畠山 和也 元衆議院議員
「国会かけある記」
自民・維新による高市政権が発足しました。国民民主や参政も、実質的な協力を進めることでしょう。これらの党は、せっかく総選挙と参院選で自民党に審判を下した民意を何だと思っているのか。企業・団体献金の禁止だって結局、棚上げにしてしまいました。
「生活が苦しい家庭が増えているように思います」とは、ある子ども食堂の支援者さん。「新米が高くて手が出ない」「冬を前に高い灯油代が今から心配」と、行く先々で聞きました。病院も業者も、この物価高では経営が苦しくなる一方です。
道民世論調査で、泊原発の再稼働に賛成が五十二%と報じられました。高すぎる電気料金を下げてほしいというのが一番の理由です。確かに本当に厳しいです。しかし、原発を稼働した関西電力でも、引き下げ額は3%ほどといいます。それなら消費税5%減税のほうが効果的ではないでしょうか。
臨時国会を開いて物価高騰対策こそ急ぐべきなのに、国民の切実な声に応えず、国会議員定数の削減を急げというのが維新です。社会保障制度の改悪・削減と、さらなる大軍拡、スパイ防止法、憲法改悪などで自民と合意しています。
比例議席を減らすことは多様な民意を切り捨てることであり、政権に批判的な政党を排除すること。悪政を進める狙いが透けて見えるではありませんか。事態は風雲急、負けられません。日本共産党は、比例定数削減に反対する署名を呼びかけています。ぜひ、お広げください。


