2015年5月30日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「暴走阻止へ負けられない」

 衆議院で、「戦争法案」が審議入り。本会議場で、
これまで以上に緊張しながら代表質問を聞きました。
自衛隊員が殺し殺される可能性も、後方支援と言っても
攻撃対象になる事実も、正面から答えない安倍首相。
それでいて「ていねいに説明申し上げたい」とくり返す
姿は、あまりに不誠実です。
 国会前は連日の抗議行動です。戦争法案のみならず、
派遣法改悪、TPP交渉、盗聴法改悪、原発再稼働など
反対デモも相次いでいます。真夏日を記録した東京で、
その暑さ以上の熱気が伝わってきます。
 その中に、原発事故のため福島から北海道へ避難され、何度かお話を
うかがった女性を見つけました。遠くからでしたが相手も気が付いてくれて何だか
うれしく感じました。私から「いっしょに頑張るからね」と言った声は聞こえたかな。
 この日の2日前に、震災復興特別委員会の視察で福島県の調査に高橋千鶴子
衆院議員と行ったばかり。
中間貯蔵管理施設の建設予定地からは、かすかに福島第1原発も見えました。
まだ、事故は収束していないし故郷にも帰れない。それでいて賠償や仮設住宅の
入居期限を打ち切る話が出てくるなんて認められない!
 どの法案に対しても、日本共産党議員団は安倍政権に正面から論戦で挑んで
いる毎日。私も初の本会議質問を行いました。暴走阻止へ、負けられません。
                  (しんぶん赤旗 2015.5.29 掲載)








2015年5月27日水曜日

たたかいと論戦一歩も引かず


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 政府は「戦争法案」を閣議決定し、審議が始まりました。
「正社員ゼロ」法案と言われる労働者派遣法の改悪案、国民
負担を増やす医療保険法の改悪案、プライバシー侵害する
マイナンバー法(国民共通番号)、農協等を解体する農協法
改悪案など、悪法が次々と。
 一方、国民の運動も「悪法ゆるさない!」との声を響かせ
、国会の内外でたたかいの輪を広げています。
 5月17日は、沖縄で新基地建設反対の3万5千人の集会が
大成功。「屈しない!」の文字がテレビで映し出され、強烈な
アピールになりました。アメリカにも届けると言います。
総理官邸は真剣に受け止めるべきです。
 また同じ日に行われた大阪の住民投票は、文字どおり激しい接戦の中で、橋下市長
の大阪都構想は住民によって否決されました。新たな共同のたたかいが広がり、
市民一人ひとりが、真剣に考えて、悩み、判断を下しました。この結果は、大阪のみ
ならず国政にも大きな影響を与えています。
 北海道でもたたかいは続いています。JAや森林組合、漁連などが開いた、「TPP交渉
の国会決議を守れ!国会議員に要請する集会」が行われ、初めて畠山和也議員と私と、
衆参がそろって参加し、総選挙での躍進も実感しました。
 どの分野でも、安倍暴走政治に一人ひとりが真剣に向き合い、自らの問題とした
たたかいが広がっています。国会でも一歩も引かない論戦に挑みます。
国会内外のたたかいを広げ悪法を断念に追い込み、葬り去りましょう!

2015年5月25日月曜日

国民の願いを胸に



紙智子 参院議員
 「本格論戦始まりです」

 総選挙後初めての党首討論が開かれました。
11年ぶりに日本共産党の志位和夫委員長が登場です。
傍聴席もいっぱい。議員も多くが立ち見。張り詰めた空気の中、
志位さんは、安倍総理に、過去の日本の戦争は「間違った戦争」
だとの認識があるかと聞きました。
 安倍総理は、まともに答えません。答えたくないのです。
志位さんは日本が受諾したポツダム宣言を示し迫りました。
日本の戦争が世界征服の戦争だったこと、カイロ宣言にはアメリカ、
イギリス、中国の3国が対日戦争を行った目的を「日本の侵略を
止めるため」と書かれていること、日本の戦争が誤った戦争だった
と国際的に確定した評価を示して、「これを認めないのか」と聞きました。
 いつもは声をはりあげて持論を述べる安倍総理も言葉を選びます。
志位委員長は日本の起こした戦争の善悪もわからないのに、どうして米国の戦争の
善悪を判断できるのか。日本を「海外で戦争する国」にする戦争法案を出す資格は
ないと、撤回を求めました。
 終わって会場から出てくると、ある党の議員から「たった7分でどうやって、安保法制
の問題を追及するのかなと思っていたら、歴史認識から入って、安倍総理の認識の
問題点をつき、最後に戦争法案におとした、さすがですね」と感想が寄せられました。
いよいよ本格論戦の始まりです!
                                         (しんぶん赤旗 2015.5.22 掲載)

2015年5月19日火曜日

安倍政権のもろさと弱さ


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 暴走のきわめつけと言える「戦争立法」を、安倍首相の
もとで閣議決定しました。首相は「戦争立法」と言われる
ことに「安易なレッテル貼りだ」と強弁していますが、
他国の軍隊を後方支援もでき、アメリカとの集団的自衛権
を盛り込んで「平和安全法制」などと呼べるはずもありません。
 衆院本会議で赤嶺議員は、首相が安易に米国議会で成立を
約束する演説したことを批判しました。
答弁ではわが党に目も向けず、投げやりのように淡々と原稿を
読む姿に「心配や反対の声には、ていねいに説明すると言って
いたじゃないか!」とヤジも飛びました。
 同じ風景はこの前日、私が本会議で農協法改定案の質問を
した時にも見られました。
首相は米国議会での演説で、自分が農業解放に反対していたことを「血気盛ん」だった
と述べたのです。私から、当時は自民党として、この本会議場で反対していたじゃ
ないかと指摘したことに、首相は答弁でまったく触れませんでした。
 正面から答えられない安倍政権にはもろさがあります。大事なことは、国民の声の
高まりだと思います。
16日全道から集まった「TPPの国会決議を守れ」集会とデモ行進は熱気があふれ
ていました。沖縄では新基地建設ストップへ35000人が集まり、大阪市でも住民
投票で「大阪市解体」に反対が多数となりました。
 国会では与党が多数でも一つ一つの政策では国民の声こそ多数です。
暴走ストップへ、引き続き国会でもがんばります。

2015年5月13日水曜日

青年ボランティアと一緒に



いわぶち 友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北

 5月2日から6日の日程で、民青同盟が主催する
「第8次全国青年ボランティア@福島」が開催され、
北海道から沖縄までたくさんの青年たちが「自分の
目で確かめたい」と参加してくれました。
北海道のみなさんは南相馬センターで活動。二日目に
行われた交流会に「どうしても!」と参加させてもらい
会うことができました。
 被災地フィールドワークでは、震災直後のままになっている
様子や、放射性廃棄物が入ったフレコンバッグが山積みに
なっている様子に「言葉が出なかった」という感想が次々出されました。
仮設住宅での聞き取りでは、「俺は復興なんてしていないと思う。
国が俺たちのことをどう思っているのか。逆にこっちが聞いてみたい」と言われ
ました。
自分たちは見捨てられているのではないか。事故収束や被災者救援よりも再稼働に
突き進む国と東京電力がこんな思いにさせています。
 自分たちにできることは何か。みなさんと話し合いました。「戻って周りに伝える」
ということはもちろん、一歩踏み込んで「政治を変える」主体になるということまで
考えられたボランティアになったのではないかと感じています。
 五日には泊原発が停止して三年となりました。国民のたたかいは再稼働を許して
いません。
感受性豊かでしなやかで熱い青年のみなさんの思いに触れて、青年のみなさんとも
一緒にたたかいを広げていこうとあらためて決意した青年ボランティアになりました。

躍進を力に安倍暴走政治ストップへ


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

いっせい地方選挙の後半戦の結果が出ました。前半戦に続き、
日本共産党は、全国で躍進です!皆さんの連続したがんばりに
敬意を表し、前進を喜び合いたいと思います。
 北海道も市議選、町村議選あわせて前回選挙時から11人の
議席増でした。
空白克服は2市10町克服しましたが、新たな空白が5つ。
結果の分析はこれからですが、様々なドラマがあったこと
だろうと思います。この躍進の結果を力に、公約実現への取り
組みが始まります。
 高すぎる国保料(税)の引き下げや、介護の負担軽減、子供の医療費
無料拡大など、住民の暮らし福祉を優先する政治への転換。
同時に、安倍政権の暴走政治に歯止めをかける総力を挙げた取り組みです。
 五月連休前後して、政局が動いています。TPP問題で、妥結を急ぐ安倍総理。
「聖域」、「国会決議」の言葉を口にはするが、オバマ大統領に譲歩案を次から次に
出す前のめりの姿勢に、目を離せません。国会決議を守れないTPPからは直ちに
撤退すべきです。
 連休明けの国会提出を狙う「戦争立法」、国保財政運営を市町村から都道府県に
移す、医療保険制度の改悪案。
ニューヨークでは核兵器全面禁止を求めた国際平和地球会議が開かれました。
5月は、1日メーデー、3日憲法集会と、国民総結集の時です。
安倍暴走政治ストップの一大決起の場としましょう!