2015年10月31日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「実りの秋 怒りの秋」

  驚きと希望の8議席!宮城県議選の大躍進は、全国に大
きな勇気と確信を広げています。党員・後援会員のみなさん
の大奮闘に、立場の違いを超えて広がった支援の輪。全国
からの応援、候補自身のがんばり。すべてが結びついて、
安倍政権と村井県政に痛打を浴びせる結果となりました。
 私は生まれ故郷の石巻市へ、三浦かずとし候補の応援に。
個人演説会には、事前に両親が案内をしてくれて親戚や
などなども駆けつけ、いっぱいとなった会場で三浦候補も
渾身(こんしん)の訴え。私も石巻弁を交えて候補の押し出し。
選挙勝利はもとより政治そのものを変えたいという、一人ひとりの気持ちがあふれ出たような会場の一体感でした。
 次は福島県議選です。国会議員団も応援に走り回っていて、私はあべ裕美子県議
の議席を必ず確保すべく伊達市での演説会にも行きました。阿武隈急行に乗って
会場に向かう途中、リンゴ畑が目に入りました。実りの秋を迎えた矢先のTPP大筋
合意。どんな思いで収穫しているのだろう、と心配になりました。
 リンゴは何も語りませんが、生産者は黙っていられません。この原稿は、北海道での
調査の合間に書いているものですが、不安や懸念が次々と出てきます。日本農業
新聞のモニター調査によれば安倍政権の支持率は18%!
  この怒りを受け止めてがんばりたい。
                      (しんぶん赤旗 2015.10.30掲載)

2015年10月30日金曜日

命はひとつ


森 つねと 日本共産党北海道委員会国政相談室長
 「かけある記」

 この日をどれほど待ち望んでいたでしょうか。10月初旬、
息子が退院しました。初めて触れる、ぴりっと冷たい外の空気
に、一瞬とまどう表情を見せながらも、すぐ眠りに
つきました。
 生まれてから98日。その何倍もの長さに感じました。
担当医から状態の説明を受けお礼を述べると、「これからも
よろしくお願いします」。
超低体重児として生まれた影響は少なくなく、退院後も治療は
続きます。医師の力強い言葉に、この子を支えていく決意を新たにしました。
 息子をわが家に迎えて以来、生活は一変しました。昼夜を問わず
泣き声が響き、困らせます。でもそれは、生きていることの証し。
きらきらと命が輝いています。
 退院した日の夜―妻は息子を決して離そうとはしませんでした。
命がけでこの子を産み、守ってくれた妻に、心から「ありがとう」を言いたいと
思います。
 命はひとつしかありません。戦争法を強行し、「やられたらやり返す能力が必要」
だと主張する政治家たちは、自分の身になって考えてほしい。「やられたら」それで
終わりなのです。
だからこそ、もめごとを絶対に戦争にさせない政府の役割が重要です。
 戦争法廃止の「国民連合政府」の提案に、どこへ行っても「大賛成だ」「必ず
実現してほしい」と反響が寄せられています。共産党への期待もかつてなく大きい。
この提案は一党一派のものではありません。国民みんなの力を集めて、実現して
いきましょう!

2015年10月24日土曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参議院議員
 「変化感じる宮城県選挙」

   宮城県議選挙は、国会で戦争法が強行された直後の大きな
選挙です。NHKが県議選の焦点について、「一つは自民党が
過半数を守れるのかどうか。二つは日本共産党がどこまで伸びる
か」と報じました。NHKでさえ、ここまで言うのは日本共産党が
戦争法の強行採決直後によびかけた「国民連合政府」の影響が
あることは間違いありません。注目の高さを感じます。
 告示日は、石巻、塩釜、仙台宮城野区、若林区で各候補の
応援に回りました。有権者の期待の高まりを感じます。東日本大
震災から4年7カ月。わが党候補の「津波被害を受けた直後に
必死になって、人命救助に力を尽くしていた自衛隊を、戦闘
地域に送り出していいのでしょうか?」との訴えが、住民のこころに
響きます。
   「国民連合政府」の呼びかけを読んで「志位さんのなみなみならない決意が伝わって
きます。政府は、国民はすぐに忘れるだろうと思っているでしょうが、忘れていないことを
示さなければいけない」と言われました。戦争法は絶対廃止!と、真剣な訴えが寄せら
れました。
 安倍暴走政治をストップさせるために自民党を減らしたいと、勝手に共産党を応援
する会ができています。宮城県議選で躍進して、続く福島県議選でも躍進して、「国
民連合政府」の実現につなぎましょう!
                     (しんぶん赤旗 2015.10.23掲載)

2015年10月22日木曜日

党の提案が社会の話題に


いわぶち 友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北」

 戦争法が強行されてから一カ月が経ちました。「成立すれば
国民は忘れる」と言った人もいましたが、忘れるどころか、
怒りもたたかいもさらに広がっているのではないでしょうか。
 同時に、国民連合政府の提案が大きな反響をよんでいます。
JNNの世論調査では、共産党が呼びかけた選挙協力の実現
について、「期待する」三十七%、「期待しない」五十七%という
結果がでています。志位委員長は「さらに努力する」と言って
いますが、こういう設問が世論調査の項目になることが
画期的です。
 提案を持って、町長や農協などとの懇談も行っています。
北海道の胆振・日高・後志で行ったキャラバンでは、「立憲主義の否定だ」、「これを許せ
ば数の力でなんでもできることになる」という批判が寄せられ、ある漁協では「安倍政権を
やめさせるために『今度だけは』共産党を応援しようと話し合っている」と言っていただき
ました。
 福島県内の懇談では憲法学者の方から「国政も大事だけれど、地方で戦争法反対の
議員を増やしていくことも大事。がんばってください」とエールをいただきました。
 今、宮城県議選がたたかわれています。NHKは、自民党が県議会の過半数を維持
できるか、共産党が議席を伸ばせるかどうかが焦点と報じました。日本共産党の躍進が
注目されています。来月は福島県議選がたたかわれます。日本共産党の勝利・躍進で
地方からも戦争法反対の声を突きつけるため全力を尽くします!

2015年10月14日水曜日

力を合わせて新たなたたかいへ


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 10月はじめに、畠山和也衆議院議員、森つねと国政相談
室長とともに、札幌弁護士会や北海道漁業協同組合連合会、
北海道森林組合連合会などを訪問し、日本共産党の「国民
連合政府」の提案を届け懇談するとともに、国への要望など
もお聞きしました。
 弁護士会からは「立憲主義を踏みにじる政府に対し、司法
の分野で何が出来るのかいろいろ考えている」と話されました。
さらに、政党、団体、個人との対話を広げたいと思います。
 畠山和也さんを衆議院に送り出し、衆参の国会議員がそろう
国政報告・懇談会が11年ぶりに行われました。各団体から
具体的な実情や、取り組み、国会議員団への要望がつぎつぎ
出され、衆議院北海道ブロックで党の議席を勝ち取った重み、期待
の強さがにじみ出た報告会になりました。こうした日常的な活動の積み重ねが、戦争
法廃止の世論発展への力になります。
 先日、衆参の農林水産部会(畠山、斉藤両衆議院議員と私と秘書で構成される)を
開きました。1月に通常国会が始まり、途中から採用されてきた新人の秘書も含め、
激動の国会を乗りきって、思うところを話していただきました。「国政は、野党のたた
かいや世論に左右されるのですね」など、いろいろ語られましたが、TPP「大筋
合意」をうけた新たなたたかいに向けた力強く新鮮なスタッフに勇気がわいてきます。

2015年10月10日土曜日

「TPP断固反対」はどこに行った


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 まだ原稿を書いている時点で共同記者会見は開かれて
いませんが、TPP閣僚会合で大筋合意したとの報道が
されました。
中身の精査が必要です。急いで政府に説明を求めたい。
 交渉では、甘利TPP担当相が合意を強力に主張したとの
現地情報も。すでにコメをはじめ農産物輸入では譲歩をくり
返してきており、これでは「毒を食らわば皿まで」の
ごとし。腹立たしさが収まりません。
 自民党は野党のときに「ウソつかない。TPP断固反対。ブレ
ない」とポスターを張りまくっていたことを忘れたのでしょうか。
安倍政権は、衆参農水委員会で上げられた決議を忘れたので
しょうか。輸入枠を広げ、関税を無くしていき、決議は守られて
いると説明できるのでしょうか。
 先月末、農民連の政府交渉に同席しました。秋の忙しい時期なのに、全国から生産者
が集まり、「あと何年できるかと、みんな不安を抱えているのを農水省はわかっている
のか!」など、怒りの込もった発言が続きました。「食料の安定供給には、国にも責任
があります」と述べながら、TPPについては「交渉中のため答えられません」と、
これまで何度も聞いてきた答弁をくり返すばかり。私からも「農家の苦労や努力を
何だと思っているのか」と発言しましたが、何より安倍首相こそ農家の声を聞くべき
です。
 いや、きっと聞いても態度は変えないでしょう。戦争法はじめ、それを何度も体験
してきました。やっぱり安倍政権は退陣しかない!

2015年10月3日土曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員
 「夜通しのコール 胸に」

 245日間、長い国会でしたが、これほど国会の中と外の
たたかいの一体感を感じたことはありません。戦争法案
審議が参議院に来ても、廃案を求める12万人もの国会
包囲行動をはじめ、国民のたたかいが安倍政権を追い
詰めました。公聴会には、弁護士や学生のシールズの
代表、元最高裁判事が出席。深く真剣な発言に胸を打た
れました。
 それだけに、与党の強引な審議打ち切りに野党は一斉に反発、
与党議員が特別委員長を取り囲み、異常な雰囲気の中で採決強行
に出ました。「強行採決はするな」「国民の声を聞け」という叫びと
ともに委員会室は混乱状態に。議事録には「発言する者多く、議場
騒然、聴取不能」としかありません。こんな暴挙は許せません。
総理の国民の理解は進んでいないといいながら議会のルールも無視するやり方に、
安倍政権の危険性が表れています。
   こんな政権は打倒するしかない。連日の雨にも負けず、国会の外では数万人の
人々が夜通し「戦争法案絶対反対!」「安倍はやめろ!」「憲法壊すな!」「野党は
頑張れ!」とコールを続けました。電車がなくなっても始発で家に帰り、また出て
くる。これだけの強い思い、誰にも止められない国民の運動が広がっています。
戦争法廃止、立憲主義を取り戻すたたかい、国民連合政権へ向けて力の限り
頑張る決意です。
                                                            (しんぶん赤旗 2015,10.2掲載)