2018年12月28日金曜日

2019年新春メッセージ「かけある記」



  紙 智子 参議院議員    
 「今こそ新しい政治へ 」

 孫と書いた書き初めの「志(し)高清(こうせい)遠(えん)」
の四文字を示し「志を高く、清い心で遠大な理想をもって
生きよ」という意味だと。30代の頃、えりもの漁師のKさん
と出会い、私の中の漁師のイメージが変わりました。
政治、社会の事柄にも関心を持ち、世直しのために頑張れと
励ましてくれました。
 国連は家族農業、漁業に光を当て、励まそうとしています。人々のいのち、地域を支える営みを応援できる新しい政治へ、今こそ転換しましょう!
 

岩渕 友 参議院議員  
「安倍政治を終らせる年」
                           
 安倍政治を終らせる歴史的な選挙の年となりました。
偽造、ねつ造、安倍晋三と言われるほど、嘘とごまかしの
政治を続け、命とくらしに関わる重要な問題を数の力で強行
してきた安倍政権。昨年の臨時国会では世論と野党に追い
つめられ、自民党は改憲案提案を断念せざるをえませんでした。
 くらしと生業を壊す増税中止、改憲反対。市民と野党の
共闘で安倍政権を退陣に追い込むため、参議院選挙、地方選挙で全力を尽します。
 

畠山 和也 前衆議院議員
「年男の私は猪突猛進で」

 いよいよ安倍政権を終らせる年が始まりました。まずは地方選で、道内すみずみに日本共産党の地方議員を! 全員勝利に向けて、雪や寒さに負けず私も道内を駆けまわります。参院選では、自民党には一議席たりとも渡したくない。 どの候補が立とうとも、くらしと憲法を守るため私が前に出て訴えていきます。昨年一年間、道内各地で聞いた声をしっかり受け止めて、紙智子参議院議員といっしょに必ず国会へ! お力をお貸しください。
 

  

 

2018年12月22日土曜日

原発ゼロへ党派を超え



岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 日立によるイギリスでの原発建設計画の延期・凍結が
濃厚になっています。すでにトルコや台湾などへの原発
輸出を断念、保留しており、安倍首相が成長戦略だとして、
自らが原発メーカーと売り込みを進めてきた原発輸出政策
の行き詰まりはいよいよ明らかになっています。
ところが安倍政権は原発輸出に固執し、経団連会長が原発
の建て替え、新増設を口にしています。国民の声を聞け、福島の声を聞けと怒りが沸いてきます。
 今週、党派を超えた国会議員と有識者が参加する原発ゼロの会主催の福島視察に、高橋千鶴子衆院議員と参加しました。視察先は、除染で出た汚染土壌を再利用するための実証事業の現場です。実証事業が行われる地域の区長さんが「ふるさとを取り戻すための苦渋の決断だった」と話してくれました。住民が望む除染が行われず、苦渋の選択が押しつけられています。
 先日、福島県農民連のみなさんが行った国・東京電力交渉では、損害賠償のやり方をめぐって紛糾しました。加害者である東京電力がやり方を決めて被害者に押し付け、国もそれを認める。「勝手に決めるな!」という怒りは当然です。どちらの行動にも党派を超えて国会議員が参加しました。
 原発ゼロでも、原発事故をめぐる問題でも、野党の共同が広がっています。この共同をさらに大きくするために力を尽くしたいと思います。

2018年12月18日火曜日

民主主義破壊の暴挙に怒り


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」


 臨時国会が閉会しました。入管法や漁業法の改定案、
水道法や日欧EPAなど、重要な法案を、まともな
審議も行わないまま、数の力で強行した安倍自公政権。
閉会後も辺野古への土砂投入を強行。民意無視、民主
主義破壊の暴挙に怒りでいっぱいです。
考えが違ってもお互いの意見を出しあって審議を重ね
場所が国会ではないのか。国会の役割を深く考えさ
せられたのは、漁業法の審議をめぐる農林水産委員長の
解任決議案に対する紙議員の討論でした。野党議員が求めた資料を水産庁長官が提出できると答弁したにも関わらず、提出もないまま質疑の強行を求める与党議員にこたえて野党欠席のまま委員会を再開させた委員長に出されたものです。
紙議員は委員長に「あなたは、沿岸漁業者の苦しみを理解していますか。イカの不漁で苦しむ漁師、クロマグロの漁獲規制を一方的に押しつけられて生活に困窮する漁師、サメが増えすぎてスケソウダラが獲れないと嘆く漁師、トド被害に苦しむ漁師、東日本大震災から復興する姿、原発事故から必死に立ち直ろうとする姿が目に入りませんか」と呼びかけました。
紙議員の目から涙がこぼれ、何度も言葉に詰まる姿に、野次を飛ばしていた与党議員も聞き入り、本会議場が静まりかえりました。「現場を置き去りにしてはならない」と漁業者の声を国会に届け、力を尽くした紙議員。この議席を今度も必ず参議院への決意を新たにしました。

2018年12月15日土曜日

文化にも冷たいのか



畠山和也前衆院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道内を回るキャラバンに向かう特急でJR北海道
の車内誌を手に取りました。
 特集は「炭鉄港が熱い!」。空知産出の石炭、その
石炭を利用した製鉄、その鉄を積み出した港、つない
だ鉄道ーこれらの文字を取った「炭鉄港」が日本の産
業革命を支えてきた歴史をとらえ直す動きが広がっています。
 着いた先の木古内町で縄文遺跡が見つかった現場を訪れました。百数十万もの遺物のなかには、日本で初の人の顔が描かれた石製品も含まれています。青森市の三内丸山遺跡をはじめ、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産へ登録される追い風になると期待されています。
 ところが問題は今後の管理方法。今の仕組みでは堀り出された自治体に提供されます。閉校舎を資料館に活用するうえで国の補助金がありますが、管理費用や学芸員の配置は自治体任せなのです。
 事あるごとに愛国心や郷土愛を強調しながら歴史や文化への扱いは冷たい安倍政権。
実は今年、文化財保護を教育委員会から開発部局へ移すことが可能となる法改定がありましたが、その理由は「もうけのための文化財活用」。自ら文化・教育予算を減らしてきたことには、まったく無反省です。
 文化財保護法は戦争で文化財を失った反省からできたものです。
 安倍政権のもとで、また多くの文化が失われかねません。

2018年12月12日水曜日

70年ぶりの「漁業法」大改悪

紙 智子 参院議員 
「国会かけある記」


今日(12月10日)で臨時国会が閉会します。
今年の夏は日本列島各地を集中豪雨、台風が襲い、
北海道は地震とブラックアウト(全道停電)など
深刻な被害が広がりました。この短い臨時国会、
政府与党は補正予算をつけたものの、住宅支援
など制度改正まで踏み込むことを避けました。
 一方急いだことは、70年ぶりの大改悪である漁業法の改正、日EU・EPA協定の承認、出入国管理法の改正です。与党で多数の議席を持っているからと言って、数の力で押し切っていいわけありません。漁業法改正案で意見陳述された参考人は、「戦後、漁業法が出来たとき、浜はよろこびで沸き立った」と言われました。私は浜で喜びが沸き起こる議論をしようと呼びかけました。
しかし政府与党は、国民の意見は聞かない。納得できる説明をしない。勝手に「ご理解ください」と答弁し、都合が悪くなると「ご指摘はあたらない」と開き直る。これが自民党、公明党政権の特徴です。
だからと言って、すべて押し切られているわけでは、ありません。野党共同ヒアリングは155回を数え、新しい種子法を求める請願が出る。野党と市民の共同は確実に発展しています。日本の未来を実感します。
来年の統一地方選挙、私自身がたたかう参議院選挙、なんとしても勝利したい。その思いが先走ったのか、昨日(12月9日)、左足の甲骨を骨折しました。けがをしっかり治して頑張ります。


2018年12月4日火曜日

学校から時間と余裕を奪うな



畠山和也前衆院議員
「かけある記」

道議会の第4回定例会が始まる朝、党道議団と
道庁前で宣伝していたときのことです。遠慮
がちに私に近寄って「あの~畠山先生ですよね」
と声をかけてくる女性の姿が。「明倫中でお世話
になった‥‥」と言って、パッと思い出しました。
当時の面影そのまま、教え子のSさんだったのです。
ビックリしました。
 教科担任だったため話をするのは授業のときくらい
でしたが、落ち着いた生活態度が印象的だった生徒でした。思い返せば二十年以上も前のこと、少しばかりの余裕が学校にあった時代だったのかな、とつくづく思います。今それだけ学校からは、時間と余裕が奪われているからです。
 党中央委員会が提言「教職員を増やし、異常な長時間労働の是正を」を発表しました。この提言をもって懇談にまわると、過剰な管理と激しい競争、安倍政権の反動的な教育政策でがんじがらめになっている実態が語られます。若い先生が「上からの評価」を恐れて、失敗したことも語れないほどの息苦しさもあると言います。
「今こそ教師の専門性が問われていると思います」との発言を聞き、はっとしました。子どもたちの成長を促すには広い視野や人間への深い信頼があってこそなのに、教員が学び、子どもたちに向き合う時間を奪っているのは誰なのか。豊かな感受性よりも、ぱさぱさした心を教育現場に広げているのは誰なのか。これ以上、安倍政権に教育もまかせるわけにはいきません。