2025年12月17日水曜日

北方領土館建て替え実現

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


沖縄北方の特別委員会で初めて質問にたち、標津町にある北方領土館の老朽化をめぐる問題について質問しました。

北方領土館は、北方隣接地域の発展や振興、さらに国民理解を進めるために欠かせない施設です。

この間、紙智子前参院議員がその対応について質問を重ねてきました。今年度予算に調査研究の費用が新たに盛り込まれ、検討のための有識者会議が立ち上がり、来年度予算案に北方領土館の建て替えに向けた予算が新規で盛り込まれました。紙さんが求めてきたことが実現するということになりました。

私から、「予算がついたことはありがたい」という地元の声を紹介し、「できるだけ地元負担のないように」という要望に応えるよう、よく聞いて対応するよう求めました。

新たに担当大臣になった黄川田仁志氏は、根室市を訪問した際、「一番やっぱり外国に近い」と発言し、元島民の方々から、「私たちの側に立ったら絶対に出ない言葉だ。もっと元島民の気持ちを理解してほしい」という怒りの声が上がりました。

 「故郷に戻ることのできない元島民のみなさんの気持ちを考えれば、ありえない発言だったのではないか」と質したのに対し、「総理からも注意を受けた。日頃の言動にはいっそう緊張感を持って職務に全うしたい」というだけ。「誤解を与えた…」などと受け取る側のせいにする大臣の認識が問われます。

引き続き、元島民や2世・3世のみなさんの声をおききしながら、政府に厳しく迫っていきたいと思います。 


2025年12月10日水曜日

苦難はみんなで解決しよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

党道委員会主催の「不登校を考えるつどい」には、会場と配信視聴で約百人が参加くださいました。事前のアンケートには、若い世代や小学生からも寄せられました。本当にありがとうございます。

 会場には「親の会」やフリースクール職員、専門家や教員退職者など、幅広い参加がありました。不登校者数は増え続け、全国の小中学校で約三十五万人。そこには子ども一人ひとりの傷や悩みがあり、保護者の苦難があります。多くの方が心を痛めています。

 だからこそ結びつき、安心して語り合える地域や社会を。そのような目的ももって開いたつどいでした。「不登校の子どもをもつ親の会トポス」世話人の門前真理子さんが「三十五万人の保護者がつながりあえれば、社会は変わるんじゃないでしょうか」と話されたことにハッとしました。苦難はみんなで解決しよう。気持ちが前に向いたように思います。

 不登校の増加は、精神性疾患で休職した学校教員の増加と重なります。今の学校は、子どもにも教員にも苦痛になっている。安倍政権から強められた、過度の管理と競争の結果としか考えられません。いい教育をと取り組んでいる教員も多くいるなか、ここでも結びつくことの大事さを痛感しました。

 国政では、高市政権の大軍拡や国会議員削減など、問答無用の強権姿勢が目立ってきました。支持率は高くても、国民の願いに反した政治は長続きしません。つながりあって、変えましょう。


2025年12月3日水曜日

原発再稼働許さない

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


高市政権が経済対策を発表しました。議員団でレクを受けました。物価高に、まともな対策がありません。国民のみなさんが願う消費税減税には触れられず、石破政権が掲げた「2020年代に最低賃金を時給1500円」にという目標も投げ捨ててしまいました。驚いたのは、「エネルギーコスト上昇に強い経済社会の実現」というのですが、原子力の活用しかないのです。

 政府は原発再稼働を加速させようとしています。新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働容認を知事が表明しました。世論調査では、県民の6割が再稼働の条件は整っていないと答えています。事故収束もできず、相次いでトラブルを起こしてきた東京電力に再稼働の資格などありません。

 その直後、泊原発再稼働を鈴木知事が容認しました。泊原発は敷地の大部分が埋め立て地で、多くの耐震重要施設はその上にあります。大きな地震が起きれば液状化によって冷却に不可欠な施設が壊れる危険性があること、大規模な隆起に対応できないことなどを3月の予算委員会で指摘し、原発ゼロを求めてきました。

 東京電力福島第一原発事故から来年で15年になりますが、今も緊急事態宣言は出されたまま、数万人もの方々が避難を強いられています。

 事故を終わったことにして安全神話を繰り返すなどあってはなりません。再稼働を許さない―そのためにみなさんと力を合わせたいと思います。


2025年11月26日水曜日

子どもにも親にも安心を

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

日本共産党は五月に、提言「子どもの権利を尊重し、子どもも親も安心できる支援を 過度の競争と管理をやめ、子どもを人間として大切にする学校を」を発表しました。北海道の小中学校でも、この十年間で不登校が約3倍に増えており、子を持つ親である私にとっても他人事ではありません。

 道委員会として、提言をまとめた藤森毅・党中央文教委員会責任者を招いた「不登校を考えるつどい」を開きます。「親の会」からの発言もいただきます。十二月六日()午後一時三十分?、会場は道高教組センター(札幌市)です。オンライン視聴もできますので、最寄りの党地区委員会などにお問い合わせください。

 学校へ行けない自分を責めてしまうーー心に何らかの傷を負ったため行けないところへ、登校強制・登校刺激でさらに苦しんだという、実際の話を聞きました。保護者も「甘やかせて育てたからではないか」などと言われ、誰にも話せなくなったといいます。だから「子どもも親も安心できる支援」が必要なのです。

 学校カリキュラムにこだわらない支援をしている、知人の施設を訪ねました。彼が心配なのは「家計への支援がなかったら生活できない」と、子どものために親(多くは女性)が休職・離職せざるを得ない現状です。施設などへ通えない家庭も、多くあるはずです。

 安倍政権のころから明らかに、学校への競争と管理が強まりました。子どもが安心して成長できる社会へ、私も力を尽くしていきたい。


2025年11月19日水曜日

クマ対策--農山村の振興と一体で

  



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


連日、熊の人身被害が発生しています。実態をききとるなかで、「クマ対策を担当する職員が休職を余儀なくされた」「大学は午後4時以降の対面授業をやめた」など、生活圏に熊が出没し、その被害があらゆるところに現れています。

政府は関係閣僚会議を立ち上げ、被害対策のパッケージを取りまとめました。対策の公表に先立ち、現場の声を反映するために、北海道と東北6県の党議員などとオンラインび、政府への要請を行いました。真下紀子道議も発言しました。

職員が身を守るために使う盾など備品が不足している、箱わなが足りない、ハンターの報酬が少なすぎ、身分が保障されていない、専門家が足りていない、生息調査が必要など、現場の実態が次々出されました。

通学時にタクシーを利用することにした、柿の木を切るための補助を行っているなど、各地の対策も出されました。「災害なみの対応をしてほしい」という切実な訴えが行われました。

クマ、シカ、イノシシ対策の交付金は約27億円です。圧倒的に予算が足りていません。補正予算と来年度予算に盛り込むとのことですが、抜本的な増額が必要です。

餌となるドングリの凶作などとともに、おおもとには、耕作放棄地が増え、農山村から人が減り、山の手入れず、里山が荒廃するなど、これまでの森林や農業政策の問題が指摘されています。その転換も含め、引き続き対策を求めていきたいと思います。


2025年11月5日水曜日

アイヌ当事者からの希望の言葉

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

アイヌ施策推進法の見直しへ声をあげよう――アイヌ政策検討市民会議が主催の「みんなでチェック!日本の先住民族政策」集会に参加しました。アイヌ当事者が主体となった見直しへと、私も力を尽くします。

 これまで受けた差別や不正義に対し、宇梶静江代表はじめアイヌ力(ちから)のみなさん、少数民族懇談会やラポロアイヌネイションなど当事者団体からの提起や意見が重く響きます。推進法が成立したのは六年前。先住民族と明記しながら先住権は盛り込まず、成立直後から見直しへの機運が高まっていました。

 アイヌ民族が独自の文化や言葉を奪われ、強制移住させられた事実などは消せません。掘り起こされた遺骨が依然として千体を超え、元の地に戻されてもいません。世界では、先住民への同化政策などに対する謝罪が広がっています。日本の遅れは明らかです。

 そのうえ、今なお差別や侮辱を投げかける言動があります。とても容認できません。しかし、アイヌの方々はじめ差別を許さない市民の声も高まっています。「十年前から見れば、当事者が語れる場が増えてきた。希望はあると思っています」と、当事者からの言葉に励まされました。

 「生活と切り離した文化はない。生活様式として生業の保障を」「不当な差別行為に対する人権救済機関の設置を」など具体的な提言を、しっかり国政に反映していきたい。何より私自身が国政の舞台で、この声を届けなければとの思いを強めました。


2025年10月29日水曜日

大軍拡よりくらしに予算を

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


いよいよ臨時国会が始まりました。高市氏が首相に選ばれたものの、参議院では決選投票となり、過半数に満たなかった1回目の票にわずか2票の上乗せにしかなりませんでした。

 24日には高市首相の所信表明演説が行われました。自民党議員が懸命に拍手する一方、連立した維新の会の議員席はシーンとして拍手もまばら。

 自民党が総裁選や数合わせに明けくれている間にも、物価高で暮らしはますます大変になっているのに、高市首相は給付金はやらないと言い、消費税に一言も触れませんでした。参議院選挙で消費税減税を訴えた議員が多いはずなのに、共産党が「消費税について議論を」と求めてものらりくらり。

 今こそ、消費税減税を求める声を広げて高市政権に迫っていきたい。国民には消費税を押し付ける一方、大企業には減税。不公平な税制そのものを見直すときです。

 首相は、来日するトランプ大統領へのお土産とばかりに、5年間で43兆円という大軍拡を前倒しで今年度中に行うと表明しました。さらにくらしの予算を削ろうというのでしょうか。

 悪政の突破口として、議員定数削減をこの臨時国会でやるといいます。先日、定数削減反対の街頭宣伝を行いましたが、署名も始まっています。国会でも党派を超えて、国民のみなさんとも力を合わせていきたいと思います。


2025年10月22日水曜日

悪政を進めるための比例削減を止めよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

自民・維新による高市政権が発足しました。国民民主や参政も、実質的な協力を進めることでしょう。これらの党は、せっかく総選挙と参院選で自民党に審判を下した民意を何だと思っているのか。企業・団体献金の禁止だって結局、棚上げにしてしまいました。

 「生活が苦しい家庭が増えているように思います」とは、ある子ども食堂の支援者さん。「新米が高くて手が出ない」「冬を前に高い灯油代が今から心配」と、行く先々で聞きました。病院も業者も、この物価高では経営が苦しくなる一方です。

 道民世論調査で、泊原発の再稼働に賛成が五十二%と報じられました。高すぎる電気料金を下げてほしいというのが一番の理由です。確かに本当に厳しいです。しかし、原発を稼働した関西電力でも、引き下げ額は3%ほどといいます。それなら消費税5%減税のほうが効果的ではないでしょうか。

 臨時国会を開いて物価高騰対策こそ急ぐべきなのに、国民の切実な声に応えず、国会議員定数の削減を急げというのが維新です。社会保障制度の改悪・削減と、さらなる大軍拡、スパイ防止法、憲法改悪などで自民と合意しています。

 比例議席を減らすことは多様な民意を切り捨てることであり、政権に批判的な政党を排除すること。悪政を進める狙いが透けて見えるではありませんか。事態は風雲急、負けられません。日本共産党は、比例定数削減に反対する署名を呼びかけています。ぜひ、お広げください。 


2025年10月15日水曜日

自民党政治終わらせる

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


農林水産委員になり、道内の実態をつかもうと、はたやま和也さんと団体などを訪問しました。どこでも出されたのが気候変動による影響と人手不足の問題です。

 サケの水揚げが昨年の半分、玉ねぎやじゃがいもが小さいなどの影響がでています。道立総合研究機構の余市町にある水産試験場と長沼町の農業試験場では、気候変動の実態と対策の研究についてうかがいました。かつては冷害対策に取り組んできた北海道でも、高温対策が重要な課題になっています。

 人手不足を支えているのが外国の方々だということもよく分かりました。欠かすことができない存在であり、関係性を築いていくために地域で様々な努力が行われています。排外主義が広がることへの懸念も口々に語られました。

 「大臣がかわる度に政策が変わることが怖い。子どもがやりたいと思うような農業政策にしてほしい」「やっぱり価格保障や所得補償が必要」「食料安全保障は重要で、農業予算をもっと増やすべき」など、若手農家の方や組合長さんの言葉にうなずくことばかり。持続可能な農林水産業をどうつくっていくのか。国会でしっかり議論していきたいと思います。

 調査後、公明党が政権離脱のニュースが飛び込んできました。これまで自民党だけではできなかった悪政を一緒に進めてきたことの責任は重いものがあります。その公明党でさえ離脱する自民党政治。終わらせるためにみなさんと力を合わせていきたいと思います。


2025年10月8日水曜日

新しい共同をつくる先頭に

  

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

先月末に、衆議院比例・北海道ブロックの候補となることが発表されました。「今度こそ」と何度も言ってきましたが、今度こそ議席奪還を果たしたい。あらためて、ご支援を心からお願いします。

 高市早苗氏が新たな自民党総裁となりました。止まらぬ物価高、その一方で医療費の負担増や病院の経営危機など、くらしの安心に向き合う施策は見られません。大軍拡や排外主義、憲法を変えようという姿勢は突出しています。裏金事件は幕引きの様相です。

 国民民主や維新が連立政権に加わるかもしれないし、参政は協力姿勢を表明しています。せっかく自公を少数にしたというのに、さらに悪政を進める政権となることなど許されない。新しい共同や対抗軸を、急いでつくらなければ。

 「看護師が足りません。助勤で来てくれるのが申し訳ないと、少ない看護師が休まずまわしています」「消費税減税を願っていた業者は多い。もうギリギリです」。あいさつにまわった先で、切実な実態が寄せられました。街頭や大学前では、若い世代との対話がはずむし仲間が増えると、民青同盟の奮闘ぶりも聞き励まされました。

 要求と模索は強まっています。何を変えたらいいのかと、多くの方が考えています。対話を広げ、変える道筋を話し合い、日本共産党の政策や役割を伝えていければ、今度こそ議席奪還へつながると確信しています。新しい共同をつくるためにも、元気に道内各地をまわっていきます。 


2025年9月24日水曜日

自民党農政変える

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


田んぼに黄金色の稲穂がゆれ、稲刈り真っ盛りの時期です。この間、各地のJAとの懇談や農家を訪問して話をうかがっています。どこでも、今年の米の出来はどうか、米が足りるのか足りないのか、価格はどうなるか、そして自民党農政への意見が次々出されます。

 あるJAでは、「そもそも食糧管理制度をやめたのが問題ではないのか。元に戻した方がいいのではという声もある」と。別のJAでは、「米の増産というけれど、大規模農家の支援ばかりではなく、中規模、小規模の農家の支援が必要だと思う」との意見が出されました。さらに、「今、農村は人がいなくなって、地域のおまつりもできなくなっている。農村政策にもっと力を入れてほしい」という要望もいただきました。

 農家を訪ねると、「増産といっても種もみもないし、これまで飼料用米を作っていた人が主食用米を作るようになったら、飼料用米を使っていた人たちが困ることになる。政府は現場を知っているのか」など、怒りの声が寄せられました。

 自民党農政の矛盾があふれていること、そのことへの怒りが広がっていると感じました。同時に、党の政策と一致するところが多いとも感じています。

 先日うかがった山形県鶴岡市では、市議会で農業を持続可能にする所得補償を求める請願が全会一致で採択されたそうです。様々なところで変化が生まれています。

 自民党農政を大もとから変えるために日本共産党の出番です。引き続きみなさんから学びたいと思います。


2025年9月17日水曜日

会計年度任用職員について考える

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


13日、北海学園大学の川村雅則教授を講師に会計年度任用職員について学ぶ学習会(日本共産党道委員会主催)に参加しました。北海道、札幌市、市町村で働く公務員のうち3人に1人は非正規で、ほとんどが会計年度任用職員です(41245人)。民間企業だと非正規雇用を5年続ければ無期雇用転換の申し込みが出来ますが、公務員は適用外、有期雇用から抜け出せません。

 賃金も低く抑えられていて最低生計費である時給1700~1900円に遠く及ばない低水準で、例えば、事務補助職員の平均は1時間当たり1124円です。「収入が良くて安定している」という公務員のよくあるイメージとはまるで違う状況だということがわかりました。

 非正規公務員の一般事務職、看護師・保健師、保育士、給食調理員、さまざまな分野の相談員・支援員の8割以上が女性です。昨年、党道委員会で行った「働く女性のアンケート」の中にも会計年度任用職員の女性から回答がありました。給料が低くて暮らしが大変、仕事の内容はほとんど変わらないのに非正規であることが書かれていました。ジェンダー平等のためにも非正規公務員問題の解決が必要だと川村先生も述べていました。

 公務員の有期雇用をなくし、最低生計費に見合った給料の引き上げを実現して、私たちの暮らし支えるために教育・福祉など公共サービスの現場で頑張っているみなさんが安心して働ける公務職場をつくることが必要です。


2025年9月10日水曜日

みなさんと力合わせて暮らし守る

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


畠山和也さんと釧路湿原のメガソーラー建設をめぐる問題で環境省からレクをうけました。様々な団体や個人のみなさんが声をあげてきました。環境省が現地に行き、道が森林法違反を理由に事業者に工事の一部中止を勧告。オジロワシの生息も確認されています。私たちは再生可能エネルギーを推進する立場ですが、地域と共生する再エネを進めることが大切であり、ルールの強化が必要です。引き続き、地元のみなさんとも取り組んでいきたいと思います。

 石破首相が辞任を表明しました。参議院でも与党が過半数割れに追い込まれたのは、自民党政治を変えたいという国民のみなさんの切実な思いがあったから。辞任は当然です。けれども、総裁、総理が変わっても、国民の思いにこたえることにはなりません。しかも、自民党は選挙結果など関係ないと言わんばかりに総裁選には熱心に取り組んできました。裏金事件の反省もなく、物価高騰にもまともな対策もとらない自民党に対して、各地で「選挙後も暮らしの大変さは変わらないのに、消費税減税もやらないし、給付金もない。どうなっているのか」と怒りの声が出されています。

 自民党政治を変えるために日本共産党の出番のときです。第6回中央委員会総会で、新しい国民的・民主的共同を広げようという提起が行われました。消費税減税をはじめとした暮らしを守る願い、排外主義を許さないたたかいなど、より多くのみなさんと力を合わせたいと思います。


2025年9月3日水曜日

戦争と性暴力―「黒川の女たち」

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


先日、映画「黒川の女たち(監督:松原文枝)」を見に行きました。

 満州引き揚げの証言などは見聞きしたことはありますが、こうしたかたちの性暴力があったことは初めて知りました。

 満州黒川開拓団はソ連侵攻で追いつめられ、ソ連将校に守ってもらうことと引き換えに、開拓団の満18歳以上の未婚女性15人にソ連兵への性接待を強要しました。女性たちは日本に戻ったあとも差別や偏見にさらされ、70年以上もトラウマに苦しみ続けていました。

 この事実は長い間「恥」として隠されていましたが、被害者の女性たちが声を上げました。映画は被害者女性による証言とトラウマとスティグマ(負の烙印)からの回復の記録であり、戦争性暴力をなかったことにしない人たちのたたかいのドキュメンタリー映画です。

 戦争と性暴力は切り離せないものです。現在も、イスラエル軍やロシア軍の兵士によって住民や捕虜などへの性暴力・拷問が行われています。絶対に許されません。戦争状態は人間性を失わせ、あらゆる暴力で支配する構造をつくりあげます。

 過去と今は地続きです。今起きている戦争や虐殺を終わらせるために世論を広げ、たくさんの人たちと力を合わせます。そして、「歴史の事実を語り継ぐことは生きている者の使命」です。  

 戦争の被害と加害の両方の歴史を受け継いで、二度と戦争をしない国であるためにも、大軍拡を許さないたたかいに力を尽くします。


2025年8月27日水曜日

入党して30年

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


入党して7月で30年。永年党員証の授与式があり、党本部で受け取りました。50年党員の方も一緒で、なんと紙智子さん、元衆院議員の畑野きみえさんも参加されていました。

 入党した1995年は、大学受験真っただ中の1月、阪神・淡路大震災が発生。福島県からも多くの方がボランティアに向かいました。阪神・淡路大震災経験はその後の災害、そして東日本大震災にもいかされました。

 沖縄で起きた米兵による少女暴行事件に抗議する県民大会が行われました年でもあります。その後も米兵による暴行事件が止まないもとで怒りの声は広がり、オール沖縄につながっていきました。新たなたたかいが大きなうねりになる転換の時期だったのだと思います。

 入党後、学生として、地域の一員として、党の専従として、いろいろな場所で活動をしてきました。どこでもその場所で力を尽くす党員のみなさんの姿に触れてきました。「日本共産党の一員でよかった」と思う場面が何度もありました。

 強烈に実感したのが東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の救援活動でした。被災者救援本部が設置され、全国から「自分も何かしたい」と多くの方が駆けつけ、被災された方々の話をきいて、寄せられた要望を実現させるために力を尽くす。こんな党はほかにありません。

 激動の情勢のもと、くらし、人権、平和を守る正念場のとき。これからもみなさんと力を合わせて、一歩一歩進んでいきたいと思います。


2025年8月20日水曜日

平和な日本と世界の実現に力を合わせよう

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


参議院選挙でご支援いただいたみなさんに感謝申し上げます。全道どこでもあたたかい言葉をかけてもらい最後まで元気にたたかうことが出来ました。

 北海道選挙区は残念ながら議席には届かず、比例代表ではたやま和也さんを国会に送ることが出来ず、悔しく残念です。選挙の取り組みから教訓を引き出し、次のたたかいに向けて質量ともに大きな日本共産党をつくるために私も頑張ります。

 参議院でも自公の議席が過半数を割ったことは、自公政治を終わりにしたい、消費税減税など物価高の暮らしを良くしたいという民意の現われです。公約実現のために引き続き力を合わせます。

 戦後・被爆80年の今年は8月7日にオンラインで「被爆80年長崎のつどい」に参加しました。被団協の田中煕巳(てるみ)さんをはじめとした被爆者が被爆の実相、反核平和運動の歴史などをお話してくれました。谷口稜曄(すみてる)さん、渡辺千恵子さんなど亡くなられた被爆者のスピーチ映像を見られたことも貴重でした。

 9日には5年ぶりに矢臼別平和盆踊りに参加し、はたやまさんとご挨拶させていただきました。日米共同軍事演習や米海兵隊移転訓練が毎年行われる矢臼別で、日本と世界の平和・核兵器廃絶を願い開催される平和盆踊り、粘り強い基地監視活動に取り組むみなさんに連帯します。アメリカ言いなりの政治をおおもとから変えて軍拡ではなく外交努力する日本に、1日でも早く日本が核兵器禁止条約を批准するために力を合わせる決意です。

 


2025年8月6日水曜日

みなさんの支えで駆け抜けた24年間

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


参議院議員の任期が7月28日で終わりました。「かけある記」を書くのも今回が最後です。読者、編集に携わったみなさんに感謝いたします。

私は、2001年の参議院選挙で初めて国会に送っていただきました。「いのち・食と農」を原点に4期24年間、農林水産委員会や沖縄・北方特別委員会、東日本大震災・福島第一原発事故後は、東日本大震災復興特別委員会などに所属して活動してきました。

24年間元気に駆け歩き、走り続けられたのは、みなさんの支えがあればこそと胸に刻んでいます。

「かけある記」は、その時々の国政や活動の中での発見と驚き、いのちの大切さ、怒りや喜び・希望など、心に響いたことをスケッチしてきました。最初の6年間は、無我夢中であっという間でした。

24年間、自民党の社会保障の改悪、戦争する国づくり、農業・農村つぶしの悪政と対決してきました。

全国の農山漁村を訪ね、“自民党にはもう任せられない”と未来像を描き、開拓精神を発揮して切り開く生産者らの姿に学ぶとともに、現場の要求を政府にぶつけて闘ってきました。

大震災・原発事故の被災地を訪ね、被災者支援、原発ゼロを政府に迫ってきました。

千島=領土問題と根室・隣接地域の振興、アイヌ民族の先住権回復などの課題に取り組んできました。

当面、日本共産党本部で農林漁業、国民運動委員会で仕事を続けます。

希望ある未来をつくるために、これからもみなさんとともに歩んでいきたい。


2025年7月30日水曜日

足を止めてはいられない

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

連日の猛暑のなか多くの方からご支援・応援をいただきながら、紙智子参議院議員の議席を引き継げず、申し訳ない思いでいます。党全体でも議席を減らし、しっかり底をついた総括をおこなって、次のたたかいに活かします。

 「これからも物価高が続くと考えたら恐ろしい」「本当に農家を助けてください」ーー生活苦や政治への不満、先が見えない不安と閉塞感を、選挙期間中、何度も聞きました。もう自民党には任せられないという雰囲気は、各地に広がっていました。

 不満や閉塞感の矛先が、外国人などへの差別として向けられた選挙でもありました。精神疾患を抱えているという方が私の演説に足を止め、「差別がない社会をお願いします」と絞るように話されたことも。期日前投票で他党へ投票したことを、悔やんでおられました。

 大軍拡を許さないことや核兵器禁止条約の批准など大事な争点が、マスコミで扱われることが少なかったと思います。米国からの要求もあり、今後は間違いなく国政の重要課題となるでしょう。足を止めてはいられません。

 自民・公明が過半数割れとなり、切実な願いを実現できる可能性が生まれています。差別や排外主義など、悪い方向へ進む可能性もあります。いっそう世論と運動を大きくすることに、私も地に足つけてがんばりたい。差別を許さず、閉塞感に応える活動を強めます。

まだまだ暑さが続きます。お体を大切にしながら、ともに声をあげましょう。

2025年6月28日土曜日

願いはばむ自民党を少数に

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

 

5回中央委員会総会で決意表明をした、はたやま和也さんの話に思わず涙がこぼれました。前日、仙台市での街頭演説で声をかけてくれた方がいたそうです。北海道江別市出身の方で、施設に入所していた親の遺品を軽理していたら一冊のノートが出てきて、「はたやまかずや」と何度も練岩渕友

習していたと。この人は誰だろうと調べてみたら、はたやまさんだと分かって会いに来てくれたというのです。何度も何度も名前を書き、はたやまさんにどんな思いを託していたのでしょうか。

私まで胸が熱くなりました。一人ひとりの思いを必ず議席につなげる選挙にしたいと強く思います。

都議選では残念ながら議席を減らす結果となりましたが、変化を感じる選挙でもありました。豊島区の米倉春奈さんの応援で商店街へ行くと、何人もの男性がビラを受け取ってくれ、声をかけてくれ、立ち止まって話を聞いてくれるのです。若い方もサラリーマンの方も、高齢の方もいました。

4年前に応援に行ったときに反応があったのは圧倒的に女性でした。この話をすると「私もそうだった」という返事が何人からも返ってきました。

幅広い方々に党を支持してもらえるという手ごたえを感じます。

国会は最終盤、衆議児で可決されたガソリンの

暫定税率廃止法案が、参議院では自公の反対で採決に至りませんでした。

国民の願い実現を何度も阻んできた自民党を参議院でも少数に追い込む選挙へ。全力で頑張ります。