2016年11月29日火曜日

「私たちのこと取り上げてくれた」


岩渕友 参院議員
 「国会かけある記」

 11月27日は函館へ。「今の政治と党を語る会」で本間
勝美衆院8区予定候補と訴えました。参議院選挙以来
4カ月あまり、すっかり寒くなりました。初めてお会いする
方、懐かしい再会があり、お互いの奮闘をともに喜び
あえたことは私にとって何よりの励ましになりました。
総選挙が間近ともいわれる情勢です。
みなさんとご一緒に党を強く大きくしたいと思っています。
 18日、東日本大震災復興特別委員会で、同じ委員会の
紙智子参院議員からの力強い応援を受けながら質問に
立ちました。原発事故によって避難区域外から避難をして
いるみなさんの住宅無償提供が来年3月末で打ち切られる
問題について、打ち切りをやめるよう求めました。
北海道にも多くの方が避難をされています。道内をめぐるなかでみなさんから話を
うかがってきました。
 私以外の議員も同じ問題を取り上げたこともあり、東京に避難をされている方たち
が傍聴に来られ、後日その中のお一人が議員会館を訪ねてくれました。「実は
国会に傍聴なんて初めてという人が何人もいたんです。みんなで『私たちのことを
取り上げてもらった』と涙を流しました」と話してくれました。みなさんあきらめずに
国にも福島県にも働きかけていくとのこと。ともにたたかう決意を込めて握手を交わ
しました。
 国会はいよいよ最終盤です。徹底論戦とみなさんの運動と力をあわせ国民の声を
踏みにじる安倍政権を追いつめるために頑張る決意です。

議員が増えたから



畠山和也 衆院議員
 「国民の願いを胸に」

 国会は会期末を目前に、TPP(環太平洋連携協定)や
年金カット法案を中心に緊迫した毎日となっています。
北海道・東北を代表する紙智子参院議員、高橋千鶴子
衆院議員が論戦や委員会対応の先頭に立ち、岩渕友
参院議員も次の質問へ準備を急いでいます。私も先日、
衆議院決算委員会で林業とTPP、JR北海道に対する
国の態度などをただしました。
 「議員が増えたから政治を動かしてこれたんだよ」。
穀田恵二衆院議員から、そう話しかけられました。穀田
議員は国会対策にかかわり約20年。その多くは、質問も
委員会対応も集会あいさつも、あらゆることを少ない議員
でやり遂げる時代でした。その蓄積と到達点があるからこそ、新人議員でも堂々
と国会で渡り合えるのだと私も実感するのです。
 特に今は、野党共闘という新しい政治情勢のまっただなか。先日も農水委員会
では、私の質問にも民進党議員から「そうだ!」の合いの手が連発。私も民進党
の議員に「先日の質問は勉強になりました」と話すと、相手もニコッ。共同の力が
確かに政府を追い詰めてきています。
 高校時代の友人が山本農水相の暴言を指して「いいかげんな人が大臣だと
大変だよな」と、ねぎらいのメールをくれました。暴言が相次ぐ荒れた国会の
なかで、しっかり日本共産党が筋を通してきました。この力を、さらに大きく!
                (しんぶん赤旗 2016.11.27掲載)

2016年11月21日月曜日

思い出は駅とともに


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 JR北海道が「単独では維持困難」という路線を発表しま
した。国や道が、だまって見過ごしてはなりません。国鉄の
分割・民営化の時から北海道は経営的に苦しくなることを、
国はわかっていたはずです。公共交通を守る責任を果たす
よう、政府へ訴えていきたい。
 通学・通院や貨物輸送など、JRを必要としている人は
多くいます。
加えて、日高や北見で鉄路を守る運動をされている方は、
観光列車などの利用促進策の提案もしています。何とかJR
利用を増やそうと知恵を出し合っているのに、JR側が消極的
な姿勢とのこと。道民のための公共交通を自負するのなら、
厳しい経営とはいえ前向きに協議に応じてほしい。
 比布町で演説会がありました。今年、町が駅舎を改築して、交流スペースも兼ねた
カフェもオープンしたと聞いていたので、そこで手作りピザを昼食にいただきました。
地元のお米や手作りのパンなども販売し、落ち着く感じでホッと一息。思えば駅は、
いろんな人と人との出会いがある場所なんだよな、と思いました。思い出は駅と
ともに、という方も多いことでしょう。
 分割・民営化をバラ色に描いてきて、この期に及んで政府が切り捨てを容認する
ようなことは許されません。道路にはさんざん税金を使っておきながら、鉄路は守る気
がないと言わせないため、国会内外で力を合わせましょう。

議員団あげて論戦


紙智子 参院議員
 「国民の願いを胸に」

 参議院でTPP(環太平洋連携協定)の審議が連日続いていま
す。議員団あげて論戦にとりくみ、これまでに大門実紀史議員、
そして私、山添拓議員、井上哲士議員が質問.。これから辰巳
孝太郎議員、田村智子議員が準備しています。
 大門議員は、「TPPとは多国籍企業がもうけるためのルール
作り」であることや「自由貿易」協定反対の動きが各国で高まっ
ていることを具体的に示し、日本の将来に禍根を残すTPP批准
はやめよと総理に迫りました。
 私は、TPPが貿易や投資を推進するための「生きた協定」で
あり、12カ国で作る「TPP委員会」と、その下に22の小委員会や
作業部会が作られることや、国民のいのち、暮らし、経済にかか
わるあらゆる分野のことを議題にするのに、国会がまともに関わることなく、変えら
れる可能性があることを指摘しました。
 TPPというバスに乗るとどこに連れて行かれるかわかりません。地方公聴会が、
北海道と茨城県で行われましたが、与党推薦の公述人からも、、「TPPの全体像が
見えない」「輸出したいが安全性などチェックできるのか不安」と出されるなど、国民
の理解は深まっていないことが明らかになりました。
 TPPをめぐる委員会対応と論戦の中、畠山和也衆院議員から、スイーツの差し入
れがありました。ほっと、気持ちが温まりました。
                    (しんぶん赤旗 2016.11.20掲載)

2016年11月16日水曜日

TPPは参議院で廃案に


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 参議院でTPP協定の質疑がはじまりました。世界の変化
も見ずにTPP協定の採決に向かう政府・与党の姿勢は
ひどいものです。
参議院本会議で質問に立ちましたが、安倍総理は私に目
を合わせず、もっぱら原稿を棒読みするばかり。会場から
「質問者のほうに顔を向けて答弁しろ!」とヤジが飛び
ました。
 衆議院では畠山和也議員が、国会決議違反や農業の
影響試算の問題、食の安全、薬価や共済など、TPPの
論戦の先頭に立ちました。
 衆議院の質疑は、山本農水相の二度にわたる暴言で、
徹底した議論を損なわせたのに、政府・与党は、その打開策を示すこともなく、
強行突破を図りました。
 そのひどさ、くやしさを引き継いで、徹底した審議で廃案に追い込みたいと思い
ます。
 新たに大統領に当選したトランプ氏は、TPPについて「最悪の協定だ」「大統領
の就任初日に離脱する」と表明し、共和党の議会指導部はTPPについて年内の
議会には提出しないと言っています。審議を進める前提が崩れていると主張しま
した。
 また、EU(欧州連合)とアメリカの環大西洋貿易投資連携協定(TTIP)の交渉
も暗礁に乗り上げています。アメリカでもヨーロッパでも、日本でも大きな国民の
反対運動がおきており、総理の認識を聞きましたが、「コメントは差し控える」と
まともに答えません。TPP協定は国民生活、経済主権に多大な影響を与える
ものです。参議院で廃案にするために頑張る決意です。

2016年11月9日水曜日

強行採決の暴挙は認められない


岩渕 友 参院議員
 「国会かけある記」

 11月4日、衆院TPP特別委員会で承認案・関連法案に
ついて自民・公明の与党と日本維新の会が反対の声を
押し切って採決を強行しました。与党から「平穏な状況の
もとで採決が行われたわけではない」という声が出される
など、やり方も異常な強行です。
山本農水大臣の国会軽視の相次ぐ暴言が放置され、徹底
審議もされないままに強行する。国民の声もルールも踏み
にじる暴挙を認めるわけにはいきません。
 4日は福島県内で農家、JA、らくのう組合を訪問し、
TPPがどういう影響を及ぼすことになるのか話をお聞きしていたところ
でした。
「真綿で首を絞められるよう。農業に希望が持てなくなる」「先が
見通せなくなる。後継者がいなくなる」などの声が次々出されました。
その後参加した災害対策全国交流集会でもTPPは復興の妨げになるとして、強行採決
への抗議の緊急決議があげられました。
 国会前では連日座り込みが行われ、全国から多くの方たちが「TPP反対!」の思い
を持って参加され、抗議の声をあげています。全国でも寒さが厳しくなる中、デモや
集会や宣伝などが行われており、この声がTPPを強行しようとする陣営を追いつめて
います。
 参議院の党議員団では紙智子参院議員を先頭に、TPPが参議院での議論になった
場合は徹底的に問題点を明らかにして国民のみなさんに知らせていこう、断固阻止
しようと準備を進めています。みなさんの運動と結んで全力でがんばります。

福島の願いをぶつけた


岩渕 友 参院議員
 「国民の願いを胸に」

 初めての質問を無事終えることができました。参院経済
産業委員会での大臣所信に対しての質疑。国会議員が増え、
委員が2人になったことで質疑時間も大きく増えました。
 テーマは「福島原発事故をめぐる避難指示解除と賠償の
問題について」。最後にオール福島の願いである第2原発
廃炉と原発ゼロの政治決断を求めました。避難指示の解除
が次々進められていま
すが、住民の不安や実態に寄り添ったものではありません。
 賠償をめぐっては値切りや打ち切りが進められ、農林業の損害
賠償も打ち切りとしか思えない案が示され、関係団体から撤回の
声があがっています。東京電力に対して賠償打ち切りをやめるよう厳しい
指導を迫りました。
 質疑後、世耕弘成経産大臣から「決まった答弁しかできなくて…」と声をかけられ
ました。大臣が準備された答弁に終始したのは福島の深刻な実態を否定できない
からに他なりません。
  国会はTPPをめぐって緊迫した情勢です。山本有二農水大臣の国会軽視の相次ぐ
暴言、徹底審議せずに強行しようとする安倍政権は許せません。畠山和也衆院議員を
先頭に、TPPの危険性をさまざまな角度から明らかにする論戦が行われています。
国会前では連日座り込みが行われ、議員会館にも聞こえる抗議の声が背中を押して
くれています。TPP批准を許さない!みなさんとがんばります。
                   (しんぶん赤旗 2016,11,6掲載)