2025年4月19日土曜日

 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 世直しアンパンマン共産党勝利を


高知県で「食と農を考える集い」に参加しました。県庁近く、高知城の周りに、やなせたかしさんの「登畑」がなびいています。

NHK朝ドラ「あんぱんまん」の舞台の高知。先輩の故山原健二郎元衆議院議員の資料室に立ち寄った時、やなせさんと山原さんの対談資料を発見しました。

お二人は高知新聞社に就職した時の同機だったそうです。そのご縁で1996年に対談しました。

湾岸戦争(1991年8月~92年2月)の時、テレビで柳泉が批判的に話をされていたことに山原さんが触れると、柳瀬さんは「正義というのは、何かやっつけてしまうことではない。いま困っている人を助ける、助けられる方の身になって助ける。アンパンマンは飢えている人を見て自分の顔をあげる。それくらいしかできないけど、でもその事だと思う」と語りながらアンパンマンに自分のポリシーが入ってること、戦争を体験し正義感がすっかり変わったと言います。弟が特攻隊を目指して亡くなったことの辛さが身にしみたと語っています。

私は思い出します。安保法制阻止のたたかいが発展し、市民と野党の共同で自民党を少数に追い込もうと候補者を一本化するために、日本共産党が身を削ってたたかい、自民党を大幅に減らし、憲法改悪をくい止める力になったこと。その時「共産党ってアンパンマンみたいですね」と言われたことを。

夏の政治戦で、世直しアンパンマン=日本共産党の勝利をかちとろう!

 岩渕 友「国会かけある記」

                                                        二○二五年四月十四日

トランプ関税から、くらしと生業守る

                            参議院議員

                                    岩 渕   友


  トランプ関税が世界を混乱に陥れています。すでに米側から日本に対し、農産物など色々な分野で日本に譲歩を迫るような発言が行われています。国会で「米国製の兵器をもっと買った方がいいのでは…」といった声が出ていることは論外です。

WTOは、加盟国間での関税率の差別と、一方的な措置を禁止しています(最恵国待遇)。米国が主導してきたルールを自ら破り、譲歩を引き出そうとする道理のない姿勢に対し、毅然と撤回を求めるよう党として繰り返し求めています。参議院決算委員会での山下よしき議員の質問に、「(関税)撤回を求める」と答弁した石破首相は、結局、懸念を伝えただけ。

関税から、くらしと生業を守る対策が必要です。党本部は対策本部を立ち上げ、東京商工リサーチの方からどんな影響が出るのか、どんな対策が必要かお聞きしました。政府は自動車産業への影響ばかり口にしますが、あらゆる分野への影響をつかみ対策を今から考えるべきです。

以前から物価高騰に悲鳴が上がっていました。にわかに自民党内でも、公明党や野党からも、消費税減税という声が上りはじめています。今ごろかという思いもありますが、国民の怒りと消費税減税を求める声の高まりに押されての発言だと思います。先日、仙台市での集いでも、消費税減税を求める質問と意見がたくさん出されました。

「ホンモノの改革」の党として、消費税減税・インボイス廃止の実現のために力を合わせます。

2025年4月14日月曜日

ホンモノの改革こそ

 畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 進学・進級の4月は、子育て世代にとって最も出費の多い月。わが家も上の子の大学授業料、下の子は中学生ですが副共催費などがかかります。

 「学費が高くてバイト漬けの友人もいます」。福島県郡山市の「あおぞら対話」で大学生が語りました。原発事故で誰もが苦しんだ経験から「県民の役に立てれば」と心理学を学んでいるそうです。希望がありながら進学できない、進学しても学ぶ時間がない。昨年の総選挙では、学費の重さに退学したという方にも会いました。私も一緒に悔しい思いをしました。

 それなのに、4月から授業料が上がった大学があります。「受益者負担主義」を当然視し、教育予算を増やさない自民党政治でよいのかと訴えていきたい。これ以上、学生たちをお金で泣かせてはなりません。

 「お米が高くて食べ盛りの子どもたちにおなかいっぱい食べさせてあげられない」という話も。給食のない春休み、3食でなく2食だったという家庭もありました。「米はぜいたく品になってしまう」との悲鳴も、リアルに胸に響きます。

政府の給付金検討が報じられていますが、これだけ困窮する生活を支えるのに小手先の策ではダメなのでは。消費税減税、学費値下げ、賃上げや年金引上げ、農林水産業の抜本的支援…。「ホンモノの改革」に突き進むことがどうしても必要です

桜の開花とともに政治に春を。引き続き元気に訴えてまわります。

2025年4月2日水曜日

このまま新幹線工事を続けていいのか

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

 「新幹線工事のため、四月から2番線ホームのエスカレーターが使用できなくなります」。JRで札幌駅に着くときに流れた車内アナウンスです。観光客から「新幹線は延期じゃないの」と、不思議そうな声が聞かれました。

 北海道新幹線の札幌延伸は、予定より八年も延びて二〇三八年度末になる見込みと発表されました。トンネルは難工事が予想され、さらに数年の遅れも指摘されています。工事費用は膨れ上がり道民負担も増すばかり。有害掘削土の置き場も、並行在来線である函館本線の今後も決まっていません。

 JR北海道で、最も赤字の路線は北海道新幹線です。一方で道内の各在来線は、通学や通院、観光などに必要とされていながら、赤字を理由に一部が廃線とされました。物価高を理由に、定期を含め運賃が値上げされ、ますます使いにくくなっています。札幌延伸は中止も含めて考えなおし、路線の維持・存続へ、政治の決断が必要なときです。

 東北や北関東をまわると旧国鉄に勤めていたという方と出会うことも多くあり、「北海道の●●さんは元気かい」と声をかけられます。

国鉄分割・民営化に話が及び、広域・寒冷の北海道で公共交通を維持するには、国の支援が欠かせないとの結論に。本州へ農産物などを運ぶ上でも、北海道の鉄路は全国的な意義をもつのです。

 四月から新しい職場や学校へ、JRを利用する方もいるでしょう。鉄路を守ろう!と私も広げていきたい。


2025年3月26日水曜日

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


“切実な要求と結び参院選挙勝利へ”

                    

 桜の咲く3月、東京でゆっくりとお花見をした記憶がありません。それというのも、参議院は毎年3月、衆議院から送られてくる予算質疑に、私が所属する農林水産委員会や大震災復興、ODA沖縄北方両特別委員会などの審議が集中するからです。

 患者団体のみなさんの命がけの訴えや日本共産党と野党の論戦が、政府が狙う高額療養費の上限引き上げを凍結に追い込みました。石破茂首相の商品券配布=裏金問題が発覚し、衆議院での与党過半数割れのもとで一部野党を抱き込んでの「延命戦略」が破綻しています。

 2月末から3月にかけて、多くの団体のみなさんが国会要請に詰めかけています。物価高騰に苦しむ労働者の賃金大幅アップをと、国民春闘共闘に参加する医療従事者や公務・民間の労働者、選択的夫婦別姓等を求める女性団体、米価高騰に対し食料自給率の向上を求める生産者や街のお米屋さん、高校授業料の公私間・自治体間格差の是正を求める私学助成の会、高過ぎる大学学費に苦しむ学生など、いずれも切実な要求です。

 日本の農業に希望を!と語り合うつどいが各地で開かれます。3月は旭川市東鷹栖で、4月は留萌、名寄両市や当別町、高知県でのつどいに参加し、合間を縫って全国農業・農民後援会で講演する予定です。国会では2月、「令和の百姓一揆」の院内集会、3月30日には東京都内でトラクターデモが計画されています。

 参議院選挙勝利向けて国会内外でパワーアップを!


2025年3月22日土曜日

  紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

12日の参院予算委員会で、コメ不足と米価高騰をテーマに質問しました。

スーパー店頭のコメ価格は1がYつから、昨年同期比で2倍に高騰しています。民間在庫量が少なく、このままでは6月末に底を打ち、新米が出回るまでの端境期(はざかいき)に昨年同様、コメ不足になると予想されています。

ご飯ものを扱う業務向け事業者が不安に駆られて買い急ぎ、価格高騰の一因になっています

江藤拓農林水産相は、「(コメ不足になる)リスクがある」と答弁しました。だったら増産のメッセージを出すべきではないかとただすと、大臣は、「政府備蓄米を放出するので様子を見る」「増産は生産者の自覚に任せる」と冷ややかな態度。

需給が不安定になった根底には、生産者に減産を求めた長年の自民党政治によるコメ政策があります。生産者は増産したくても、時給換算10円では生活できません。「自覚」という名の「自己責任」を迫るのでなく、生産を下支えする農業予算の増額が必要です。

農林水産員会では担い手対策を取り上げました。毎年8万人が離農しているのに対し、新規就農者は3万人。食料自給率を上げることも、地域の維持もいっそう困難になります。担い手対策を「国家プロジェクトに」と提案しました。

生産者は怒っています。30日、「令和の百姓一揆」と題し、農政の転換を求めるトラクターデモが行われる予定です。

石破茂首相の商品券裏金問題が発覚し、政治とカネにどっぷり浸かった自民党の姿が改めて国民の目にさらされました。「500万人要求対話・アンケート」の運動で政治を変えましょう。

2025年3月19日水曜日

 岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


“国による大規模な支援を”


山林火災で今も鎮火にむけた消火活動が行われている岩手県大船渡市に行ってきました。市と漁協にうかがい、北海道はじめ全国から寄せられた義援金を届け、国への要望などをおききしました。

 山道を車で走り、被害が大きかった綾里地区に近づくにつれて、木の根元が真っ黒になり、焦げたにおいが車の中に入り込みます。全焼した住家隣に、そのまま残っている家も。山林火災がどんな被害をもたらすのか、被害がどれだけ大きいのかを感じます。

 市長からは「自宅の焼失も全焼の方もいれば一部焼失の方もいる。避難指示を出したことで営業できなかった事業者もいる。被災を広くみてほしい」「地元に住み続けられるようにスピード感を持って住まいの確保を進めたい」「大震災以上の支援を」と要望をいただきました。

 日本一とも言われるわかめの漁が遅れて始まりました。作業場などの焼失により、塩蔵で出していたわかめが生で出荷されています。ところが、生わかめの単価は、塩蔵の約20分の1。損害があまりにも大きい。漁具などを入れていた倉庫も、定置網も焼失。オーダーメイドのために注文しても届くまで半年以上かかるとのこと。それまでどうやって雇用を確保するのか、無担保・無保証の融資をと要望がありました。

 東日本大震災津波のうえに今回の山林火災で何重にも苦しい状況になっています。引き続き、国による大規模な支援を求めていきたいと思います。


2025年3月15日土曜日

 畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 今年の「3.11」は札幌駅前で、各団体のみなさんと黙とうしました。集会に先立ち岩手県大船渡市の山林火災・緊急支援募金を街頭で呼びかけました。

改めて、心からのお悔やみとお見舞いを申しげます

 原発ゼロへ、とスピーチで強調しました。宮城・女川原発は再稼働され、青森・むつには中間貯蔵施設、北海道では最終処分場建設に向けた文献調査、そしてエネルギー基本計画では原発「最大限利用」。福島の苦しみがなかったかのような石破政権の姿勢は許されません。

千島海溝付近の巨大地震を引き起こしうる「ひずみ」が蓄積していると、観測結果が発表されました。災害が発生して頼りとされれるのは、医療・介護・福祉や消防・保険、そして自治体職員です。今でさえ人員不足が著しい。増員・拡充を急がなければなりません。

道民医連から「医療危機」の実態をうかがいました。全国アンケートに答えた医療機関の半数以上が、診療報酬改定の影響で減収減益、さらに「資金繰りが厳しい」が3分の2も。給与削減を進めている公立病院もあります。

それなのに、医療費4兆円の削減をという維新の主張を自民・公明が受け入れたとは、これまた許せない。

命や健康、くらしや地域の土台を壊し続ける政治を変えましょう。患者と国民の声で、高額療養費制度の見直しを凍結に追い込みました。国民世論とたたかいこそ、政治を動かす力。私もいっしょに頑張りたい。

2025年3月8日土曜日

大船渡火災 大規模な支援を

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

 

大船渡の山林火災は市の面積の9%が焼失する甚大な被害になっています。国会議員団でも政府に緊急対策を求めてきました。そのときに、現地の議員団や党員のみなさんの奮闘が大きな力になっています。

党岩手県委員会が災害対策本部を立ち上げ、高橋千鶴子さんと2日に現地入り。翌日、国会でも本部会議を開いて千鶴子さんとオンラインでつないで「自宅がどうなっているのか」「情報がほしい」という声など、被災した方々の要求を共有しました。

その場で紙智子さんから「明日、募金に取り組めないか」と提起があり、山添拓さんが段取りしてくれて、急きょ新宿駅前で救援募金に取り組みました。募金には党本部からも多くの方が参加。なかには「知人が大船渡にいる」という方もいました。高橋千鶴子さんが駆けつけ、その日の岩手日報を掲げ、現地のリアルな様子を報告。「みなさんの思いが現地の大きな励ましになる」という訴えに、「報道をみて心配している」など、多くの方が協力してくれました。その足で、国会でも政府に緊急の申し入れを行いました。

大船渡は東日本大震災津波で被災し、その後もコロナや物価高騰、不漁など何重にも苦しかったところに今回の山林火災です。被災された方々、市や県の声にこたえ、国をあげて大規模な支援、寄り添った支援を行うべきです。引き続き、現地のみなさんと力を合わせて政府に対策を求めていきます。


2025年3月5日水曜日

奨学金返済に苦しまなくてすむように 

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


先日、小学校からの友だちと食事をしていたときに奨学金返済の話になりました。友人の1人は札幌市内で幼稚園の先生をしています。札幌市には「さっぽろ圏奨学金返済支援事業」というものがあります。認定企業の幼稚園や保育園・認定こども園で働き始める人を対象に奨学金を一部返済免除する、数年前から始まった制度です。友人は「私たち中堅は制度の対象外で毎月奨学金を返している。新しい先生は3年働けば奨学金免除になる。若い先生たちに働き続けてもらえるように仕事を調整したり気にかけているのに『3年働いたら辞めるんで』みたいなスタンスの人が多い。正直ずるいなって思ってしまう」と話してくれました。

 学生の2人に1人が奨学金を利用しています。卒業時には平均で300万円の借金を背負って社会に出ます。私も学生支援機構の第一種奨学金を返済中です。返済の大変さは本当によくわかります。「対象外になる人をつくって分断を煽る制度が多いことが問題だと思う。みんなが使える制度にしたいね」と日本共産党の教育費負担軽減の政策を伝えました。納得してくれ、「税金はこういうことにたくさん使ってほしい」と言っていました。

 日本共産党は返済中の奨学金半分免除を実現して、授業料値上げストップ、そもそも高い学費は無償を目指して半額に、奨学金は給付型を中心に拡充する。夏の参議院選挙で日本共産党を大きく伸ばして実現するために私も頑張ります。


2025年2月26日水曜日

もっと良い教育がしたいから

はたやま和也  元衆議院議員



 東北・北関東と駆けまわり、この原稿は福島県で書いています。昨日は宮城県で「教育と未来を語るつどい」に参加しました。

 宮城教育大学で学んだ当時の先輩はじめ、現職教員など約50人の参加で会場はいっぱいに。私から国会情勢とともに、1月30日に発表された党の提言に触れて教育政策を話しました。

 とにかく学校が忙しく、教員も子どもたちも追い詰められる状況を早く変えたい。精神性疾患による教員の病休者は全国で7000人超、小中学生の不登校は34万人にも激増しています。自民党による、激しい競争や管理を強いてきた教育行政の結果です。石破首相は胸が痛まないのでしょうか。

 つどいはグループごとに意見交換も。「産休を取るのに代替教員が見つからず、休むのが申し訳ないとの思いになる」「とにかく教員を増やしてほしい。忙しすぎて元気が出ない」「校務で情報担当となり、自分でも矛盾を感じながらICTを推進している」など、現職教員からの切実な訴えが続きました。

 給特法という「教員残業代ゼロ制度」を続け、教員の基礎定数を増やそうとせず、教育予算より軍事費を増やして、しわ寄せは子どもたちに来るのです。お互いの話にうなづきあい、私の訴えにも「そうだ」の合いの手が入るほど、つどいは熱気あるものとなりました。

 それだけ教育現場を良くしたい、もっと良い教育実践をしたいという熱い思いの現れです。私も必ず国会へ、この声を届けたい。


2025年2月22日土曜日

国会審議を愚弄する裏金・自民

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

裏金事件の解明を妨害する自民党。衆院の予算委員会で決めた旧安倍派会計責任者の松本淳一郎氏の参考人質疑は、日本共産党の質問を排除した上、質問者や質問内容にクレームをつけるなど、国会審議を愚弄(ぐろう)する異常事態に。

裏金事件に反省しない自民党政治は許せません。

一方、国会では政治を変えるつどい、集会が続いています。18日は「令和の百姓一揆」が。「私たち百姓は安全でおいしい農産物を作るために、日々土地を耕し家畜を養い、自然と向き合い農業を営んできました。しかし、農業を続けていくことが困難になり、急激な瓦解(がかい)の中で今や風前のともしびになろうとしています。果たしてこの国から農民が消えていいのでしょうか、農村が消えていいのでしょうか。未来にわたって農、食、地域を支え、次代にタスキを渡したい。途切れさせてなるものか!」こんな地域の百姓が集まりました。

山形県に住む菅野芳秀実行委員会代表が呼びかけ人となり、稲作、野菜、果樹、畜産農家、酪農、有機農家が発言。能登半島地震の現場からは農業協同組合の組合長がオンラインで現状を告発しました。330日は東京で「トラクター行進」が計画されています。

新日本婦人の会は軍事より暮らしに、選択的夫婦別姓を今すぐ実現など40万人分の署名を、私学助成の会も228万人分の署名を提出するなど、各分野のたたかいが強く展開されています。このたたかいと連帯し頑張る決意です。


2025年2月19日水曜日

国民の声と運動広げる

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


2月に入り千葉市と岩手県岩泉町の酪農家との懇談とつどい、北海道長沼町のつどいで、リアルな現状と政治へのあふれ出る要望をお聞きしました。

 酪農は、飼料や燃料など資材費が高騰・高止まりし、乳価が上がっても厳しい経営状況が続いています。「国は牛の頭数を増やせ・減らせと言うが、搾乳できるまで3年かかる。酪農の初歩がわかっていない」、「なぜ酪農を続けているのか?」と聞かれたら「先代が築き上げてきたものを、ここで手放したくない。牛飼いの意地で続けている」などの発言が相次ぎました。衆議院で予算審議が続いています。大軍拡ではなく、いのちと暮らし優先を、その声と運動を広げていきたいと思います。

 独立行政法人・家畜改良センター新冠牧場に保存されていた、アイヌ民族の強制移住に関わる文書について、2023年5月、参議院行政監視委員会で取り上げました。国立公文書館に移管された文書を閲覧し、101冊を超える資料のなかで閲覧できたのは4冊でしたが、「新冠村旧土人嘆願書に関する件」を目で確認することができました。永久保存され誰でも閲覧できるようになったことは重要です。

 7日は「北方領土返還要求大会」が都内で行われました。石破茂首相は米トランプ大統領との首脳会談を優先しました。平均年齢90歳になろうとしている元島民の訴えを聞かない総理、1月には〝北方四島に核ごみ〟発言を肯定した経済産業省幹部。政府与党の領土問題の位置づけの低さに怒りを禁じ得ません。


2025年2月15日土曜日

もう「亡国の農政」変えよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


理論政治誌『前衛』の企画で、農民連の藤原麻子事務局長と対談しました。衆院議員の時は農林水産委員で、何度も農民連のみなさんから話をうかがいました。藤原さんとはTPP反対運動の場面でも交流し、青森県出身という縁もあり今回の企画となりました。

物価高騰で食べるにも困る人が続出し、米不足や畜産・酪農の経営危機も続いています。「もう規模拡大も限界」(北海道)「耕作放棄地を見てほしい」(秋田市)など、各地で聞いた切実な声も忘れられません。

そもそも食料自給率という大目標まで投げ捨てるようでは「亡国の農政」と言うほかなし。その中で農民連が消費者とつながり、食料支援や学校給食で活用が広がるなど、粘り強い運動を続けています。もう自民党農政を変えようと、盛り上がる対談となりました。

北海道で、ある農協の組合長が『赤旗」は(裏金事件のスクープなど)すごいことをやっている」と、地元市議に声をかけたそうです。「あんたたちは(すごさを)分かっているかい。何をやっているんだ」と、激励を込めて言われたとのこと。この期待に応えなければと私も背中を押されました。

農民連で対談後に、ある方から「はたやまさんの国会質問は毒とユーモアがあるので注目していました」と言われました。自民党には毒でも、農家には愛情たっぷりの質問をしたはずですので、必ず議席を勝ち取って続きの質問をと決意を新たにしました。


2025年2月12日水曜日

核のごみ押し付けるな

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


核のごみの最終処分場をめぐる説明会で、参加者が北方領土に処分場を建設することを提案したのに対し、経済産業省の幹部が「実現するのであれば魅力的な提案だ」、原子力発電環境整備機構(NUMO)の幹部が「一石三鳥四鳥」と発言したことについて、経済産業省とNUMOに対し紙智子議員とともに重大発言だと見解をただし、厳しく抗議しました。

 石破首相が「発言の意図は分からない」としたことをうけ、どういう意図の発言なのかをたずねると、「ご意見に感謝するつもりで『魅力的』と発言した」「ご意見を確認するつもりで『一石三鳥四鳥』と言った」などというだけで、発言の意図を確認していないというのです。理解しがたい言い訳であり、無責任です。

 紙議員が、「今年は北方領土から元島民が強制的に追い出されて80年になる。領土問題の解決にも影響しかねない発言は重大。容認できない」と抗議したのに対し、「北方領土に対する認識を欠いていた。担当課では認識を共有した」といいます。ところが、問題の発言を行った課長が職員に対して口頭で話をしただけというのです。この対応にも抗議しました。

 核抜き条例があるにも関わらずこうした発言が行われるというのは、地方自治への介入につながる問題でもあります。道議会では真下紀子道議がこの問題を追及しています。北方領土への認識、核のごみを押し付けるやり方などいずれも許されないことです。


2025年2月8日土曜日

政治変える呼びかけ広げ

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

 

夏の参選に福島選挙区から小山田友子さんが立候補すると発表されました。

出身の樽葉町は東京電力福島第1原発の20キロ圏内で、第2原発も立地しています。原発事故による避難で家族別々に暮らさざるを得ず、高校に通うために1 人暮らしでした。当時、民青同盟の高校生班の援助で何度も通い、近所の人が親切にしてくれたことや学校のことなど近況を話しあったこと、ケーキを作って交流したことなどを思い出しました。原発がひとたび事故を起こせば取り返しのつかない被害をもたらし続けることを自身の経験から語り続け、原発ゼロの実現を発言し続けてきました。

北海道では宮内しおりさん、青森県ではおぎの優子さんがすでに候補者として活動しています。願いや声を聴いて希望を語る、大雪被害の対策を求めるなど奮闘されています。はたやま和也さんはじめ、比例5人と選挙区での勝利、自民党政治を変えるために力を合わせたいと思います。

記者会見の後、友子さんと県委員会、県議団のみなさんと、街頭で立候補の報告とシール投票を行いました。「学費がもっと安ければ学校を選ぶ選択肢が増える」「給料が上がってほしい」「男らしさや女らしさではなく自分らしく生きたい」など、思いや願いが次々出されました。あなたの願いを日本共産党と一緒に実現しよう、政治を変えよう。こんな呼びかけをどんどん広げたい。

2025年2月5日水曜日

要求や願いを聞くことの大切さ

 



宮内 しおり 党道平和運動部長

「国会かけある記」


参議院北海道選挙区予定候補の宮内しおりです。「全道ひとつ」の北海道選挙区でみなさんと力合わせて頑張ります。はたやま和也さんを含む比例予定候補全員を国会に、北海道からは私をはたやまさんと一緒に送ってください。

 先日、地域を後援会の方とまわりました。「もう来なくていい。新聞もチラシもいらない」と訪問先の女性が怒った口調で言いました。どうしたのか話を聞くと「結局どこの政党も変わらない。汚いカネがらみの政治のまま。生活もどんどん悪くなる。政治に不信感しかない。だからもういいの」。本当に怒っていて、絶望していることが伝わってきます。

 私から日本共産党は企業団体献金も政党助成金も一円も受け取らず、裏金問題の解決のために「しんぶん赤旗」の報道と国会論戦でたたかっていること、長年自民党はわいろ性の高い企業団体献金を受け、財界・大企業の利益のための政治をやってきたことをお話しました。「日本共産党はもっと力をつけながら頑張るから、政治を諦めないでほしいし、応援してほしい」という後援会の方の言葉に少し心がほぐれ、被団協のノーベル平和賞受賞や自身の病気、子どものことをぽつぽつと話してくれました。購読にはなりませんでしたが「また夏に来て」と言ってくれました。お会いできて良かったです。

 要求や願いを聞くことの大切さを実感しました。対話を通じて切実な思いを聞きながら全道をまわりたいと思います。


2025年1月29日水曜日

「僕は無党派」という方と

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


物価高騰が収まりません。食料品・日用品に加え、寒冷地のくらしに欠かせない灯油も値上がりで、どこでも切実な声があふれています。

 埼玉県での街頭演説後にも「共産党はドンドンくらしのことを訴えて」と、声がかかりました。手渡されたメモには「公共料金の値下げ」「消費税減税」「医療・介護の保険料軽減」「高い学費を下げる」などビッシリです。

 洞爺湖町の新春交流会では、乾杯の音頭の前に「若い人の給料を増やします、と訴えてほしい。きっと話を聞いてくれるから」と、党への要望も添えられました。観光分野の中小企業では賃上げが進んでいない、というのです。

 都心再開発の大型事業が進む札幌市。三次下請けだったという、エレベーター設置業者の実態を知る機会がありました。上層階の作業を進めるのに、エレベーターは早く設置するよう求められます。休みは返上、おにぎりを頬張りながら作業していたら涙がこぼれてきたと聞きました。

 納期を急がされ、低単価を迫られ、それでもふんばる下請け業者や労働者があってこその大企業の富ではないのか。膨れ上がった内部留保に期限を区切って課税し、それを財源に中小企業の支援と賃上げを進めようーー日本共産党の提案は、道理あるものと私は確信して訴えたい。

 他党に投票したという「僕は無党派」という方が、私の演説後に「やっぱりぶれない共産党に戻ってこようと思います」。こういう対話を広げていきたいです。

2025年1月25日土曜日

5候補全員を国会へ

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

札幌市で22日に、参院比例代表5人のチームを国会へと、5候補そろい踏みの街頭演説が行われました。

司会を兼任した小池見書記局長は「いてつく寒さを予測してみんなで覚悟して来ましたが、こんなに暖かいとは思いませんでした」と笑いを誘い、「お日様が方してくれている!」と話す参加者もいました。

「今まで一度もお目にかかったことがない井上さとしさんや白川よう子さんに会いたいと思って来ました」「はたやま和也さんを今度こそ国政に送りたいから絶対応援に行く」など、札幌駅前に期待を持って人びとが集まりました。

山下よしきさんが、おばあちゃんの世の中の役に立つ人になれと共産党にはなるな"の二つの教えについて、おばあちゃんの墓参りで「一つ目の教えは守ったけど、もう一つは乗り越えさせてもらったよ。日本共産党に入ったのは一つ目の教えを守るためだから」と報告したと話すと、参加者からも「めっちゃ面白かった」との声。「皆さん短い話の中に、それぞれ人柄もあふれ、気持ちが良かった」「宮内しおりさん(道選挙区候補)の話も若者の願いに寄り添っている。道民に寄り添う議員を国会へ送りたい」「紙さんの思い伝わった」「話を聞いて、さっそく仲間と一緒に訪問し対話しようと思います」などみんなの活力が引き出される演説会でした。

街頭演説が終わると5候補はただちに松山市へ。私も全員を国会へ送るために頑張ります。


2025年1月23日木曜日

バトン受け継いで

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


新しい年がスタートしました。今年の私の漢字は「拓」。希望ある未来を拓く一年にしようと思いを込めました。昨年、「しんぶん赤旗」のスクープをきっかけに自民党を過半数割れに追い込んだ新しい政治状況を、さらに前に進める1年の始まりです。

 元旦宣伝に始まり、函館の新春交流会、岩手県盛岡市の新年賀詞交換会、札幌市内での新春宣伝とJA北海道グループの新年交礼会、北海道党の旗開き、自由法曹団の集いと続き、11日は宮城県2カ所で「食と農を考える集い」に参加しました。13日は旭川市で新春講演会に、15日は全国農民連第26回大会であいさつ、都内で女性団体の新春賀詞交換会にも出席しました。

 その後、18日と19日は、札幌市内手稲区、西区、白石区、北区、豊平区と党と後援会の新春の集いに駆けつけました。

 はたやま和也参院比例予定候補は、活動地域の北海道と東北、北関東のみならず、全国どの地域でも日本共産党の値打ちを語り、必ず5人全員を国会に!!と訴えています。宮内しおりさんも今度は北海道選挙区の候補者として大きく羽ばたこうとしている姿が伝わりました。私は、先輩から受け継いだバトンを次の走者にしっかり渡すために全力で頑張る決意です。

通常国会が始まります。「いのち・食と農を原点」に24年。食料と農業はもちろん、いのちと暮らし、平和・人権など国民の願いを前進させるため、党を大きくし、自民党の悪政を終わらせるために、国会でも力を尽くします。


2025年1月18日土曜日

必ず核廃絶へと進む年に

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


北海道・東北・北関東のみならず比例候補そろっての演説もあり、全国を飛びまわっています。自分の演説に、各地の方言やイントネーションがごちゃ混ぜになってしまいそうです。

広島県へ行った際に、平和記念公園を訪れました。

原爆供養塔や「動員学徒慰霊塔」などを前にすると、奪われた多くの命や人生があった重みが、のしかかってきます。何人もの方が手を合わせていました。

原爆ドーム前で、「少し話を聞いてもらえますか」という声が。県被団協の忍

岡(おしおか)妙子さんでした。ボランティアとして、伝承活動を連日続けている方です。私を含めて10人ほどが約40分、じっくりと話を聞きました。

なぜ広島が選ばれたのか、米国の作戦や訓練、爆心地の状況や、誰が亡くなったかさえいまだに分からない現状、そして戦争も核兵器もない世界をとの呼びかけ。「米国・ロシアを中心に核兵器が実戦配備されています。これを止める力は私たちの世論です」と、静かに訴えられました。

自由法曹団北海道支部の「新春の集い」で、広島で被爆した金子廣子さんがマイクを握りました。母から受けた言葉に傷ついたとい

う金子さんに、道原水協の嶋田千津子さんが寄り添いました。たくさんの差別を受け、多くの病気も抱えながら訴えてきた被爆者の声を、なぜ自民党政権は正面から受け止めないのか。

核廃絶へと、必ず前に進む年に。私も訴えていきます。


2025年1月15日水曜日

日本共産党の強み

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


年末から降り続く大雪の対策を求め、青森県党、県議団、青森市議団、弘前市議団、高橋ちづ子前衆院議員と申し入れを行いました。

 歩道がない、ストーブの排気口が塞がってしまう、信号機が見えない、自力で除雪できない、排雪が追いつかないなど、命に関わる災害になっています。

 参加者が現場の写真を示しながら、国に対して特別の対応を求めたことが、わかりやすく実態を伝えることになったと思います。現場と国会が連携し問題の解決を求める。これができるのが日本共産党だということを改めて感じました。

 青森だけでなく、まだまだ降雪が続きます。引き続き必要な対応を国に求めていきたいと思います。

  週末、若いみなさんと「共産主義と自由」について話し合う機会がありました。製造業で働いているという人が、「会社の都合で残業になったり、夜勤もあり、自由な時間が持てない。そのなかで学ぶことや、みんなで交流することが大事な時間」といって熱心に話を聞いてくれたのが印象的でした。

 資本主義のもとで、長時間労働が強いられ、もうけのためには労働者の命まで犠牲にされる。これが人間らしい生き方や豊かな社会と言えるのかという告発が胸に刺さります。時間もお金も搾取される社会は嫌だ、自由な時間を自分のために使うことができる社会にしたい、このことが切実に求められていると感じました。

 どんな社会をつくっていくのか、語りあう機会が増えたことは嬉しいこと。大いに語りあっていきたいと思います。