2016年4月28日木曜日

大きな希望の一歩


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 「池田まきさんの勝利を!」との市民のみなさんの本気
さに、何度も胸を熱くしました。野党四党も最後まで共同
を崩さず、立候補を取りやめた橋本美香さんも連日、池田
さん勝利へと奮闘しました。合言葉の「つながれば政治は
変えられる」を、肌で実感する選挙戦でした。これまで何度
も野党や国民を分断してきた政権側にとっては、それが
通用しないという焦りの毎日だったと思います。
 何より池田まきさん自身の決意に、私も何度も励まされ
ました。緊張もあったでしょうが、最後はすがすがしく「大きな
希望の一歩です」と池田さんは述べられました。いっせいに
「そうだ!」の声があがり、選挙事務所いっぱいに大きな
拍手が起こりました。
 衆議院道五区補選の結果は残念でしたが、間違いなく「大きな希望の一歩」を踏み
出しました。大事なことは、つないだ手を離さないこと。あきらめないこと!
 国会ではTPPについて、原稿を書いている時点では次の委員会開催は決まって
いません。わずか数日の論戦でも、秘密交渉の異常性、農産物は守れていない
ことが次々と明るみになりました。政府・与党は今国会での承認を見送るとの報道
がありますが、見送りではなく撤回すべきです。国会での追及の手は絶対に緩め
ません。
 そう、安倍政権を終わらせて新しい政治をつくるまであきらめたりしない。歴史の
歯車は間違いなく動き続けています。補選の悔しさを晴らすため、参院選で必ず
安倍政権へ審判を!

2016年4月27日水曜日

熊本地震で国会は・・・


紙智子参院議員
 「国民の願いを胸に」

  14日夜、熊本県を襲った震度7の大地震。16日未明
には、それを上回る規模の地震が発生し、いまも地震が
続き、不安が広がっています。
 党国会議員団はただちに九州地方地震対策本部を立ち
上げ、田村貴昭、真島省三両衆院議員、仁比聡平参院議員
現地に入りました。思わず東日本大震災・原発事故が
よみがえります。救命・救援に万全の措置をとること、
被災者への支援等に全力を集中することが必要です。
 ところで国会は少し気になる動きになりました。
 普通、こうした大震災が発生すれば政府あげて万全の措置
をとるため、国会質疑は中断するものです。4月に入って
衆議院でTPP(環太平洋連携協定)の審議がはじまりました。熊本地震を
受けて、野党は人命救済が優先だからTPP特別委員会は中断するように要請し、
与党も含めてそうした動きを示しました。
 ところが、与党は「総理の意向でTPPの審議を進めてほしい」と言ってきた
のです。なぜ、安倍総理は、TPPの今国会の批准に固執するのでしょうか、
なぜ、被災者に寄り添えないのか驚きです。
 九州地方では大雨が襲って新たな避難指示が出されました。地盤が緩んで
いるところに、大雨がふったら、さらなる被害が拡大する危険性があるから
です。改めて思います。人命を大切にする政治が必要です。
                   (しんぶん赤旗 2016.4.24掲載)

2016年4月20日水曜日

力を合わせて被災者の救援・支援を


いわぶち友日本共産党福島県委員会常任委員
参議院比例予定候補 「北海道・東北」
「かけある記」

 熊本県を中心に相次ぐ地震で犠牲になられた方に哀悼の
意を表するとともに、被災されたみなさんに心からの
お見舞いを申し上げます。福岡に住む友人に連絡すると
「福岡もかなり揺れ、子どもたちに布団をかぶせてあげる
ことで精一杯だった」と返事がきました。余震のなかで
現地のみなさんがどんな思いで過ごしているかと胸が痛み
ます。これ以上被害が広がらないことを願うばかりです。
 日本共産党国会議員団はさっそく対策本部を立ち上げて
活動を始めました。救援募金が全国で取り組まれています。世代を問わず多くの方が協力してくれます。救援、被災者支援に
みなさんと力をあわせたいと思います。
 この状況のもとで鹿児島県の川内原発が稼働していることに、「これ以上不安にさせ
ないで」という声があがっています。今後地震がどう広がるのか、新幹線や高速道路が
不通になるなかで、万が一事故が起きた場合に避難などできるはずがありません。
不測の事態に備えて川内原発はただちに停止するべきです。原発ゼロの政治決断をし、
再生可能エネルギーへと切りかえるときです。
 「誰ひとり置いてきぼりにしない」。今ほどその政治の役割が求められているときは
ありません。いよいよ衆院五区の政治戦も最終盤。ここから日本を変えるために私も
最後までがんばります。

2016年4月13日水曜日

日本列島に波及する胸躍る闘い


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 思わぬ出会いがありました。北海道衆議院5区の政治戦で、
恵み野駅前で行われた宣伝に駆けつけところ、司会の男性が、
「紙さん、私わかります?」というのです。誰だったかな?
と、しばし顔を見ても、わかりません。すると、「妻は紙さん
のバレー部の後輩です」と。ああ、わかった!何と高校の
同級生。卒業してから40年以上も経っていたのですぐには
わかりませんでしたが、民主党の市会議員をしていたのです。
「こんなところで、こんな風に出会うなんてね!」とお互いに
握手、喜び会いました。
 5野党の共闘、市民連合の共闘は、「安倍政治を変えたい」と願う多くの人々に希望を与えています。初めて女性代表とお会いし、
訴えを聞きました。
 「幼少の頃から、つらい生活だった自分が、いままでがんばって来れたのは、生存権
や幸福追求権など個人の権利を守る憲法があったから。2人の子供を育てながら
20年間社会福祉の仕事をして、助けを必要としている人に必要な助けが届かない、
救われない現実と向き合ってきた、子供の貧困が生み出される不条理な現実を変え
たい。個人の尊厳を守らない政治を変えたいと思った」「だからこそ人権をないがしろ
にする、戦争は絶対許さない」。まっすぐに胸に響く訴えです。   
 初めての野党と市民の共同VS安倍自公政権との正面対決の政治戦です。審判の日
まで、全有権者に呼びかけ、必ず勝利しましょう。日本列島に波及する「胸躍る」
闘いにいざ!

2016年4月11日月曜日

東北キャラバン発進!


いわぶち友 日本共産党福島県委員会常任委員
参院選比例予定候補 「北海道・東北」
 「いわぶち友のかけある記」

 参議院選挙勝利をめざす東北キャラバン第1弾がスター
トしました。前半は福島県、山形県、宮城県、岩手県へ,
17日から青森県と秋田県へうかがいます。
 4月とはいえ肌寒い日もありましたが、どこでもたく
さんの方に激励していただいて胸が熱くなりました。
 「普通に仕事をして、普通に結婚して、普通に暮らせる
社会にしてほしい」「時間がたつにつれて被災地のことが
忘れられている。復興のことをもっと訴えてほしい」「年金
だけでは暮らせないから商売を続けている。消費税10%は困る」など
安倍政権への怒りが寄せられます。
 宮城県大崎市では内藤たかじ県議の議会報告会に参加しました。内藤県議から議会
の中でも民進党との連携が行われていることが紹介させましたが、この会には野党統一
候補の民進党・桜井充参院議員の秘書の方も参加してくれ、メッセージを紹介してくれ
ました。内藤県議を誕生させた大きな力になった勝手連のみなさんも参加され、「野党
共闘が決まったとき涙がでた」「新しい政治の枠組みをつくろうというとき。東京任せに
するのではなく地方から変えていこう」など発言が相次ぎました。
 みなさんと力をあわせて安倍政権打倒へ。引き続きがんばります!
                     ( しんぶん赤旗 2016.4.10掲載 )

 


2016年4月8日金曜日

TPPストップの先頭に


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 いよいよ衆院道5区補欠選挙が告示されます。池田まき
さんを共同候補とすることに合意して1ヵ月半、私も5区管内
で野党共同の宣伝などに参加してきました。どこでも多くの
方が「戦争する日本にはさせない」と、心ひとつに参加・
行動していることに胸を熱くしてきました。必ず勝利へ!
 自公は「共闘は野合」「反対ばかりだ」と言いますが、
国会でも北海道でも合意をもとに共同をしてるわけですから
野合呼ばわりされる筋合いはありません。立憲主義も民主
主義も壊したことを、自公は正当化するつもりでしょうか。その暴走に、多くの国民が怒っているのではありませんか。
 国会ではTPP審議が本格化し、私は特別委員会の委員となり
ました。運営を決める理事会にもオブザーバーとして参加しています。「情報開示は
議論の前提だ」と、審議の前からせめぎ合いをしています。国民向けの説明会まで
している他国から見れば、日本は情報隠しがひどすぎる。最近は「T(とんでもない)
P(ペテンの)P(プログラム)」なる言葉も出てくるほどです。
 先日、国会に道内のある首長さんが見えられました。私を見るなり、腕をぎゅーっと
つかんで「TPPを批准させないでよ」と一言。雪解けが進み農作業をしながら、多く
の農家も注目するだろう国会論戦。批准など認められません。

2016年4月2日土曜日

弱い立場の人のために憲法がある


森つねと 道国政相談室長
 「かけある記」

 早いもので息子が生まれて9カ月が経ちました。体重も
4000㌘に。もう沐浴でプカプカ浮くこともありません。
全道どこへ行っても激励が寄せられ、父親をしのぐ人気ぶり。
0歳児は父親を超えました(笑い)。
そんな冗談が言えるのも、元気に生きているからです。
 先日、いわぶち友さん(参院比例予定候補)と道南の国立
八雲病院を訪れ、看護師のみなさんと懇談しました。同病院
は、重症心身障害児・者や難病の筋ジストロフィー症の拠点
病院として40年以上、地域に根差した医療を行ってきました。
この病院がいま、札幌や函館への機能移転に伴い、廃止の危機に立たされています。
 重症心身障害児・者は環境の変化に敏感で、ある看護師は
「担当が自分に変わってから笑顔を見せてくれるまで1年かかった」と話します。
ちょっとした光や音に反応してパニックになり、自傷行為を行う人も。「こうした人
たちが長距離の移動に耐えることはできません」。訴える看護師の目がどんどん
潤んでいきました。
 私の息子も生まれたとき、「何らかの障害が残る可能性があります」と医師から宣告
され、覚悟したことを覚えています。懸命に生きようとする息子の姿を目の当たりに
したからです。
 弱い立場の人、声を上げたくても上げられない人のためにこそ、日本国憲法があり
ます。命を脅かす国立八雲病院の廃止計画を撤回すべきです。