2017年6月28日水曜日

広がる怒りと民主主義求める流れ


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」

 都議会議員選挙が始まりました。憲法違反の共謀罪の
強行、加計学園・森友学園疑惑など国政の私物化、暴走する
安倍自公政権に審判を下すチャンスの選挙です。日本共産党
国会議員団は告示前に事務局員のみなさんも参加する決起
集会を開き、総力を上げて都議選をたたかっています。
 街頭から訴えていると、こわい顔をして近づいてくる
方が。怒られるかなと思っていると、「自民党支持
だけれど、安倍に真剣に怒っている。この怒りを
どこにぶつけたらいいのか分からないからここに来た」と
話しをされました。同じような声が、自民党支持だ、公明党支持だという方から
次々と寄せられます。
安倍自公政権への怒りがどんどん広がっていることを感じています。
 共謀罪は、委員会での審議をすっとばして、本会議で採決するという異常な
やり方で強行されました。加計・森友疑惑にフタをするために国会は閉会したい、
けれども共謀罪はなんとしても通したいという、自分たちの勝手な都合で審議を
打ち切り、採決を強行するなど断じて許せません。加計疑惑も新たな事実が次々
と明らかになっています。
 北海道新聞が行った世論調査は、全国に先駆けて、安倍政権に厳しいノーの
審判を突きつけました。市民のたたかいが世論を動かしています。民主主義を求
める流れは止めることはできません。市民と野党が力をあわせて、共謀罪廃止、
疑惑の徹底解明、そして安倍自公政権を退陣へ追い込みましょう。

勝負はこれから


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 東京都議選が始まりました。告示前は豪雨・暴風の日も
あり、その後は30度近い炎天下。それでも各区の候補は元気
よく、支部と後援会のみなさんが意気高く選挙をたたかって
います。どこでも握手が力強い。
 全国から支援に駆け付けたみなさんと休憩中に話がはずみ
ます。先日は静岡県のみなさんと一緒でした。「TPP
では、よくテレビで質問を見ていたよ」「児玉健次さん
(元衆院議員)は元気かい」。国会談議に花を咲かせている
と、元衆院議員の平賀高成静岡県議が見えられました。
 「僕が当選した時は、東海ブロックで3議席を取ると思わなくて風呂に入って
いたんだよ」と笑って話す平賀さんから、あたたかい激励をもらいました。
 休憩を終えて宣伝へ向かうときに、その場にいたみんなで「都議選に勝利しよう」
「安倍自公政権を終わらせよう」と誓い合いました。連帯の力に、とても励まされ
ました。
 どこでも訴えに足を止めて聞く方がいます。自転車を止めて聞き、拍手をして
いった男性。ウンウンとうなずき、通り際に「頑張って」と声をかけてきた女性。
必ず支持は広がると確信する一方、まさに勝負はこれからという激しさです。
 「1人でも多くの都民に共産党の声を届けたい」。私も政党カーで連日、訴え
ます。北海道・東北のみなさんの頑張りと全国の連帯の連帯の力で都議選勝利を!
            (しんぶん赤旗 2017.6.25掲載)

2017年6月23日金曜日

安倍政権が震え上がる審判を

紙 智子 参院議員
「国会かけある記」

 10日は久しぶりに仁木町での後援会の集いに、翌日には
札幌市厚別区の行動に参加し、午後から東京に戻って都議選
の応援に入りました。
 安倍暴走政治に対する国民の怒りは、東京も北海道も同じです。
テレビや新聞で、リアルタイムで情報が流れ、安倍政権への
不安、怒りが広がりました。八王子市では、街頭で年配の
女性が「もっとしっかりしてよ!」というので、「何に腹を立てているのですか?」と
聞くと「安倍さんよ、安倍さん、何とかして!」と加計問題で前文部科学省の事務次官
を攻撃する安倍政権の卑劣さに対する怒りをぶつけられました。
 一方、厚別区では、訪問先で「テレビ見て共謀罪に対する金田法務大臣のひどい答弁に腹を立てていたところなの、ほんとに何とかならないの?」と言われ、安倍政権の横暴ぶりを話すとともに、「都議選で日本共産党を勝利させ、安倍政権が震え上がる審判を下しましょう! そのためにお知り合いの方に支持を呼びかけて!」とお話しし、しんぶん
赤旗も購読していただきました。
 6月18日で国会が閉会となりましたが、加計学園、森友学園など国政の私物化疑惑にはふたをしたまま、内心の自由を踏みにじる共謀罪法の審議を打ち切り、強行した安倍政権の傲(ごう)慢(まん)さに、国民の批判がますます高まっています。各紙の世論調査でも、軒並み内閣支持率が急落し、不支持が上回ってきました。都議選で審判を下し、安倍政権を退陣に追い込みましょう!

怒りを都議選に込め

紙 智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 1月から半年続いた通常国会が閉会しました。何と言っても、
安倍政権の傲慢(ごうまん)さが際立つ国会でした。
安部首相は予算委員会などで聞いていることに答えず自分の
考えをまくし立てる、森友学園や加計学園の問題など安倍首相
の進退にかかわることになると、証人喚問には応じず疑惑隠し
です。
 「総理のご意向」が働いたとされる文書は「怪文書」などと
いって切り捨てる一方、悪法は数の力で強行。内心の自由も踏み
にじる「共謀罪」法は法務委員会の審議を無理やり打ち切って
本会議で採決する横暴ぶり。
 「もり」もあれば「かけ」もある。そしてまだ飲み込んでいないうちに「ハイ、
次!」とおわんに入れる「わんこそば」のように農業関連8法に福島法を次々と
押しつけました。
 国会での野党共闘も広がりました。共謀罪は廃案を、安倍政権のもとで憲法改悪
に反対、森友、加計問題の徹底追及に力を尽くすことを確認しました。
 農業では雑誌「女性のひろば」8月号の企画で、参院農林水産委員会に所属する
民進党の徳永エリ議員、田名部匡代議員、無所属の舟山やすえ議員と私の4人で
「農業女子」座談会を行い、政治家になるきっかけや農業に対する思いを語り合い
ました。
 国会は、閉会してもたたかいは続きます。怒りを都議選に込め日本共産党の勝利
で示しましょう。 (しんぶん赤旗 2017.6.18掲載)

2017年6月14日水曜日

ジャガイモに込める思い


畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」

 この原稿を書いている時点では、国会会期末まで残り
一週間。国会内外の奮闘で「共謀罪」法案を廃案にする
ため、私も最後まで力を尽くします。
 ある与党議員とエレベーターでバッタリ。話題は
加計学園疑惑。「地元で支持者から『安倍さんも、
もう少しまるく話ができないものか』と言われたよ」
とのこと。首相が話を「まるく」収めることなど想像
できませんが、まともに答弁していない首相の姿勢は
見透かされているんですね。
 北見市での演説会後、農家のみなさんと懇談する機会がありました。
シロシストセンチュウというジャガイモに付着する線虫被害が周辺であり、
その影響で生食ジャガイモが作付けできないことについての要望です。
国や道からは「加工用として出荷を」と言われるものの、生食用と加工用では
価格差が大きく、かつ種イモも確保しているので何とか補償ができないか、
というもの。
 これまでもシロシスト対策は農水省へ要望してきましたが、あらためて
翌日に農水省職員と話し合いました。一時間後、その職員から「私か上司か、
どちらか現場へ行きます」と電話がありました。何とか良い方向へ進んで
ほしいし、少しでも現場の力になれるかなとホッとしました。
 今日は冷たい雨が降っています。連続して北海道を襲った昨年の台風で、
畑から流れ出したタマネギやジャガイモを思い出しました。今年は無事に収穫
できるだろうか。政治は何ができるんだろうと考える毎日です。

 

2017年6月7日水曜日

民主主義を求める流れは止められない


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」
 
 先月、つどいに呼んでいただきライラックの咲く札幌に
うかがいました。つどいでは、久しぶりの再会を喜びあい、
初めての出会いがあり、「コラム、いつも読んでいるわよ」
と声をかけて下さる方もいて、大変励まされました。衆院
法務委員会で共謀罪法案が強行採決された直後ということ
もあり、必ず廃案に追い込もうと決意しあう場になりました。
 つどいの合間をぬって、畠山和也衆院議員と街頭
から訴えると、「安倍政権倒してほしい」と声をかけて
下さる方が。集会やデモ、街頭からの訴えが広がるなかで、共謀罪法案がどんな
法案か、安倍政権のあらゆる分野での暴走、国政の私物化の実態などが知られる
ようになり、怒りが広がってきているのだと感じました。北海道新聞による全道
世論調査では、安倍内閣の支持率が下落し、「支持しない」との回答が大きく増え、
57%にものぼっています。
 共謀罪法案の審議が参議院で始まりました。政府は「共謀罪は人権を制約する」
と国連が懸念を示していることにまったく答えないという異常な態度をとり、
参院の論戦で一般人が広く監視対象となる危険が明らかになっています。
 原発再稼働反対!安保法制反対!など、政府は声をあげる市民が広がることを
おそれているからこそ共謀罪を強行しようとしています。民主主義を求める流れは
止めることはできないということを、市民と野党のたたかいで示そうではありま
せんか。共謀罪を廃案へ!全力でがんばります。

「政権倒して」の声


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 「安倍政権を倒してほしい」
 衆院法務委員会で「共謀罪」法案が強行採決された直後、
札幌駅前で畠山和也衆院議員と訴えているとこんな声が
かかりました。国民のなかに怒りが広がっていることを
強く感じています。
 世論調査では、共謀罪について「審議の進め方がよく
ない」「衆議院での審議は不十分」と答えた方が6割に
のぼります。
 ところが1日、安倍晋三首相はラジオ番組の収録で「不安
を広げるための議論を延々としている」と述べました。参院での審議が始まった
ばかりだというのに、国民の声をまったく聞かない姿勢があらわになっています。
 政府は、「共謀罪は人権を制約する」と国連が懸念を示していることにまったく
答えないという異常な態度をとっています。
 参議院の論戦で、組織的犯罪集団が環境保護団体などを隠れみのにしている場合
は「共謀罪」の適用対象となると答弁するなど、「隠れみの」かを調べるために
一般人が広く監視対象となる危険が明らかになっています。
 廃案を求める集会やデモが北海道・東北各地で大きく広がっています。原発再
稼働反対!安保法制反対!など、政府は声をあげる市民が広がることをおそれて
いるからこそ「共謀罪」を強行しようとしています。
民主主義を求める流れは止めることはできないということを、市民と野党のたた
かいで示そうではありませんか。私も全力でがんばります。
         (しんぶん赤旗 2017.6.4掲載)