2023年12月23日土曜日

自民党政治終わらせる年に

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 

北海道内を回るなか、地域に根ざした冊子をいただくことがあります。 実態や歴史を学ぶことができ、新たな発見もあります。
 王子製紙労働組合・資料整理担当の方がまとめた「王子製紙ジャワ工場員53名虐殺事件」は、終戦後にインドネシアへ派遣された従業員が、蜂起した現地住民に虐殺された事件を追ったもの。日本の侵略行為が従業員への復讐(ふくしゅう)行為となった経過を告発し、反戦の熱い思いが伝わってきます。
 十勝まちづくり研究会による「十勝子ども白書」は、隔年発行を続けて今回が6冊目。子どもたちの現状や課題を地域に引きつけて整理し、かつ子どもたちの豊かな成長の姿も伝わる、あたたまる内容です。なお、編集委員会代表の明神もと子さんは、私にとって大学院時代の恩師でもあります。

日本共産党創立100年にあわせ、北海道での歴史を調べる機会もありました。戦前の不屈さ、レッドパージをはね返そうとの団結炭鉱事故や閉山におけるたたかいなど、リアルに胸に迫ってきます。 地域と歴史に学ぶことは、未来を切りひらく力だと確信になりました。
 底なしの裏金疑惑に「もう自民党はダメだよ」と怒りや不満とともに、あきらめの声も聞きます。 しかし社会を動かしているのは、地域・職場・学園で積み重ねた声でした。今ほど「このままではいけない」との思いが強まっている時もありません。年内いっぱいも多くの方と語り合って、必ず来年は自民党政治を終わらせましょう。


2023年12月20日水曜日

自民党裏金疑惑真相究明へ

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


臨時国会が閉会しました。政治とカネ、いわゆるパーテイー券・裏金疑惑が政界を揺るがす大疑惑に発展しました。衆議院で内閣不信任決議案が与党の反対多数によって否決。14日に岸田首相は、松野博一官房長官ら4閣僚を交代させました。しかし、なぜ裏金を作ったのか、いつから、何に使ったのか肝心なのは真相究明です。国会閉会中も真相究明へ審議を求めます。

 私は、国会閉会後直ちに北海道に戻り、15日は白石区の街頭演説会で畠山和也元衆議院議員(比例代表予定候補)、伊藤りち子三区予定候補(元市議会議員)、佐藤綾札幌市議とともに訴えました。パレスチナ・ガザへのイスラエルによる攻撃で、犠牲者が相次ぐ中、国連では、「人道的停戦」決議が153か国の賛成で採択。前回の停戦決議に「棄権」した日本政府が、今回は世論に押され賛成にまわったことは重要です。世界と日本での世論と運動が高まっています。街頭に来ていただいた方の中で、ガザの被害者支援に1万円も募金してくださる方があり、胸が熱くなりました。

 札幌西区手稲区での集いにも参加。支部の皆さんと仲間を増やしたり、アイヌ民族の団体・個人とお会いし、29回党大会決議案の中の、国際的な人権問題の進展とともに先住民族アイヌの人権についての記述を紹介し、「アイヌ政策推進法」の見直しへの意見交換が出来ました。皆さんとともに、私も頑張って今年を締めくくりたいと思います。


2023年12月13日水曜日

裏金疑惑、徹底解明に力尽くす

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

 臨時国会最終盤、最大の問題となっているのが自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑です。キックバックを受け取っていたにも関わらず、それが政治資金収支報告書に記載されていない。

 この問題は「しんぶん赤旗」日曜版の報道をきっかけに、次々実態が明らかになってきました。安倍派の松野官房長官や大臣、自民党幹部、各派閥の議員の疑惑も取り沙汰されています。

 一部の派閥や議員の問題ではなく自民党全体の問題です。岸田首相や大臣たちが国会で答弁しない態度であり、主要派閥の事務総長経験者の証人喚問を求めています。

 同時に、この問題を大もとから解決するために、事実上の企業・団体献金となる政治資金パーティーをやめることを含む「企業・団体献金全面禁止法案」を参議院に提出し、党派を超えての審議を呼びかけています。真相を徹底的に明らかにするために力を尽くします。

 COP28が行われるもと、経済産業委員会で再生可能エネルギーの出力抑制について質問しました。

 再エネ導入が広がるもとで、再エネの電気を捨てる出力抑制が急増しています。抑制しても日本では補償はなく、融資の返済にも困るなど再エネ事業者が苦しんでいます。一方で、原発は一度も抑制されていません。抑制する電源の順番で原発が最後になっているからです。こうしたルールは変えるべきです。

2023年12月6日水曜日

あの火災現場を忘れない

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


道民医連などが実行委員会を担い、四年ぶりに「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会」が二日に開かれました。私もオンラインで参加し、コロナ禍を経た医療・介護分野の厳しい実態を学びました。

 人口一〇〇万人あたりの感染者数は全国平均より低い北海道なのに、死亡者数は大阪に次いで全国二位。その背景の一つが医療体制の問題で、最も医師が多い上川中部でさえOECD平均並みですから、全道的には医療困難地が圧倒的なのです。

 そのうえ慢性的に続いてきた看護師不足、そして介護職員不足。まん延当初は、医療従事者へ「近づくな」と言わんばかりの差別もありました。それでも使命感と責任感をもって現場でふんばってきたという発言をこそ、国はしっかり受け止めてほしいと痛感しました。

 二〇一〇年に札幌市内のグループホームで、七人が犠牲となる火災が起きました。一人だった夜勤職員が、入居者を助けられず自分を責めているのではと、火災現場で献花しながら胸を痛めたことは絶対に忘れません。職員を増やせと、それからも声はあがり続けてきたのです。

 医療・介護の従事者に自己責任を押しつけながら、最も責任を果たしていないのは国ではないのか。コロナ禍に物価高騰が加わり、病院や介護事業所の倒産も広がっています。岸田政権が大軍拡に進めば、必ず社会保障へしわ寄せがきます。こんな政治は絶対に変えなければ。命と健康、人権を最優先とする日本こそ!

2023年12月2日土曜日

水産資源 守るために

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

コロナ禍のもとでしばらく中断していた沿岸漁民のJCFU (全国沿岸漁民連絡協議会)が、112日に農林水産大臣へ要請行動を行いました。北は北海道から、南は沖縄まで約40人もの漁民が参加。 海洋資源が激減した状況の中で、大臣の許可を受けている沖合底引き網や大中型巻き網が零細な沿岸漁業の操業に影響を与えている実情を示し、対策を求めました。
 八戸沖のスルメイカ漁、対馬沖のアカムツの操業など実情を訴え、クロマグロの資源管理は漁獲量を制限するTAC制度がありますが、定置網にクロマグロが入ってくるたびに網から逃がす手間がかかる。沿岸漁業を圧迫しない制度にしてほしいと要請しました。
 私は参議院本会議が終わってから駆けつけ、皆さんに再会することができました。交流会ではいろんな話題に花が咲きました。 「キンメダイの写真パネル展を行ったら、子どもたちが目を輝かせて、どうして赤いの?など好評だった。今度は都内でもやりたい」とか「沖縄で石垣島が軍備の賛で分断されている」など政治の話にもなりました。
 魚種も漁法も多様な沿岸漁業では、漁民がみんなで操業時間を決めるなど自主管理によって、水産資源を維持する手法を確立してきました。 千葉県勝浦市のキンメダイも北海道のスケソウダラも資源を守るため自主的なルールをつくり守ってきました。こうした努力を尊重し、機械的な枠をかけるのではなく実情に合った取り組みをすべきです。

2023年11月29日水曜日

酪農の未来を語り合う集いに参加して

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


晴れるにつれて放射冷却で冷え込みが厳しい釧根地域で標茶町の「酪農の未来を語り合う集い」に参加しました。マイペース酪農にとりくむ40代、50代の皆さんも参加され、酪農の状況とこれからへの思いを語ってくれました。

 4050頭の牛を飼って乳を搾り、土づくりを重視し牧草で育てる、マイペース酪農は牛にも人にも環境にも優しい牛の飼い方です。最近、「日韓国際環境賞」を受賞したことは喜びです。

それでも、現状は大変で、「規模拡大を要件とする国の酪農政策を変えてほしい」との意見や、離農と人口減少に危機感があって、地域の再生が可能となる政治をと訴えられました。国政の重要な課題です。

翌日の朝は、矢臼別演習場の中にある平和の家美術館にうかがい、先月80歳で永眠された彫刻家の二部黎(にべれい)さんの弔問をしました。この日もひっきりなしに実弾訓練の「ドーン! ドーン!」という砲弾の音が響いています。 

ともに歩んだ妻の倉谷あみさんから、在りし日の姿をお聞きしました。「基地はいらない!」と、平和への祈りを作品に込められていたのだと思います。敷地内のいたるところにモニュメントがおかれています。ベトナム戦争で心を病み矢臼別で多くの人との交流を深めたアレン・ネルソンさんの人物像、「平和の馬に乗る人」の像もありました。矢臼別を平和な土地に、心から哀悼を捧げます。


2023年11月25日土曜日

パー券不記載 首相責任は

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

国会で補正予算案の審議が行われています。審議入りとなった20日の本会議では、衆議院で高橋千鶴子さんが、参議院では私が質問しました。
 岸田政権が経済対策の目玉とする定額減税はとても評判が悪い。それは半年以上も先と遅く、この後、大軍拡のための増税が待っていることを国民のみなさんは見抜いているからに他なりません。大幅な賃上げと消費税の減税こそ行うべきです。
 イスラエルによるガザ攻撃の中止を求めるべきだと迫ったのは日本共産党だけ。 アメリカの顔色をうかがってモノが言えない政府の姿勢に怒りが広がっています。 くらしでも外交でも岸田政権の深刻な行き詰まりが明らかになっています。

 そして大きな問題になっているのが、自民党の主要5派閥が政治資金パーティの収入を虚偽記載することで、巨額な裏金づくりを行っていたのではないかという問題です。昨年11月の「しんぶん赤旗」日曜版の報道をきっかけに、その後、岸田総理が会長の「宏池政策研究会」などは収支報告書を次つぎと訂正しました。
 ところが、岸田首相は「報道で承知している」とまるで人ごとの答弁。衆議院予算委員会では、同じように問われた大臣が「閣僚だから」などとまともに答えませんでした。すでに東京地検特捜部が任意の事情聴取を始めたと報じられています。岸田首相の責任で事実を明らかにすべきです。


2023年11月22日水曜日

岸田政権は退陣へ

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

臨時国会が始まりました。最大の課題は物価高騰からくらしを守ることです。岸田首相は、30年にわたる「コストカット型経済」の転換と言います。けれども、非正規労働者を増やし、賃金が上がらない国にしてきたのは誰なのか、相次ぐ消費税増税と社会保障削減の一方で、法人税の減税を行ってきたのは誰なのか。自公政治だったではありませんか。そのことへの反省もなく、まるで他人事。怒りでいっぱいです。

 くらしの実態は深刻です。消費税廃止各界連のみなさんと新宿駅前で宣伝をしました。シール投票で「消費税は減税」と貼ってくれた方からは、「食料品の値上がりもすごいけれど、この前買ったかまぼこが小さくなっていて驚いた。冷蔵庫のなかは値引きシールの貼ってあるものばかり。総理が『経済、経済、経済』というだけではくらしが良くならない。消費税はなくしてほしい」と怒りの訴えがありました。総理の言う国民への「還元」は右往左往の末、結局は限定的。消費税の減税こそ効果的、減税すればインボイスも中止できることになります。

 代表質問で、政府はハマスを非難するだけでなく、イスラエルに地上侵攻しないよう求めるべきとの質問も、大阪・関西万博の中止を求めたのも日本共産党だけでした。万博の質問には議場が沸いた一方、維新の会は静まり返っていました。あらゆる分野で行き詰まる岸田政権に対案を示し、厳しく追及していきます。

2023年11月18日土曜日

夜間中学と希望

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 

党の第10回中央委員会総会の際に吉俣洋青森県議から、札幌市の夜間中学を視察したと聞きました。 学びを保障する努力に学ばされたとのことでした。
 札幌市立の夜間中学には100人を超える入学があり、道内各所でも自主夜間中学が貴重な役割を担っています。日本共産党も、道議会や札幌市議会で取り上げてきました。
 10代から戦争経験者までが通い、外国ルーツの方もいます。 学校のあり方を話し合う場には、希望する生徒も入れるそうです。 「教えるとは希望を語ること」(フランス詩人ルイ・アラゴン)との一節を思い出しました。
 夜間中学を題材にした山田洋次監督の映画「学校」を見た時、学校は希望が見える場所でなければならないと衝撃を受けました。途中で教職を離れた私ですが、教育基本法改悪のたたかいなどに取り組んできたつもりでした。だからこそ、子どもにも教員にも余裕がなく、競争と自己責に覆われた教育行政をどうしても変えたいとの焦燥感にも駆られてきました。
 来年1月に開かれる党大会の決議案には、人権分野で「子どもの権利条約の具体化・実施を」と掲げられています。心から大歓迎。この条約を、学生時代に何度も学んだ記憶がよみがえりました。札幌市でも、子どもの権利条例があるではないですか。
 ガザ地区の子どもたちに胸を痛めつつ、初心に立ち返って頑張りたい。


2023年11月15日水曜日

介護に笑顔を、社会保障に予算を

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


十一月十一日は「いい日、いい日」に掛けて、厚労省が「介護の日」と定めています。毎年この日に「介護に笑顔を!北海道連絡会」が集会をおこない、介護職場の充実などを訴えてきました。ほぼ毎年、私も参加しています。

 訪問介護で働く私のいとこからは、限られた時間で慌ただしく、余裕がない実態を聞きます。「利用者と話をするのが大好き」と話していた施設で働く友人は、体を壊して五十代で退職してしまいました。誰もが「介護に笑顔を」と望んでいるのに、現場は低賃金や人員不足でギリギリの状態なのです。

 集会では「利用料があがると、必要な介護サービスが受けられない。認知症などが進むのではと心配になる」「食材の値上がり分を抑えるのも限界。きちんと栄養を取れるようにしないといけないのに」と、自分たちの働く条件だけでなく、利用者へ心を寄せたスピーチが続きました。こういう声こそ、岸田首相は受け止めるべきではないのか。

 介護職員へ月額で約六千円の賃上げが、補正予算に盛り込まれました。しかし、ケアマネジャーなどは対象外ですし、そもそも全産業平均から見れば一桁小さい。「国家資格に見合った処遇改善を」との訴えは当然です。

 医療・介護や福祉・保育などケア労働は、コロナ禍でたいへんな苦労を強いられました。しかし、命や健康、尊厳を支えるという、他に代えがたいやりがいがあります。笑顔で働ける職場になるよう、くりかえし私も国へ訴えていきたい。

2023年11月8日水曜日

保育士配置基準増やす

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


「こんばんは」と玄関から入ると、子どもたちの元気な声が聞こえてきました。ドアには、「署名2200筆!」と書いてあります。

 二階に案内され、保育士さんの控室で園長先生とあいさつを交わすと、女の子が「先生!足が痛いの」と裸足の足を出しました。親指から血が出ています。園長先生は「ばんそうこう貼っておこうか」と、貼ってあげると、女の子は、お礼を言って元気よく出ていきました。

 10月末、札幌市内の保育園にうかがい保育士の増員の請願署名を受け取り懇談したときのことです。市保育連の役員の金倉かずささんが、市の保育の現状と、これまで保育士や父母の会が力をあわせて運動し改善させてきた歴史を紹介。その後、4人から、請願署名への思いが語られました。

 保育士さんは「大好きでなった保育の仕事だけれど、人手が足りず体力がもたない」、「若い保育士さんに来てほしい」、と語りました。

 保護者からは「ここの保育園では最高の保育をやっていただいている。保育士のみなさんには本当に感謝しています」。一方、「保育士さんたちの大変さを思うと、議員の方には現場を見て、本気で配置基準を増やしてほしい」との真剣な訴えです。

 保育士の配置基準は1・2歳児で67年から、4・5歳児で48年から改善されず、あまりにも切実で当然の願いです。一言一言に胸をうたれ、請願署名の大切さをお話しし、「必ず国会に届けます」と約束しました。


2023年11月1日水曜日

対案示し、岸田政権を追及

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

臨時国会が始まりました。最大の課題は物価高騰からくらしを守ることです。岸田首相は、30年にわたる「コストカット型経済」の転換と言います。けれども、非正規労働者を増やし、賃金が上がらない国にしてきたのは誰なのか、相次ぐ消費税増税と社会保障削減の一方で、法人税の減税を行ってきたのは誰なのか。自公政治だったではありませんか。そのことへの反省もなく、まるで他人事。怒りでいっぱいです。

 くらしの実態は深刻です。消費税廃止各界連のみなさんと新宿駅前で宣伝をしました。シール投票で「消費税は減税」と貼ってくれた方からは、「食料品の値上がりもすごいけれど、この前買ったかまぼこが小さくなっていて驚いた。冷蔵庫のなかは値引きシールの貼ってあるものばかり。総理が『経済、経済、経済』というだけではくらしが良くならない。消費税はなくしてほしい」と怒りの訴えがありました。総理の言う国民への「還元」は右往左往の末、結局は限定的。消費税の減税こそ効果的、減税すればインボイスも中止できることになります。

 代表質問で、政府はハマスを非難するだけでなく、イスラエルに地上侵攻しないよう求めるべきとの質問も、大阪・関西万博の中止を求めたのも日本共産党だけでした。万博の質問には議場が沸いた一方、維新の会は静まり返っていました。あらゆる分野で行き詰まる岸田政権に対案を示し、厳しく追及していきます。


2023年10月18日水曜日

社会を変えることは楽しいこと

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


日本共産党は先月末、三十年におよぶ経済停滞・暮らしの困難を打開するための「経済再生プラン」を発表しました。賃上げと待遇改善、消費税減税と社会保障充実・教育費の負担軽減、エネルギーと食料自給率向上が、その柱です。

 懇談にまわると「消費税が導入され、中小零細企業にとって悪循環が続いた三十年だった」(北商連)、「国保料は三十年前も高くて払えないほどだった。高齢者や障害者の生活保障を、本気で考えるとき」(道生連)など、あらためて国民いじめの政治に怒りが噴き出します。そのうえに今の物価高騰なのです。

 特に北海道は、全国でも矛盾が激しい地域です。「医師や看護師が足りず、地域の維持が心配」(民医連)、「農地を引き受けてくれる人がいなくなるから、今のうちにやめようという農家が続出しかねない」(農民連)との現実に、政治が本気で立ち向かうとき。道労連からの「もはや時給千五百円でも足りないとの計算もある。国による大規模支援がないと突破できないところまで来ているのでは」との言葉も、重く受け止めました。

 「札幌市では高校生まで医療費無料化が進み、富良野市では全市あげた運動で学校給食費が三カ月無料に」(新婦人)と、声をあげ運動にして要求の実現も進んでいます。職場にも地域にも、それだけの力は間違いなくあるはず。社会を変えることは本来、やりがいあることだし、楽しいことです。私も展望を語って、力をあわせていきたい。


2023年10月11日水曜日

女性がかけ橋となって政治を変える

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


東京からスタートした〝女性がかけ橋となって政治を変える〟フェミブリッジ・アクションの札幌行動(9月30日)に参加しました。

 ミモザイエロー(国際婦人デーのシンボルカラー)の風船やTシャツ、「軍事より生活!子どもたちの未来に平和を!」と書いた横断幕を掲げ、市民団体や政党代表が次々とリレースピーチ。「軍拡NO!女たちの会・北海道」呼びかけ人の山口たかさんのあいさつのあと、日本共産党、社民党や立憲民主党、生活クラブ生協、れいわ新選組、平和婦人会などが続き、室蘭工業大学大学院の清末愛砂教授も憲法の立場から訴えました。

 私は「聞く力」と言いながらマイナンバー、インボイス、大軍拡・大増税、ジェンダー平等でも、「聞く」どころか強行・暴走を続ける岸田政権を批判し、コロナ禍での青年ユニオンの運動を紹介しました。

 2020年春にコロナ感染症が拡大、当時の首相は一方的に全国一斉休校に。多くの保護者が休業を余儀なくされ苦境に陥り休業補償を申請しました。ところが受け付けない企業。これはおかしいと運動に立ち上がりました。当時20代の契約社員の女性が「あのとき思ったのです。この国は学校の一斉休業という政策によって引き起こされたことでも、自己責任で解決させようとするんだ。でも私たちは納税者です。子どもを育てている私たちが大事にされない。おかしい」と語りました。

 そのとおり! 国民を大事にしない政治は声を上げて変えましょう!と訴えました。

2023年10月7日土曜日

紙の保険証存続求める声

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 10月に入り20日から臨時国会が、それに先立ち13日には宮城県議選が告示されます。秋の政治戦の始まりです。

 党国会議員団は3日、10回目の「マイナンバー問題追及員会」を開き、山田健太郎専修大学教授を招いた学習会を開きました。個人情報保護の観点からマイナンバー制度の問題点が解明されました。

 DX(デジタル変革)は誰の何のためのものなのか?最も熱心に主導したのが経団連で、膨大な医療データをビジネスに活用したいからだと言われます。ビジネスですから、もうけるための手段です。

 国民はそんなことを望んでいません。マイナカード義務化、健康保険証と一体化ではなく、今ある紙の保険証の存続です。その声を聞かずに突き進むことは許されないし、個人情報の保護をないがしろにする重大さを感じました。

4日には、新日本婦人の会中央本部と北海道本部が合同で「寒冷地の学校施設への(冷房)設置を急ぎ実現するため、予算を早急に大幅増額し、設置を後押しすることを求める」要請行動をしました。私と吉良よし子、伊藤岳両参院議員、宮本岳志衆院議員が参加。記録的な猛暑になった北海道で熱中症を防ぐ学校でのクーラー設置は緊急課題です。

この日、全国農業・農民後援会学習決起集会が行われました。各地から総選挙勝利、党大会成功へ農業・農民後援会の決意が語られ、ともに頑張る決意を誓い合いました。

2023年10月4日水曜日

インボイス撤回、消費税減税こそ

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

10月1日からインボイス制度が強行されました。断固抗議するとともに、撤回に向けて引き続きみなさんと力を合わせていきたいと思います。

 中止を求める声は、その中身が知られるにつれ、急速に広がりました。フリーランスの方々が立ち上げた「STOP!インボイス」が呼びかけたネット署名は54万筆を超え、ネット署名としては過去最多となりました。

 9月25日に行われた官邸前行動は怒りと熱気であふれました。「岸田首相に署名を直接手渡したいと交渉を続けてきたけれど、手渡しも、議員事務所への訪問も断られた。自民党議員から『署名をもっと集めてこい』『大きな集会をやってみろ』と言われすべてこたえてきた。今度は総理が声をきく番だ』という主催者あいさつはその通りだと思いました。

 署名の「受け取り拒否」に批判が広がり、ついに岸田首相の国会事務所が署名を受け取ることになりました。対応はひどすぎますが、「受け取らざるを得なくなった」ということだと思います。

 消費税を減税すればインボイスは必要ありません。先日、消費税廃止各界連のみなさんと行った宣伝では、準備中から「署名したい」と列ができました。

 くらしの大変さは深刻です。世界では105の国が消費税減税を決断しています。来たるべき総選挙では国民のくらしそっちのけの岸田自公政権に審判を下して、くらしに希望が持てる政治の実現を。私も力を尽くします。


2023年9月30日土曜日

インボイスに怒り沸騰

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

22日、消費税廃止各界連のみなさんが行った街頭宣伝で、消費税減税とインボイス導入中止を求める署名を呼びかけながら訴えました。驚いたのは、宣伝の準備中から「署名したい」と列ができ、終わってからも「周りに広げます」と署名してくれる方々がいたことです。
 署名しながら話になった方から、「買い物したくても我慢しちゃう。これじゃ経済は良くならないよね。 大変な時こそ減税だよね」と話しかけられましくらしの大変さの一方で、まともな対策のない政府への怒りが広がっていると感じました。

インボイスの中止を求める声も広がっています。 フリーランスの方々が立ち上げた 「STOP! インボイス」が呼びかけたネット署名は、オンライン署名としては過去最多となる5万筆を超えて増え続けています。25日に行われた官邸前の抗議行動は熱気と怒りに包まれました。
 ところが岸田首相はこの声に背を向け、経団連会長は、「増税から逃げてはいけない」と増税を押しつけようとしています。それに対し、「経団連こそ法人増税から逃げるな」という批判の声があがっているのは当然のことです。
 志位委員長が28日「日本共産党の経済再生プラン」を発表しました。 くらしに希望が持てる政治の実現こそ求められています。みなさんとともに、国民の声をきかない岸田自公政権には審判を私も力を尽くしたいと思います。


2023年9月27日水曜日

消費税減税を、インボイス中止を 

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


来月からのインボイス(適格請求書)実施を前に、反対の声が大きく広がっています。オンライン署名は五十万筆を超えて、国会周辺でも連続して集会が開かれました。

 インボイスは、これまでの領収書代わりに発行されることになります。だから、インボイスを発行できなければ「お宅とは、もう取引や契約はしません」となりかねません。

 しかし、インボイスを発行するには登録番号が必要になり、それは課税業者になるということです。いま、売上一千万円未満の事業者は消費税を免除されていますが、その分を納税しなければいけなくなります。取引できなくなるか、新たな課税が増えるか、まさに「悪魔の選択」そのものです。

 フリーランスや一人親方、アニメーター・イラストレーター、個人タクシーなど、影響ははかりしれません。だから知れば知るほど反対の声が広がり、岸田首相も実施にあたっては閣僚級の会議を設置して進めるとしています。問題があると自覚しているのなら、導入は中止すればいいのではないのか。

 小さい業者などは消費税を転嫁して値上げしてしまうと、安売り大手に競争で負けてしまいます。そこで身銭を切って価格を据え置きしてきましたが、この間の物価高などで、それも限界。インボイス導入が、とどめとなりかねないのです。

 定食屋を営む両親のもとで育った私。中小零細業者や自営業者は、どれだけ消費税に苦しめられてきたか。今こそ減税、そしてインボイス中止を!


2023年9月23日土曜日

こんな政治でいいはずない

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 

ようやく猛暑が収まったら、1桁の気温まで下がった北海道内。農家には喜びである収穫の秋も、今年は猛暑による病気や品質低下に襲われています。
 ある農家ではブロッコリーが全滅、別の農家ではビート(テンサイ)に褐斑(かっぱん)病がまん延と、畑の厳しさを目の当たりにしました。「こういう現実を国には見てほしい」との農協組合長さんの言葉が胸に迫ります。
 肥料などの生産資材価格は2倍かかっているのに、収入が望めないのでは失望が広がるばかり。 共済で全額はカバーできないし、政府の支援も物足りません。先の組合長さんは「来年も同じ状況なら農家がいなくなるかもしれない危機感がある」とも語りました。
 国連総会に参加した岸田首相は、各国に気候変動対策を呼びかける「気候野心サミット」を欠席しました。正確には、会議は「信頼に足る野心的な行動、政策を持つ人」が招待されたとのこと。 やる気がない岸田首相だと世界から認定された。こんなに恥ずかしいことはありません。
 「娘が看護師をめざしています。この子が戦争に巻き込まれるような日本にしてはならないと思って」と先日、看護師さんが入党されました。デモ行進に飛び入り参加した高校生3人が先頭に立って歩きました。
 物価高も地球の危機も気にかけず、大軍拡には熱心な岸田首相。こんな政治でいいはずはないと、 多くの方が立ち上がってきています。 希望は必ず見えてくる。私も頑張ります。


2023年9月20日水曜日

政府はただちに具体策示せ

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


 収穫の秋ですが北海道でも異常な暑さが続いています。

 JA北海道中央会をはじめ、農協や土地改良区などを訪ね北海道の作物の生育状況など実情をお聞きしました。 

 樽井功中央会会長は開口一番、「稲刈りが始まったが異常な暑さ続きで高温障害が出ている、どれくらいの規模になるのか気になるし、品質低下も心配だ」と話されました。あらためて気候変動の深刻さを感じました。

 国は転作助成金(水田活用交付金)の見直しを進めています。転作率が高い北海道。水田を畑地に変えるなら補助すると言いますが、申請しても予算が付かない事態に陥っています。水を管理している土地改良区は畑地になれば、水を使う農家が減り、水利費などの維持管理費が入らなければ運営できないなど、心配が尽きません。世界的に食料危機が言われる昨今。食を支える農業にとって深刻な事態が進行しています。

 国が東京電力福島原発の汚染水(アルプス処理水)を海洋放出し、中国が日本の水産物を全面禁輸したことで、深刻な打撃を受けている水産関係者からも話を聞きました。輸出したホタテが大量に戻り、これからホタテの水揚げが進むと冷凍倉庫が足りなくなります。「政府は勝手に放出を決めたのに対策が示されない」と不安と不満も出されました。

 早速、国会に戻り経済産業省と水産庁にスピード感をもって具体策を示すよう求めました。喜べるはずの収穫の秋、立ちこめる暗雲を払いのけるために力を尽くしたい。


2023年9月13日水曜日

汚染水の海洋放出直ちに中止を

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

9日、帯広市での演説会。参加いただいた多くのみなさん、準備されたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。会場の最前列には、はたやま和也さんを応援する「うちわ」を持った方がずらり。熱烈な応援が心強い。

 はたやまさんの話はいつ聞いても引き込まれます。中学校の教員をしていたときの生徒たちとのエピソード、教員時代の経験が政治の道へと進む力になったことなどをはじめ、道内を駆けるなかで出会った方々の実態、痛みや苦しみ、願いを受けて、政治を変えようという思いが熱く語られました。

 政治をおおもとから変えるために、日本共産党の議席が北海道に必要です。「今度こそ」という思いを改めて強くしました。

 私は、東京電力福島第一原発事故に伴うALPS処理水の海洋放出について時間をとって話しました。政府と東京電力が漁業者・国民との約束を破って海洋放出を強行したことに断固抗議するものです。

 中国が日本からの水産物の輸入を停止したことで、北海道にも影響が出ています。ホタテの価格が下がるようなことがあれば、国内の消費がホッキからホタテに置きかわるのではという懸念が苫小牧で出されたと、はたやまさんから聞きました。政府は予備費で207億円措置することを決めましたが、先が見えないなかで新たな投資は不安も伴います。海洋放出は中止して、それ以外の方法を真剣に検討するよう引き続き求めていきます。

2023年9月6日水曜日

苦難あるところ日本共産党あり

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


震度7を記録した胆振東部地震から、六日で五年を迎えました。被害の大きかった厚真町での追悼式に、紙智子参議院議員・立野ひろし道九区予定候補と参加しました。

 犠牲となった一人一人の名前が刻まれた慰霊碑を前に、当時のことが頭をよぎりました。道路に入った大きな亀裂、大きく傾いて倒壊寸前の住宅、そして何ヵ所あるのか想像できないほどの山腹崩落。避難所で要望を聞いてまわったときに「おかげさまで見つけていただきました」との、ご遺族の話には言葉を失いました。

 日本共産党の地方議員が、どの自治体でも住民に寄り添い、聞いた声を一つでも実現しようと奮闘しました。追悼式後に災害公営住宅を訪れると、「伊藤さんみたいな人こそ『住民に寄り添う』と、言うんだよ」と、伊藤富志夫町議への感謝の言葉。災害公営住宅は雨漏りが続き、この問題でも伊藤町議が懸命に取り組んでいる話を聞きました。

 先日、あるつどいの場で「党名を変えてはどうか」と聞かれました。しかし、くりかえし困っている現場をまわり、それを地方議会・国会へ届けてきたのが日本共産党です。震災で液状化被害の大きかった札幌市清田区では、日本共産党の腕章を見て被災者が安心して家のドアを開けてくれたと言います。「これほど党名が誇らしく思えたことはなかった」と、党員の話に私も胸を熱くしました。

 「苦難あるところ日本共産党あり」。この原点に立ち返ろうと、あらためて厚真町で決意しました。

2023年9月2日土曜日

命がけ国民の苦難軽減へ

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

91日は防災の日です。1923年の91日に発生した関東大震災に由来しており、犠牲者数でも大きな被害をもたらしたことから関東大震災の教訓を忘れないという意味を込めて設定されたといいます。
 近年を振り返っても1995114日の阪神・淡路大震災、201131日の東日本大震災・東京電力福島第1原子力発電所事故、その後もいくつも災害がありました。
 1896日には北海道ではじめて震度7を観測し北海道地震がありました。地元の議員と党支部がいち早く被災者救済の活動に取り組みました。今年は5周年、92日に追悼式がされます。はたやま和也元衆議院議員、地元の町議とともに参加し、今後への課題をききとり、取り組んでいきたいと思います。
 91日で忘れられないことが『日本共産党の百年』史に出てきます。 東京は関東大震災で壊滅的な被害を受けました。党史には被災者救済に奔走していた川合義虎初代共産青年同盟委員長をはじめ10人の労働者を、治安警察が「社会主義者が内乱を企てている」「朝鮮人が暴動を起こした」などとデマをふりま運行し虐殺した(亀戸事件)と書かれています。
 国民の苦難軽減に命がけで取り組んでいた若者を震災の混乱に乗じてこれほどまでに弾圧を加えた、当時の政治体制の理不尽さは決して許すことができないものです。命がけで国民の苦難軽減に取り組んだ党の歴史を心から誇りに思います。

2023年8月30日水曜日

日本共産党の光る役割

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


もはや地球「温暖化」ではなく「沸騰化」とも言われます。お盆を過ぎると涼しくなるどころか、秋風が吹く気配はなく、連日30度を超える日々が続いています。

 先日、北海道の北広島市、長沼町、札幌市内の中央区、西区、白石・厚別区などで支部の皆さんのつどいに参加し、楽しい対話を重ねてきました。日本の政治情勢とともに、疑問に答え、日本共産党を知っていただく大事な機会になりました。暑い中、本当にありがとうございました。

 さて、時を同じくして熱い政治戦が岩手で始まりました。8月26日が告示の岩手県議会選挙です。私は奥州市・金ケ崎町選挙区のわが党の候補者の応援に入りました。

 東日本大震災から12年、「一人一人の幸福追求権(憲法13条)を原点に、誰一人取り残さない復興を進める」と県民の立場に立った復興を進めてきた県政。被災者の医療費免除を11年連続実施してきたことは、早々に打ち切った国の姿勢と対照的です。困難を乗り越えて県が独自に継続したことは、全国に誇れる復興の実績です。子どもの医療費助成を高校卒業まで、窓口無料化や、在宅育児世帯に月1万円助成するなど全国トップクラスの子育て支援、酪農家の飼料高騰への補助などを、全国に先駆けて行うなど、「県民の願いを聞く力」があります。岸田文雄総理のように口先だけの「聞く力」ではなく、聞いて実行する力です。この県政を支えている日本共産党県議団の役割が光っています。


2023年8月26日土曜日

約束破った首相

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

岸田政権は24日、東京電力福島第1原発事故によって発生した汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を強行しました。断固抗議し、放出中止を強く求めます。
 放出の強行は、政府が福島県の漁業者と行った、「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」という約束を破るものです。 岸田首相は全漁連との面会で、今後数十年続く放出について責任を持って対応する」と言いましたが、約束を守れない総理の言葉をどうして信じることができるでしょうか。
 「復興のため」と言いますが、廃炉は思うように進んでいません。 避難指示を解除すれば、海洋放出すれば、復興が進むわけではありません。 被害者が生活と生業(なりわい) を再建するには時間がかかります。政府と東京電力はそれだけ深刻な事故を起こしたのです。
 ところが、岸田政権は先の国会で、事故も被害も終わっていないのに、原発回帰へと舵(かじ)を切りました。老朽原発も稼働できるようにし、新しい原発をつくることまで決めました。こうした流れのなかに今回の海洋放出はあると思います。
 ふくしま復興共同センタが呼びかけたネット署名は短期間で6万人分を超えました。それだけ国民的な怒りが広がっているからだと思います。
 県議選、県知事選をたた岩手でも怒りの声があがっています。国民の声を聞かず暴走する岸田政権に審判をくだそうではありませんか。


2023年8月23日水曜日

汚染水海洋放出許さない

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 東京電力福島第一原発事故によって発生した汚染水の海洋放出をめぐって、岸田首相が福島第一原発を視察し、全漁連との面会の後、関係閣僚会議で放出時期を決定すると報道されています。政府と東京電力は、2015年に福島県の漁業者と「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない。タンク保管を継続する」と約束し、漁業者は「反対」の意思を示し続けています。ところが、政府は放出の時期をこの夏頃とした方針を変えようとしません。

 これをうけて海洋放出に反対する怒りの行動が、国会でも連日のように行われています。この問題は漁業者だけ、福島県だけ、日本だけの問題ではありません。政府は、「約束は守る」と繰り返しますが、「やめる」とは言いません。「丁寧に説明を続ける」と言いますが、「政府の説明は不十分」は7~8割にのぼっています。政府は、海洋放出以外の方法へとすぐにでも舵を切ることです。

 大型タンクで保管する案をはじめ、いくつもの対案が示されています。何より汚染水の発生そのものを抜本的に減らさなければタンクはいつまでもなくなりません。その対策も示されているのに、政府も東京電力も海洋放出ありきです。復興と廃炉のあり方について、福島では様々な立場の人が話し合う「円卓会議」も開催されています。政府はこの声を聞こうとせず決めようとしています。海洋放出など許されません。みなさんと反対の声をあげ続けます。

2023年8月9日水曜日

熱き平和の声をあげよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


広島・長崎への原爆投下から78年を数えます。北海道でも例年以上の暑さが、投下された日を思い起こさせます。

今年3月末で道内にいる被爆者は200名、平均年齢は85・88歳になりました(北海道被爆者協会調べ)。生き地獄を経験し、後遺症に今なお苦しむ被爆者に残された時間は多くありません。日本政府による早期の補償、何より核兵器禁止条約の署名・批准を強く求めたい。

道被爆者協会の会長だった故・越智晴子さんは、救護所に向かう途中で「私も連れてって」と三人の女の子に会ったそうです。しかし、衛生兵から「助からないから置いていこう」と言われ、仕方なしに従ったことを終生、悔い続けたといいます。自分だけ生き延びられた罪悪感から被爆体験を話せず、亡くなる前になって初めて語る方もいると聞きました。

これほどまでに破滅的・非人道的な核兵器を、抑止力として存在を認める岸田首相。加えて大軍拡・大増税だなんて、被爆者の苦しみを何だと思っているのでしょう。

先週、別海町・矢臼別での平和盆おどりが4年ぶりにリアル開催されました。演習場のど真ん中で、平和に生きる権利を訴え続けて58回目。平和への熱い思いの交流や文化ステージの熱気、子どもたちが太鼓をたたき踊る姿に、おおいに元気をもらいました。平和をつくっているのは、間違いなく草の根の力です。

同じ過ちをくり返さないため、この夏は熱く平和の声をあげていきましょう。