2019年11月27日水曜日

強まる野党の共同


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」



季節は本格的な冬に向かっていますが、国会は「桜」の話題で持ちきりです。事実を明らかにしてきた野党追及チームは、メンバーを増員して「追及本部」に格上げされることになりました。野党が一緒にチラシを作成したことも画期的です。首相が出席する予算委員会で真相を明らかにしなくてはなりません。
桜を見る会の追及はさまざまなところに変化を起こしています。田村智子参院議員がメディアの人たちからこんな話をされたと言います。「自分たちは桜を見る会に参加していたのに、これを異常だと思わなかった。政権チェックが緩んでいたのではないかと反省している」と。報道が止むことなく行われている理由はここにもあるのかもしれません。
省庁も省庁分の招待者リストを明らかにしました。政治の私物化に関与させられていることへの怒りがあるのではないでしょうか。
野党の共同は消費税増税をめぐっても広がりつつあります。国会で「消費税5%への緊急減税で経済を立て直す・各界懇談会」が行われ、参加しました。消費税増税がいかに生活と生業に深刻な打撃を与えているか、参加された方々の発言で明らかになりました。嬉しかったのは、立憲民主党から初鹿衆院議員が、れいわ新選組から舩後参院議員が参加しあいさつしてくれたこと。
増税を押しつける一方で税金を私物化する安倍政権に怒りの声が次々寄せられています。安倍政治を終わらせて新しい政治の実現を。私も力を尽くします。


2019年11月23日土曜日

国会と「赤旗」の連携


岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 国会は「桜」に話題で持ちきりです。エレベーターでは、自民党議員からも「共産党、大注目だね」と声をかけられます。街頭でも国民には消費税増税を押しつけて、台風・豪雨被害で多くの方が大変な思いをしている時に、「税金私物化は許せない」と怒りが次々に寄せられます。
 質問した田村智子参院議員は、この問題を内閣委員会で質問する予定でした。2人の大臣が政治とカネの問題をめぐって辞任したにもかかわらず、安倍首相は説明責任を果たさないままです。
 野党が結束して求めるなかで集中審議が行われることになり、予算委員会で安倍首相に直接ぶつけることに。当日はテレビなどもほとんど取り上げませんでしたが、野党議員が「党派を超えて数年に一度の素晴らしい質疑」とSNSで拡散し、マスコミが取り上げるようになりました。野党共闘が大きな力を発揮しています。
 もう一つ忘れてならないのが、「しんぶん赤旗」の取材力です。首相の地元、山口県での取材を丹念に行い、「桜を見る会」が安倍後援会の一大行事になっていることを突き止めました。連係プレーが安倍首相を追い詰めています。
 野党追及チームは、来週にも「追及本部」に格上げし、結束して総力を挙げます。
 安倍首相は予算委員会で真相を明らかに。徹底的に追求するとともに、こんな政治はもう終わりにするために私も力を尽くします。

2019年11月20日水曜日

モラル破壊の安倍内閣を退陣へ


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」

国会会期末までは残り1か月を切りました。「桜を見る会」の話題が沸騰しています。10月に公職選挙法違反の疑いで法務大臣、経済産業大臣が辞任。任命責任はあると言いながら責任を取らない安倍総理。疑惑の幕引きを図ろうとした予算委員会で、今度は総理の疑惑が発覚。赤旗の調査を元に日本共産党の田村智子参院議員が追求しました。一言で言えば、公的行事の私物化、税金の私物化が問われています。
安倍総理になって、「桜を見る会」の参加者数が年々増加し、支出がどんどん増えつづけて、かかった税金は予算額の3倍にもなっていました。各界で「功労・功績のある方」を各府省が推薦するといいながら、総理の後援会員を山口から約800人も招待、しかも、前日には高級ホテルで前夜祭を開いていました。安倍事務所がとりまとめていながら「関与していない」ではすまされません。森友・加計問題でも問われた安倍総理の政治の私物化、お友達に優遇する政治が、またしてもやられていました。安倍総理自らの疑惑にもふたをして逃げようとする態度に、「許せない。安倍さんをやめさせて!」と怒りが沸騰しています。モラル破壊の安倍内閣を退陣に追い込もうではありませんか。
先週は、北海道の各地から、医療関係の皆さんが要請に来られました。いのちと向き合う現場で、医師不足、看護師不足の解決、待遇改善への切実な要請の訴えに、真摯に応えられる政治への転換がいよいよ必要です。

2019年11月16日土曜日

選挙協力協定?



紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
 
 日米貿易協定について、北海道新聞は「日本車への追加関税を突き付けられて2国間交渉に応じ、来年の大統領再選に向けたトランプ氏に成果をお膳立てしたようにしか見えない。脅しに屈し、妥協を重ねるのでは通商交渉とは呼べない」と報じました。
 安倍総理は参議院選挙が終わるまで、合意するのを待ってもらい、選挙が終われば今度は、トランプ大統領に協力しました。日米選挙協力協定だと指摘されています。協定内容もひどいこと、他の経済連携協定にないアメリカいいなりの規定が目立ちます。
 私も参議院農林水産委員会で、質問しました。協定文の付属書には、「アメリカ合衆国は、将来の交渉において農産品に関する『特恵的な待遇を追及する』という、協力な文言が入っている、このようにな強い言葉が入った協定文書は、他にないのではないか」と追及したところ、他にないことが明らかになりました。
 セーフガードは、輸入が急増した際に関税を一時的に引き上げ輸入の急増を抑える制度なのに、牛肉のセーフガードは、日本が発動したら、速やかに「発動基準を一層高いものに調整するため協議を開始する」などと書かれているのです。
 これほどアメリカのいいなりの文書を受け入れながら「国益に反する合意はしない」とよく言えたものです。今後、参議院での論戦で頑張ります。
 


2019年11月12日火曜日

#共産党は私だ

畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

公的行事である「桜を見る会」に、地元後援会から数百人規模で招待していた疑惑まで飛び出した安倍首相。国民には消費税増税を押しつけながら、みずからの後援会には税金で飲食をふるまうなど本当に許されない!
 大臣二人の辞任とあわせて国会で追及された安倍首相は、なぜか立憲民主党の議員に「共産党」とヤジまで飛ばすイライラぶり。見境がなくなっているのか、「アカ」呼ばわりすれば質問者がひるむと思ったのか真偽不明ですが、このヤジが思わぬ展開を生みました。ツイッター上で「#共産党は私だ」と「日本共産党で何が悪いのか」と反撃が広がっているのです。
 ツイッターで「#」マークをつけると、そのテーマでの書き込みを見ることができます。党員や議員・予定候補が入党の初心や日ごろの活動を書き込むにとどまらず、他党議員や著名人、サポーターが次々と連帯を表明。「共産党員じゃないけど、小林多喜二の小樽がふるさと」とは精神科医の香山リカさん。社民党新潟県連から始まった「#共産党は仲間だ」との連帯の書き込みも、急速に広がりました。
 いま高知県知事選では、野党がそろって日本共産党籍をもつ野党統一候補への応援に駆けつけています。北海道革新懇のパネルディスカッションでも、野党で力をあわせて必ず安倍政権を変えようとガッチリ握手。首相が共闘に楔(くさび)を打ち込もうとも、市民と野党の共闘の流れは止まりません。私も力を尽くしたい。

2019年11月11日月曜日

必ず春はやってくる


畠山 和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道の切実な声を届けようと、党中央委員会総会の翌6日、政府交渉を行いました。久しぶりの国会に少し緊張しながら、要請に臨みました。
 現状を受け止める省庁もあれば、まったく意見が平行線になる省庁もあり、防衛省は日米でのオスプレイ訓練に固執し、厚生労働省は公立・公的病院の再編・統合を進めるために名指しした根本的な反省も見られずじまいでした。夏の参院選の時に安倍首相へヤジを飛ばした市民を排除した問題も、警察庁は「道警で事実確認中」とくり返すばかりです。
 病院は再編、鉄路はなくす、日米貿易協定で農業つぶしを進めるなど、北海道に住むなと言わんばかりの安倍政権にヤジを飛ばしたくもなるではないか。それを異論といって排除することが当たり前の日本にしてはならないと、交渉を終えてつくづく感じました。
 ところで前職の国会議員には、現職議員とは異なる色のバッジが渡されます。北海道ではつけていない私ですが、国会に入る際には必要となります。交渉の時も省庁の職員から議員のごとく「先生」と呼ばれます。これら一つひとつがしっくりこない。現職の議席というのは、やっぱり重いものなのです。
 北海道は初雪が降り始めました。これから長く寒い冬も、必ず春はやってきます。政治の春を呼び込むため、決意も新たに道内を回ります。


2019年11月6日水曜日

安倍首相の「任命責任」を問う


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

 
政治とカネの問題で、6日間に2人の大臣が辞任をする異常事態が起きています。問題大臣はこの二人だけではありません。大学入試への英語民間試験の導入をめぐって、教育の機会均等を否定する「身の丈」発言を行った文科大臣、「雨男」発言の防衛大臣など憲法も国民もないがしろにされています。安倍首相は「任命責任」があると言うだけで、その責任をどうするのかも説明を一切果たしていません。1日、国会では野党緊急全議員集会で、そろって怒りの声をあげました。怒りの声がひろがるなかで、英語民間試験の導入が延期。高校生や受験生、先生たちの声が政治を動かしました。衆議院でも参議院でも予算委員会での集中審議が行われます。野党が結束して、徹底的に真相究明、首相の責任を究明していきます。

10日投開票の福島県議選の応援に連日入っています。安倍政権への怒りが次々寄せられます。相次ぐ台風・大雨で甚大な被害が発生したいわき市で、一人の方がじっと訴えを聞いてくれ声をかけると、「台風で家が浸水した。生活再建は重大な問題だが、今の政治はどうなっているのか。大臣が次々辞めていく。こんな政治は我慢ならない。安倍政権を終わらせてほしい」と話してくれました。さらに被災者にも重くのしかかる消費税増税の負担に悲鳴があがっています。市民と野党の共闘をさらに前へ。野党がともに新しい政権を。政治を変えるために、引き続き国会でも奮闘したいと思います。