の氾濫や土砂崩れによって、深刻な被害を発生させています。懸命の救援活動が続いています。参議院では、災害対応が急がれている中で、野党が予算委員会延期を求めましたが、与党は予算委員会を延期せず、冒頭に1時間だけ災害問題で集中的に質疑をすると言って災害対策よりも委員会を動かす事を優先しました。
短い臨時国会で、日米貿易協定の審議入りを急ぎたいようです。ひどい政権です。
しかし、国会が災害対応しなくても、日本共産党は独自に動いています。高橋千鶴子衆議院議員、いわぶち友参議院議員をはじめ衆参議員が被災地に入りました。私は、はじめに宮城県・大崎市に。吉田川の冠水地域で、被害状況と要望を聞き取り、県議選候補の応援もしました。
大崎では堤防の決壊で、膨大な量の稲わらがまき散らかされ、そのかたづけや、家畜のえさである稲わらの確保が急がれます。福島県の阿武隈川も氾濫し、被害が深刻な本宮市、二本松市の中山間地域などにも行きました。個人の住宅も、アパートも、店舗も一階部分全部が浸水。かたづけをしながらも、このさきどうしたらいいのか、表情にも疲れがにじんでいます。
一日も早く、安心して暮らせるように。今週から始まる委員会審議に向け、論戦の準備も行っています。「100年に一度の災害」が、毎年発生し、心も折れてしまうという被災者に、一日も早く安心できる日常をと思います。

2019年10月23日水曜日

希望は共闘にあり、日本共産党にあり


畠山 和也 前衆議院議員
「国会かけある記」

 紅葉の深まりと朝晩の冷え込みのなか、道内各地をまわると収穫したばかりの新鮮な野菜などもいただき、自然の恵みと生産者のみなさんに感謝の毎日です。
一方で、台風19号のような自然の猛威に襲われた地域では、くらしや生業の再生・復旧が見通せない状況にあります。日本共産党は救援募金に取り組んでいますので、ご協力をお願いします。
 先週、新社会党北海道本部の「党学校」におじゃましました。参院選で政策協定を結び、初めて日本共産党候補である私をも推薦してくださったお礼も込めたあいさつのためです。お一人お一人に握手をしてまわっても、よそよそしさもなかったことがうれしく、市民と野党の共闘が確かなものになってきたのだと実感しました。
 利尻島では、れいわ新選組・山本代表のポスターが貼ってあるお宅にも足を運びました。いっしょに消費税を下げようと日本共産党が提案していることを話し、会談の様子を伝える赤旗写真ニュースを貼らせてほしいとお願いすると快くOK。礼文島では「みんな口に出さないけど、共産党にはがんばってほしいと思っているよ」と激励もいただきました。
 恥ずかしがらず口に出してもらえるよう、私も元気いっぱい党の姿を知らせていきたい。政治を変える希望は共闘にあり、そして日本共産党にあり。青年が党道委員会に「共産党のホームページを見ていたら希望が湧いてきます」と訪れてもきました。勇気をもらって、また道内をまわります。

2019年10月16日水曜日

救援最優先に、政治が責任果たす


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」


台風災害で亡くなられた方々に心からのお悔やみと、被災された方々にお見舞いを申し上げます。台風15号に続き、19号の被害も甚大で広範になっています。
13日、福島県内を走り、被害が大きかったいわき市へ。冠水した地域と避難所にうかがいました。「木の上や車の上に避難した人もいた」「断水でトイレも困るし、泥を洗うこともできない。早い復旧を」「介護が必要な家族を預かってくれるところはないか」など、次々、要望が出されました。救援を最優先に、くらしと生業の再建に政治が責任を果たすようしっかり求めていかなくてはなりません。
現場では、党員の方々が自ら被災しながらおにぎりを握り、それを配り、声かけを行なう姿に胸が熱くなりました。この奮闘にしっかり応えたい。
4日から始まった臨時国会では、台風15号被害への対応で大規模な停電がなぜ起きたのかも大問題になっています。胆振東部地震でのブラックアウトの教訓はどう生かされたのか。そして東京電力がこの間、設備の保守点検などのための予算と人員を削ってきたのではないか、それは原発再稼働に予算と人員を割いているからではないのかも問われます。
原発をめぐっては、関西電力の原発マネー還流疑惑も大問題です。「異質な危険」をもつ原発は「異質の癒着」を招く。その通りだと思います。原発推進の政治を終わらせる政治決断が問われています。まずは、徹底的な真相究明のために力を尽くします。

2019年10月9日水曜日

日米貿易協定は中止せよ


紙 智子参議院議員
「国会かけある記」

104日から第200臨時国会が開会しました。さっそく、総がかり実行委員会などの皆さんが、国会に詰めかけ、消費税増税を許すな、改憲阻止、日米貿易協定は中止せよなど、悪政を押し付ける安倍政権打倒を呼びかける行動を行いました。
安倍晋三首相は所信表明演説で国民の関心事には答えず、相変わらず自分の都合に良いところだけを切り取って演説、ウソと開き直り押しつけの連続に終始しました。
65歳を超えて働きたいと8割が願っている、70歳まで就業機会を確保する」と言うけれど、年金が減らされて生活するために働かざるを得ない事実にはふれません。
「日米貿易協定は双方にウィンウィンとなる合意だ」と言うけれど、牛肉、豚肉の関税は、TPP11加盟国に遅れないように関税率をTPP以上に一気に引き下げ、「コメは除外した」と言うけれど、WTO枠の輸入米の運用を見直してSBS米を6万トンにすることは生きています。トランプ大統領は、首脳会談の場にカーボーイハットの農家を招いて「アメリカの農業の巨大な勝利だ」だと言いました。安倍首相はウィンウィンなどと開き直りますが、実態は、アメリカの圧力に屈して一方的に譲歩したとしか言いようがありません。
在日米商工会議所の会長は「今回は第一段階に過ぎない」と述べましたが、日米共同声明で、日米FTAに道を開いたことは重大です。市民と野党の共闘で、こんな協定やめよ!、の声を広げましょう。

2019年10月2日水曜日

病院減らすな、軍事費減らせ


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

「新しい病室では、外を見ることもできないんです」。国立八雲病院で労組のみなさんと懇談した際の、出てきた言葉に耳を疑いました。よくよく聞いて合点がいきました。
 筋ジス患者と重度心身障害児(者)を受け入れている同病院は、札幌と函館へ来年、機能移転する計画でいます。今の病室は床から天井まで届く窓ガラスがあるのに「新しい病室のモデルルームを見たら、高いところに窓がある。これでは寝てる患者が外を見られないんです」との話なのです。
 患者や医師・看護師などの意見も反映させながら、過ごしやすい環境をつくってきた歴史を知りました。この病院の良さに触れて家も買い、八雲町に骨をうずめる気持ちでいた職員もいます。長時間の移設に患者が心身とも耐えられるか、という切迫した問題もあります。このような懸念を伝えても、厚労省や国立病院機構から明確な返答がないといいます。
 それどころか厚労省は北海道54(全国424)の公立・公的病院の再編統合を、一年以内に結論を出すよう迫っています。そのなかには移設先となる国立函館病院もありました。いったい患者や家族、職員はどこへ行けというのか。広大な北海道の町から病院をなくすことに心が痛まないのか!
 「ここに住んでいたいという患者もいるのです」と懇談の場でも出されました。減らすなら病院よりも軍事費です。米国からの戦闘機爆買いなんて許されない。命を守るためにこそ税金を使う政治へ!

2019年9月24日火曜日

松川のたたかいに学び


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

9月21日と22日、松川事件から70年の全国集会が行われ、参加してきました。福島市松川町でおきた列車転覆をめぐって、20人が犯人にでっちあげられた事件です。検察が隠ぺいしていた証拠となるメモが明らかになり、国民的な運動がおきるなかで、死刑・無期懲役とされた20人の被告は全員が無罪を勝ち取りました。戦後の占領下で労働運動や平和を求める声を押しつぶそうと謀略・弾圧事件が相次いぐなか、戦後最大の冤罪事件といわれています。人権を守り、自由と民主主義を守り、平和を守る、先輩方のたたかいに学ぶことが多いと改めて感じました。
 集会では「私の松川」を語る方が何人もいらっしゃいました。それだけ多くの方が「こんなおかしなことは許せない」と運動に立ち上がり、一人ひとりに深く根付いた運動だったのだと思います。
東京電力福島第一原発事故のあと、「松川のようにたたかおう」ということが一つの合い言葉になっていました。国民的な運動で、国と東京電力に立ち向かおうという思いが込められていたと思います。松川のたたかいは今にいきています。
安倍政権が嘘とごまかしの政治を続け、国民の目も耳も口もふさぎ、憲法を変えようとする今こそ、松川の教訓がいきるときだと感じます。市民と野党が力をあわせて、安倍政権・自民党政治に代わる新しい政権をつくろうということに足を踏み出そうという今、松川のたたかいに学びながら、私も大いに頑張りたいと思います

2019年9月21日土曜日

新しい政治実現へ尽力


岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 安保法制・戦争法の強行から4年。19日、議員会館前に集まった3000人の方々と声をあげました。4年前、国会前で声をあげ続けたこと、その後、共産党がすぐに戦争法廃止の国民連合政府の実現をよびかけたことに力がわいたことを思い出しました。
 あれから4年。参議院選挙では13項目の共通政策で合意し、全国で10人の野党統一議員が誕生しました。さらに埼玉や岩手の県知事選挙での勝利と、市民と野党の共闘が大きく発展してきたことを実感しています。
 参議院選挙で共闘した野党・会派に対して、安倍政権・自民党政治に代わる政権を野党が一緒につくろうじゃないか、話し合いをぜひやろうじゃないかという呼びかけを党が行っています。
 さっそく行われた、れいわ新選組の山本代表との会談で、新しい政権をつくるために協力しようという確認がされました。そして消費税廃止をめざして力をあわせていくことも確認をされました。
 先日うかがったところで、「共産党以外に消費税廃止をめざす政党がでてきたのはすごい」「野党が政権をつくる時代になった」と歓迎の声が寄せられました。
 今の政治って何かおかしい、そんなモヤモヤが国民の中に広がるなかで新たな運動も始まっています。
 「野党は共闘」という声を「野党はともに政権を」という声に。私も新しい政治の実現に力を尽くしたいと思います。

(9/21「しんぶん赤旗」掲載)

2019年9月18日水曜日

安倍政権一日も早く終わらせよう


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」


「司法がまた、善良な漁民と国民に対して一筋の希望を与えてくれたと思っています」。
「よみがえれ!有明訴訟」原告団の発言です。
ムダな公共事業である長崎県の諫早湾干拓事業。「ギロチン」と呼ばれた潮受け堤防のテレビ画像がよみがえります。堤防が出来て漁業被害に苦しみ漁業者は開門を求める裁判を起こし、2010年に福岡高裁は開門を命じる判決を出しました。当時、民主党政権が受け入れたため判決は確定しました。
ところが、政権に復帰した安倍政権は、堤防の開門義務を放棄すると表明し、福岡高裁は2010年の確定判決を無力化する不当判決を出したのです。
最高裁は13日、「開門しない」とした福岡高裁判決を破棄し差し戻しを命じました。
確定判決を無力化した判決を「司法による司法の否定だ」と激しく非難した馬奈木団長も、「かろうじて司法の信頼が保たれた」と述べました。一筋の希望が見えた瞬間です。
開門したくない安倍政権は、最高裁まで争いたいと言いました。最高裁で国の主張が認められなかった以上、開門判決を完全履行すべきです。
 話は変わって、北海道の諸団体を訪問し、課題と要求を聞きながら意見交換しました。目の前に迫った消費税増税への怒り、社会保障切り捨ての深刻な実態、大学入試のための英語検定を導入するから予約金3000円を払えと言う文科省、高校生に怒りと不安が広がっています。とんでもない安倍政権は一日も早く終わらせましょう。

2019年9月14日土曜日

被災者支援 柔軟な制度に



紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道胆振東部地震から1年。37人が亡くなった厚真町で7日、追悼式が行われ、畠山和也前衆院議員と参列しました。
 一瞬のうちに家族を亡くされた遺族の方が「亡くなられた人は、(自分が)いつまでも泣いているのは見たくないのではないか、一日も早く普通の日常に戻ることを願っている」と言われる言葉に胸を打たれます。復興への決意を新たにしました。
 先立つ4日には、岩渕友参院議員、畠山さんとともに被災地のむかわ町、厚真町、安平町を訪ね、復興への取り組みや苦労されていること、課題についてお聞きしました。
 3町で今も201世帯427人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。集会所でお話をうかがうと、「医療費免除も8月で打ち切りになり、残念だ。生活費が足りなくなる。延長してほしい」などと言われます。
 3町の共通課題は、住まいの問題です。町長さんは、激甚災害に指定されても被災棟数の違いから、災害公営住宅を建てられないなど支援が受けられない、商業施設の支援も含め、もっと充実してほしいと要望が出されました。
 被害の大きさは、一人ひとりに深刻にのしかかるのに、被害戸数の違いで支援を受けられない。なんとも納得がいきません。被災者の立場に寄り添って、制度を実態に合わせて柔軟に見直していくことが重要だとつくづく感じました
(9/14付「しんぶん赤旗」掲載)

2019年9月11日水曜日

今こそ自由と民主主義の旗を


畠山和也 前衆議院議員
「かけある記」

日本と韓国の関係が悪化しています。「徴用工」問題で、個人の請求権は日本政府も認めているのに、対抗するため貿易の規制に踏み込んだ日本側に原因があります。安倍首相が過去の植民地支配についての反省を見せていないことも重大です。
 他国を蔑(さげす)む社会の空気の広がりに加え、札幌市では安倍首相の街頭演説にヤジを飛ばした市民が道警に囲まれ、排除される事態も起きました。違いや異論を認めず封じ込める現状を、民主主義国家と呼べるでしょうか。
 戦後、日本共産党員を「破壊主義者」として社会的に排除していったのがレッド・パージでした。北海道でも炭鉱や製紙、公務などの職場や地域で孤立させられ追い出され、家族にまで長年の苦しみを与え続けた「戦後最大の人権侵害」です。
 先日、被害者の名誉回復と補償を求める道懇話会の総会に参加しました。被害者が声をあげたことでレッド・パージは再び歴史の舞台に登場し、日本弁護士会は二度に渡って救済申し立てを勧告するに至りました。運動の成果に胸を張ろうと、総会では呼びかけられました。
 被害者の名誉回復は、思想・良心の自由、言論・表現の自由を取り戻すたたかいです。これは今ある自由を守り、次の世代に自由を引き継ぐことと一体です。まして日本共産党そのものへの攻撃だけに、今を生きる私たちの自分事です。自由と民主主義の旗を掲げてきた先輩たちの不屈さを、しっかり継いでいきたい。

2019年9月7日土曜日

「鉄路守れ」こぞって


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 選挙の応援で妹背牛(もせうし)町へ行った際に利用したJR深川駅は、JR北海道がバス転換を狙っている留萌本線が通ります。駅前の商工センターには、「守ろう活(い)かそうJR留萌線」の大きな垂れ幕が掲げられています。
 駅構内で2枚のポスターが目につきました。一つは、市民が団体乗車すれば割引きすると利用を促す深川の市のポスター。もう一つは、日高本線が災害で代行バスを走らせているとのJR北のポスターです。
 JR北のものは4年前から張っていて日焼けして白くなり、おわびの文字もかすんでいます。鉄路だけでなくポスターも直さないのかと、思わず苦笑いです。
 公共交通としての鉄道を守れ、災害復旧は優先しておこなえー3日、札幌での緊急集会は熱気に包まれました。日高本線、函館本線・山線をめぐる現状の報告をうなずいて聞く参加者の姿。町づくりや農産物輸送からも鉄路は必要だとの具体的な提起。日本共産党の私と新社会党道本部の小柳政行書記長も連帯のスピーチをしました。
 池田拓・浦河町長は住民懇談会で、日高本線を残す意義を熱く語られたと聞きます。利用促進の努力をしている自治体や住民団体、通学の高校生、通院に使う高齢者や障害者、そして観光にこられる方々の誰もが鉄道を必要としています。戦闘機を爆買いする金があるなら鉄路を守れ!

2019年9月4日水曜日

原発ゼロ・再生可能エネルギーへの転換を


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」


道議団と日本原子力研究開発機構・幌延深地層研究センターに調査に行ってきました。住民との約束である「研究期間20年程度」という期限が迫るなかで、調査直前にセンターが研究期間を10年延長するという提案を行った直後の調査となりました。
 前日に行った反対運動をするみなさんとの懇談では、「約束違反だ」「最終処分地になってしまうのではないか」という怒りが寄せられ、すでに抗議の申し入れが行われていました。
 センター長は、さらなる延長を否定しませんでした。住民との約束は何だったのか。あまりにも不誠実です。注目が高まっていることから北海道新聞が取材し、留萌・宗谷版に掲載されました。
 8月は、日本共産党国会議員団福島チームの調査で、東京電力福島第一原発立地町の双葉町と大熊町にも行きました。双葉町は避難指示が解除されておらず、3.11のときのままの状態です。役場も見せてもらったのですが、地震で散乱した書類、時計も地震直後の時間のまま止まり、屋上からは隣接する放射性廃棄物の中間貯蔵施設が見えました。
これだけの事故を起こしておきながら、安倍政権は原発再稼働に突き進んでいます。原発を動かせば出る核のゴミ。この核のゴミの処分も、非常に難しい問題を抱え、専門家の英知を結集して研究・開発をすすめることが必要な状況です。
一刻も早く原発ゼロの政治決断と再生可能エネルギーの転換を。みなさんとさらに運動を広げたいと思います。

2019年8月28日水曜日

「多年草展」感謝を込めて


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」

「多年草」展が開かれました。母校の工芸美術科・日本画コースの同窓生が開催した絵画展で、私も出品しオープニングの会に顔を出しました。
1期生から33期生まで35人が出展しました。30回目の開催の節目に、私にも出展の声をかけていただき、悩みましたが出展することができました。
オープニングの会では、初めて会う先輩や後輩もいました。ひとりひとりが作品紹介をかねて自己紹介。それぞれの人生があり、プロもいれば、病気をして、しばらくぶりに筆を執った人もいました。いろんな思いを抱えながらの「多年草」展だと実感しました。
今年、私は参議院選挙の候補者です。絵を描く時間が取れるか集中できるか、断ろうか迷っていました。同期生が時間のない私を察して、パネルに下塗りをして届けてくれました。う~ん。これに答えないわけにいかない。時間を駆使して少しずつ描き始め、最後の仕上げは選挙が終わった8月。なんとか間に合わせることができました。オープニングの会では「ずっと応援しているのよ」と声をかけてくださった先輩など貴重な出会いがありました。恩師のアドバイスにも感謝です。やっぱり、出展してよかった。これからも続けていきたいと思います。もう一つの感謝があります。北海道比例ブロック事務所で活動を支えてくださったAさんが退職されました。民青で活動していた頃から、頼りになる先輩です。これからも形は違うけど関われたら幸いです。


2019年8月24日土曜日

ブレずに筋通す議員を


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 参院選挙に続いて共闘が生きる選挙が宮城、岩手でたたかわれています。仙台市議選では参議院選挙で勝利した石垣のりこ参院議員と訴えました。とても盛り上がります。他候補の宣伝カーとエールの交換も行われ、2年前に誕生させた郡市政を支える議員をみんなで増やそうという思いが伝わります。
 与党第1党の共産党を8議席にしたい。市民と日本共産党市議団が求めてきたことが郡市政になって実現し始めています。トップが変われば政治も変わる。それを示した岩手県知事選挙が始まり、盛岡市長選挙でも11項目の覚書を交わしています。支える要となる日本共産党の議席が引き続き重要です。
 埼玉選挙区で勝利した伊藤岳参院議員のインタビューが毎日新聞に掲載され話題になっています。候補活動18年、七転び八起きで埼玉で21年ぶりの議席です。反対していた息子さんが「信念を貫いたおやじを尊敬する」と言ってくれたそうです。ネットには「主義主張は真逆だけれど、一つのことをやり遂げようとする気概は素晴らしい」とのコメントが寄せられています。
 盛岡市議選で12期目をめざす高橋和夫候補の個人演説会で、地元の方が、和夫さんが国鉄勤務だったことにかけて「和夫さんは鉄のような人、ブレない人です」と応援演説をしてくれました。
 ブレずに筋を通す日本共産党の勝利を、仙台でも盛岡でも岩手でも。
                   (8/24付 しんぶん赤旗より掲載)

2019年8月21日水曜日

心通い合う共闘


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

 
参議院選挙後の新しい国会。ある野党統一議員の方と名刺を交換したとき、「共産党のみなさんにはお世話になりました。選挙中、どこでも一番前で熱烈に応援してくれたのが共産党の方たちでした」と声をかけられました。とても嬉しい。
東日本大震災で延期になった地方選挙が岩手、宮城、福島で相次いで行われています。8月16日に告示となった仙台市議会議員選挙。仙台市は2年前に市民と野党が力をあわせて、郡和子市長を誕生させ、それまでの自民党市政では実現しなかった要求が少しずつ実現しはじめています。郡市政の最大与党は日本共産党。野党議員が圧倒的に多いなかで、郡市政を支える議員を増やして市政を前に進めるのか、自民・公明の妨害を許すのかが問われています。日本共産党は現有6議席から8議席への議席増に挑戦します。全体でも与党議員を増やそうと、共産、立憲、国民、社民の候補者が集まる市民のつどいが開催されました。
さらに、参議院選挙で市民と野党の共闘で勝利した石垣のり子参院議員が日本共産党の候補も含めて応援に入っており、私も個人演説会で一緒に訴えました。市政でも国政でも心通い合う共闘が進んでいることを実感しています。
参議院選挙での民意を踏みにじって、改憲、消費税増税を強行しようとする安倍政権。参議院選挙に続いて審判を下すチャンスでもあります。
共闘をさらに進めて、政治を動かしていく。そのために力を尽くしたいと思います。

2019年8月16日金曜日

「なつぞら」と乳業会社


紙 智子参院議員
「国民の願いを胸に」

 NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の一場面で、
十勝の酪農家が誇りを持って、牛飼いを続けられる
ように、自ら乳業工場をつくろうと、行政に働きかけ
る話が、ネット上で話題になっています。
 当時、乳価が大手メーカー工場で決められ、酪農家
が弱い立場に立たされていたときに、酪農家が団結し、
自らの手で、製造、販売などにかかわる姿が映し
出されました。
 ドラマのモデルとなった乳業会社は、昨年9月6日の
北海道胆振東部地震の時に力を発揮します。全道が停電(ブラックアウト)で、
北海道内のほとんどの乳業工場が、閉鎖したため、多くの酪農家が、絞った生乳を
廃棄せざるを得ず、大きな損失を出しました。このとき唯一工場を閉鎖せず、製造
を続けていたのです。
 昨年11月のブラックアウトの調査で、畠山和也前衆院議員や岩渕友参院議員と
ともに訪問したときに、「安全・安心な牛乳を提供すること」「どんな時にも
酪農家の絞った生乳を受け入れられるように」と、以前から自家発電を導入して
いたのです。慌てず、生乳を受け入れることができたという話に、感銘を受け
ました。
 ともすれば、もうけ優先、経済効率優先のみを追求するあまり、大切な事を見失
い、国民の信頼を失った企業もありましたが、原点を貫かせる本物の企業と企業を
育てる消費者、国民の目線も大事だと感じます。
                    (8/10付 しんぶん赤旗より掲載)

2019年8月7日水曜日

希望も笑顔も広がるように


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」


厳しい暑さが続きました。読者のみなさんのお体は大丈夫でしょうか。
 原稿を書いている今日は、厚真町・安平町・むかわ町をまわってきました。応急仮設住宅でこの暑さは厳しすぎます。「道議会に喫煙室をつくるより、仮設にクーラーを付けてほしい」との要望も、もっともと思いました。
 「町の復興・再建は、まだまだ途上です」とは竹中喜之・むかわ町長さん。被害の大きさで支援が線引きされることにも「たとえ被害が一人でも、その住民にとっては大きな被害です。国や道にも支援を求めるときには、引き続き力をお貸しください」と述べられ、宮坂尚市朗・厚真町長は「小さい町だからきめ細かく話し合いもできる、と努めてきました」と現状を話してくださいました。
 「夫を亡くして一人暮らし。そのうえ今度、年金まで減らされる」と、国に対して怒り混じりに語られた女性の話も伺いました。家の解体・再建はじめ今後の見通しも、まだ立てられないでいます。選挙中も厚真町では、「消費税を上げないで」と声をかけられました。くらしを壊しても胸が痛まないような安倍政治は何としても変えなければ!
 厚真町の仮設住宅の談話室を訪れると、夏休み中の子どもたちが楽しく遊んでいました。夜にはボランティアによる学習支援もあるそうです。子どもたちの笑顔を前に、談話室にいた私たち大人にも笑顔が広がりました。誰もが希望を持てるように、笑顔になれるように。決意も新たにした一日でした。


2019年8月3日土曜日

息苦しさ吹き飛ばせ


畠山和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 参院選挙後のあいさつに回り、たくさんの激励を
いただきました。ポスター張りやビラ配り、対話・
支持拡大にスタンディングと党員・支持者のみな
さんや「市民と野党の共闘」での大奮闘に、勇気
をもらってたたかい抜いた選挙戦でした。
 これまでの選挙と比べ、若い人たちが足を止め
て演説を聞いてくれました。奨学金の返済が不安と
大学生、ツイッターで演説場所を調べてやって来た
高校生、フェイスブックを通じて、「先輩に共産党
のことを広げました」とメッセージをくれた青年もいました。
 SNSなど発信方法も大事だけど、その中見が生活の実感に遠いものではダメ。
借り物の言葉でもダメ。お金のことで親に心配かけまいと、バイトに汗を流す学生
や、パワハラやセクハラを受けても誰にも相談できないでこらえている青年たちに
本当に政治は向き合っているのか。
 一緒に変えていく仲間として若い世代と向き合いたいと痛感しました。
 先日、道労連主催の「上げろ最低賃金 ビアガーデンデモ」に参加しました。
「パートもバイトもおんなじ仕事」「最賃上がれば景気も良くなる」と元気
いっぱいのコールに、ジョッキ片手に手を挙げて応える方も多くいました。
行き詰まった政治と日本社会の息苦しさを、見えない閉塞(へいそく)感を、あなた
の力で吹き飛ばそう!私もどんどん飛び込んでいきたい。
                

2019年7月31日水曜日

引き続き安倍政権退陣へ


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」


参議院選挙で選挙区、比例区とも大激戦の中で、最後まで勝利のために力を尽くしてくださったみなさんに心から感謝を申し上げます。私は比例代表選挙で4選を果たすことができ貴重な議席をつなぐことができました。比例で現有議席5人から4人に減らし、北海道選挙区で畠山和也さんを、押し上げられなかった悔しさを必ず次の勝利につなげます。
安倍政権による9条改憲阻止、消費税増税中止、日米FTA交渉中止をはじめ、JR北海道の廃線を許さないたたかいなどを国民と連携して取り組みます。選挙の中で訴えてきた、「くらしの希望の三つの提案」の実現のためにも、道民、国民の窓口となって奮闘する決意です。
 23、24日は北海道、札幌市内の主な団体をはたやま和也さんと挨拶に回りました。25、26日は、東北6県を回り選挙の結果と、今後の決意を語りました。
どこでも「ひやひやしたけど、当選できて本当に良かった」「さっそく、国会へ要請に行くからね」など、温かい激励の声に接し、握手をしながら、議席を獲得できたことの重みを痛感しました。
東北では4選挙区で野党統一候補が勝利しました。安倍政権が重点地域に位置付け、人も金も集中してもなお勝てず、改憲勢力3分の2を崩したことも大きな確信です。
北海道は2017年の総選挙から押し返し、得票で27万台へ押し上げたことは、次への足掛かりとなるものです。安倍政権退陣へ、引き続き頑張りましょう。

2019年7月24日水曜日

届けなければいけない声があるから


畠山和也 前衆議院議員
「かけある記」


参議院選挙が終わりました。日本共産党は比例で一議席を減らしたものの、紙智子比例候補が四選を果たしました。北海道選挙区では多くのご支援を寄せていただきながら議席に届かず、申し訳ありませんでした。
 今回ほど、くらしの切実な声が寄せられた選挙もありませんでした。「年金が少ないから70歳を過ぎても仕事をしている」「月17万円もの奨学金を借りている。返せるか不安」など、足を止めて演説を聞いてくださった方が多かったのも特徴的でした。
 市民と野党が力を合わせる流れも強まりました。党の街頭演説で多くの方がマイクを握ってくださり、笑顔のエールが広がりました。全体として改憲勢力に3分の2の議席を占めさせなかったことは大きな成果です。共闘の流れは止まらないし、止めてはならない。この道こそ、新しい政治をひらく道!
 寄せられた切実な願いを国政に届けるため、これまで以上に紙智子議員との連携も強めます。市民の運動を広げるためにも力を尽くしたい。くらしが大変でも誰にも相談できない、仕方ないと思ってあきらめている――こういう方に、日本共産党の姿がより見えるような活動をしていきたいのです。届けなければいけない声があるのです。
 どんな結果でも、何度も立ち上がってきたのが日本共産党。私も新たな決意で前へ進みます。

2019年7月20日土曜日

政治変える思いこそ希望


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 参院選は最終盤です。「少ない年金でやっと暮らして
いる。消費税上げられたら生きていけない」「娘が近くに
住んでいる。イージス・アショアはやめさせて」「この地域
でも戦争で亡くなった人がいる。戦争だけはダメだ」「人口
減少は農業を壊してきたから。農業を守ってほしい」どこで
も切実な願いと期待が寄せられています。この願いを実現
していく選挙です。
 18日に秋田の6カ所の街頭から訴えたところ、合わせて
200人の方が熱心に聞いてくださり、「一緒に頑張ろう」
とみなさんから声をかけられました。
 候補者のみなさんの大奮闘にも胸が熱くなります。野党統一候補のみなさんが、
共産党の演説にうなずき、「そうだ!」と拍手してくれる。共闘は確実に前進して
います。みんなが同じ思いでたたかっている。政治を変える希望はここにあります。
 選挙中、党は97回目の創立記念日を迎えました。命がけで反戦平和を貫いてきた
ことの重みを改めて感じます。国民が主人公、男女平等などを戦前から掲げ、たた
かってきました。この党を大きくしたい。一人ひとりが政治を変える力を持って
います。みんなで政治を変えるときです。
 (7/20付 しんぶん赤旗より掲載)
 

2019年7月15日月曜日

反戦平和を貫いて党創立97年


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」


国会に送っていただいて3年。何度、法案の強行採決を経験してきたでしょうか。TPP、共謀罪、働き方「改悪」、カジノ、漁業法など、「もっと議論をする必要がある」「こんな法案おかしい」という国民の声を聞かずに、数の力でなんでも強行してきたのが安倍自公政権です。
与党にもいろいろな考えを持つ国会議員がいるでしょう。しかし、「もっと国民の声を聞こう」「考えよう」と言った議員はいませんでした。国民よりも政権が優先され、何も言えずに強行採決の一人となる議席がいくら増えても、政治は変わらないし、くらしはよくなりません。
どんなに強行採決されても、市民と野党はあきらめずに声をあげ続けてきました。市民と野党の共同は、悔しさを経験するたびに強くなり、豊かに発展してきたと感じています。
市民と野党が力をあわせてこそ政治を変えることができる。この立場を何があってもぶれずに貫いてきたのが日本共産党です。この立場は綱領にすでにあったものです。この党を伸ばしていただければ政治は変わります。
7月15日、97回目となる党創立記念日を迎えました。私が最初にもった日本共産党の印象は「戦争反対」。後に命をかけて反戦平和を貫いた党だと知りました。この国の主人公は国民だ、男女は平等だ、97年前から掲げてきたことは今では当たり前のことです。しかし、その実現はまだこれからの課題です。市民と野党が本気で力をあわせて政治を変えるときです。

2019年7月11日木曜日

期待大きく共闘も前進


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

 旭川で候補者と訴えてきました。候補者はもちろん、スタッフのみなさんも元気いっぱい。候補者カーに随行していくと、手を振る方がこんなにもいらっしゃるのかと驚きました。信号が変わるまで手を振りつづけてくれる方もいて、期待の大きさを感じました。
これまで共闘をともに進めてきた方も期待を寄せてくださっています。「戦争させない市民の風・北海道」の川原茂雄共同代表が、山口たか共同代表も一緒に訴えてくださいました。自民党候補を破って勝ってほしい。多くの方の思いになってきています。
論戦も盛り上がってきました。年金問題は大争点です。「たたでさえ切り詰めながら生活しているのに、どうやって2000万円貯めろっていうの」「こんな少ない給料で貯金するなんて無理」など、あらゆる世代の方から不安と怒りの声が寄せられています。
日本共産党は減らない年金にするために、マクロ経済スライドの廃止を訴えています。党首討論では、この提案に枝野さんが、検討してみたいと言いました。一方、安倍首相はバカげた政策と言うだけで、国民の願いに正面からこたえようとしていません。減り続ける年金か、それとも減らない年金か、このことが問われています。
7月1日付のかけある記で、党書記局長の参議員決算委員会の質問がツイッターで拡散されていることを紹介しました。7日時点で647万件、約200万件も増えています。おもしろくなってきました。

2019年7月6日土曜日

新しい政治を切り開くチャンス


岩渕 友参院議員
「国会かけある記」

 いよいよ政治戦が始まりました。市民と野党の
共闘と日本共産党の勝利で安倍政権を退陣に追い
込み、新しい政治を切り開くチャンスです。
 100年安心と言われながら、生活できない
年金制度への不安と怒りは大きいものがあります。
年金制度の立て直しを訴えた党書記局長の参議院
決算委員会での質問動画は、30日時点で465万件も閲覧されています。
2分余りの動画は、生活できない年金制度をどう立て直すのか提案した部分を
紹介しています。安倍政権がまともに答えず、対案を示さないなかで、年金問題
をどうするのかということが求められているのだと思います。
 先日、宮城県石巻市の演説会で、鹿島台町の町長をやられていた鹿野文永さん
が応援演説に立って、「日本共産党は大人の党だ。安倍政権をただ倒すんじゃない。
希望を示しながら倒すと言っている。そのために選挙区で下ろした。失望を希望に
変える党だ」と言ってくださいました。
 ある県の野党統一の方は、日本共産党の演説会で「比例は日本共産党と広げて
ほしい。選挙区を棄権する人はいない。日本共産党と書いてくれた方は必ず私の
名前を書いてくれるはずだ」と訴えてくれたそうです。心通い合う共闘が広がり、
日本共産党を伸ばすことができる可能性は大きいと感じます。
 日本共産党がどんな社会をつくろうとしているのか大いに語り合いながら、
必ず勝利し政治を変えるたたかいへ。私も全力で頑張り抜きます。

2019年6月30日日曜日

いのち・農を守り18年


紙 智子参院議員
「国民の願いを胸に」

 環太平洋連携協定(TPP)を推進した安倍政権の6年半、
「農業はオレ一大で終わりだ」という農民、「資源を守って
きたのに、クロマグロを一匹たりとも捕るなと言われ生活でき
ない」となげく北海道の漁師、「じっくり木を育てて伐採する
つもりなのに、意欲がないと言われ、山を奪われる」林業家、
どの分野からも苦悩の声が聞こえてきます。
 その一方、安倍政権には任せられないと、「地域農業の未来
予想図を描き、自らの力で発展させる」と発信する農民、「水産行政に、浜の
声を反映させよう」と立ち上がるマグロ漁師、その父の背中を見て、漁師として
生きることを決断する若者、山に入ってチェンソーを動かすカッコいい林業女子
など、いのちを支え地球環境にやさしい農林漁業に魅力を感じ動きだす、安倍農政
に抗した取り組みが広がっています。
 こうした希望ある流れを応援できる政治をつくりたい。家族経営を応援する政治
に転換するのが参議院選挙です。
 通常国会が終わりました。野党合同ヒアリングは昨年から29テーマ232回にも
なります。予算委員会などの審議拒否を続ける与党を追い詰めていく一翼を担って
きました。
 参議院選挙で32の1人区での野党統一候補の勝利を、北海道でははたやま和也
さんの勝利を勝ち取りましょう。「いのち、食、農が原点」を貫いて3期18年。
私も比例代表候補として4選めざして、頑張ります。さあ、勝ちにいきましょう!
(しんぶん「赤旗」6/29より転載)

2019年6月25日火曜日

みんなで怒りを口にしよう


畠山和也 前衆議院議員
「かけある記」


「二千万円なんて貯められない!」と、どこでも驚きと怒りの声があがっている年金問題。「もうけも少ない自営業で、夫の分しか年金保険料を払えず妻が無年金」「少ない国民年金から介護保険も引かれる。消費税なんて絶対に上げないで」との訴えが突き刺さります。
 ところが問題の報告書をなかったものとして、やり過ごそうとしている政府・与党。安倍首相にいたっては、高所得者の優遇を見直して財源をつくろうという日本共産党の提案を「ばかげた政策」と冷たく言い放ったではありませんか。くらしや年金より、大金持ちを大事にするのが安倍首相だと、よくよくわかりました。
 こんな政治には、庶民の怒りの声をぶつけなければいけない。そう街頭で私が呼びかけると、足を止めたり家から出て話を聞く方が必ずいます。その多くが低年金に苦しむ女性です。年金制度でも差別がある国だと、あらためて痛感するのです。
 年金は今の日本社会の縮図であり、一人ひとりの人生の写し鏡。ご苦労された人生が報われないまま老後を迎える国なんて、とても幸せな国とは言えない。若い人だって老後の不安はぬぐえない。なにが「一億総活躍社会」なのでしょうか。
 参議院選挙の公示が迫っています。くらしを守るなら、二千万円を貯めるより安倍政治を変えるほうが近道です。くらしの実感と怒りを共有して、安倍政治を変える道筋を堂々と訴えたい。日本共産党とはたやま和也へ、お力をお貸しください。

2019年6月20日木曜日

決起集会、演説会へとかけ歩き


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」

北海道での青年の集いから始まり、岩見沢市で党と後援会の決起集会、滝川市演説会に。翌日は室蘭市での党と後援会の決起集会、苫小牧市での演説会へと、まさにかけ歩きました。空知地域(岩見沢市周辺)も室蘭、苫小牧も、30代の頃、旧衆議院4区候補者として、お世話になった地域です。「会いに来たよ」、と、たくさんの懐かしい人と握手を交わすことができ、胸がいっぱいになりました。先の統一地方選挙をたたかった思いを胸に、教訓を生かし、いよいよ安倍政権を退陣に追い込む連続選挙、参議院選挙で勝ちぬこうと、力いっぱい訴えました。
青年の集いでは、若者憲法100人アンケートの結果が紹介されました。憲法9条について「変えるべきでない、どちらかといえば変えるべきでない」が64%。その理由は、「戦争は今後もしてほしくないから」などです。あなたは投票に行きますか?の問いに「75%」が行くと、行かない「22、7%」を大きく上回りました。平和のためにできることがあれば「積極的にやりたい。少しならやりたい」を合わせると「92.7%」です。働き方では、人手不足、長時間労働の改善を求める声などが示されました。集いでは、「くらしに希望をと題した『おにぎりビラ』(通称)を持って、政治は変えられる、いっしょに変えようと話せば必ず伝わります。どれだけの人に伝えきれるかだ」と、強い意気込みが語られました。勝利に向け力を合わせましょう。

2019年6月11日火曜日

突き進むのみ


畠山和也 前衆院議員
「かけある記


想定される公示日まで一ヵ月を切りました。この原稿は網走市で書いています。一分一秒を惜しんで、移動中も宣伝カーから訴え続けています。
先日、「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会」に参加しました。医療や介護、難病や障害福祉の分野からの切実な訴えに、政治の根本が問われていると痛感しました。これだけ困っている人がいるのに、どうして税金を米国の戦闘機爆買いへ使うのでしょうか。
悔しい思いを抱えていたら、フェイスブックを通じて高校生と思われる方から友達申請がありました。メッセージには「選挙権はないですが、選挙権持ってる先輩たちにたくさん野党系の候補宣伝してて共産党は今のところ7人に宣伝しました」と書かれているではありませんか。私も悔しがってる場合じゃない、突き進むのみとあらためて腹をくくりました。
二〇一四年の総選挙で当選したときに、道内各地から「最後の選挙と思ってがんばった」「当選の瞬間、うれしくて涙が出てきた」など多くの声をかけていただきました。いろんな苦労があっても乗り越えてきたのが日本共産党。地域・職場・学園で支持を広げ続けてきた方々がいるからこそ、議席の重みを実感もしたのです。
昨年の大地震で家を失った仮設住宅住まいの方が「自民党の国会議員は話を聞きにも来ない。こうやって励ましてくれたのは日本共産党だけだ」と話してくださいました。期待を裏切らない結果を出すため全力です!

2019年6月4日火曜日


岩渕 友 参議院議員
「参議院選挙の勝利で増税中止を」


経済産業委員会で、中小業者の事業継続力強化を内容とする法案の審議がありました。「事業を続ける展望が持てない」「子どもに継がせられない」と、中小業者の廃業が増えています。政府が「事業承継は喫緊の課題」とする背景には、廃業をこのまま放置すれば、2025年頃までに約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われる可能性があり、日本経済全体の問題だという現状認識があります。
 全商連青年部協議会のみなさんとの懇談で、「継ぎたくても継げない」という実態をお聞きしました。その障害になっている問題の解決として、個人事業主の家族従業者の働き分(給与)を税法上経費と認めない所得税法56条の廃止と社会保険料の負担軽減を経産大臣に求めました。56条の廃止は、粘り強い運動で、麻生財務大臣が「検討する」という状況まで追いつめています。さらに運動を大きく広げたい。
北海道胆振東部地震についても取り上げました。地震とブラックアウトによって中小業者が甚大な被害をうけました。東日本大震災や熊本地震で活用されたグループ補助金など含め、中小業者を直接支援する必要があったのではないかと大臣に迫りました。
そして、中小業者の営業を何より苦しめているのが消費税増税です。参議院選挙にむけた5野党・会派の共通政策に「10月の消費税増税中止」が盛り込まれました。参議院選挙の勝利で増税中止を実現するため全力を尽くします。