2016年5月29日日曜日

 響きあう野党共闘と共産党の躍進


いわぶち友日本共産党福島県委員会常任委員
参院比例予定候補 「北海道・東北」
「かけある記」

 参議院選挙まで1カ月を切りました。全国32の一人区
すべてで野党統一候補が誕生しようとしています。
 この間、東北各地で統一候補と訴えています。私が初めて
立候補したのは2010年の参議院福島選挙区。その時
ライバルだった民進党の現職が統一候補に。まさかこんな日
が来るとは思ってもいませんでした。宮城県の演説会では、
「比例は共産党」とまで言ってくれ、秋田県では20人程の
「つどい」に一緒に参加。山形県の街頭演説では野党統一
候補が、「間違った政治にブレーキをかけよう」と訴え、小池晃書記局長の話しに何度も「そうだ!」と声をあげました。
心が通い合い、響きあう共闘になっていると感じています。
 同時に、日本共産党への期待も寄せられています。宮城県の演説会で訴えてくれた
元町村会会長の鹿野文永さんは、上智大学の中野晃一さんが共産党を暖かい敷布団
だと言ったことに触れながら、「自分が9条を守る運動を始めると、陰に陽に力添えして
くれた。私を鍛えてくれた敷布団でもありました」と語り、国民連合政府の提案に感動した
とも話してくれました。
 参議院選は野党共闘の成功、日本共産党の躍進で国民連合政府を実現する選挙です。
 道選挙区の森つねと候補との道内キャラバンも2巡をやりぬき、いよいよ本番目前です。
次にお会いできるのは志位委員長を迎える札幌での6月5日の演説会。最後まで頑張り
ぬきます。

一人ひとりと・・・


紙智子 参院議員
 「国民の願いを胸に」

 参議院選挙で島根県・鳥取県は合区になりました。野党統一の
候補者は福島浩彦さんに決まり、島根県内2カ所の演説会に行き
ました。自民党総裁や幹事長経験者を出した地域ですが、ここで
安倍自公政権をおいつめようとの気概。戦争法を廃止しようと
2000万署名に取り組み、県の目標の半数を超えたといいます。
1人で700筆も署名を集めてがんばっている人がいると聞いて
感激しました。一人ひとりと対話し、名前を書いてもらうことが、
どれほど大事なことか。
 昨年の宮城県議選を思い出します。日本共産党県議が4人
から8人へと倍増しましたが、大崎市では「勝手に共産党を応援する会」、
勝手連をつくって見事に内藤たかじ候補を当選させました。
その力を発展させ、戦争法廃止の国民連合政府実現への取り組みにつなぐために、
元宮城県町村会会長の鹿野文永さんは、いち早く2000万署名が大事だと呼びかけて
くださったのです。大いに励まされました。
 全国で2000万の署名の取り組みは今、1200万筆まで広がって、19日、市民29団体
から4野党に届けられました。一人ひとりの平和への願いが込められています。「戦争法
は必ず廃止!」「野党は共闘!」「選挙に行って政治を変えよう!」。今こそ力を発揮する
時です。島根の演説会でも熱気を感じました。
                      ( しんぶん赤旗 2016.5.22掲載)

2016年5月21日土曜日

地震からの一日も早い復興を


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 通常国会の会期末(6月1日)が近づき質問が続きます。
10日の農林水産委員会では熊本大地震について、11日の
沖縄・北方特別委員会では、ロシア200カイリ内のサケマス
流し網の禁止問題と、島尻あい子沖北担当相のカレンダー
問題について、12日には森林法等一部改正案とTPPが林業
に与える影響等について質問しました。
 熊本地震直後、熊本市、益城町、西原村、菊池市、阿蘇市、
大津町を訪ねました。長引く避難生活の改善、住まいや仕事
など、報道ではわからない深刻な実態を見ると心が痛みます。
 西原村の酪農家は、「牛は生き物だから」と、毎朝5時に仮設住宅から
牛の世話に通っている。水を与えるため、自力で土を掘り
壊れた水道管を修復し、乳房炎を起こさないよう搾乳を続けました。
一日も早く元通りの生活がしたいと言われます。
 また、菊池市の急傾斜地にある農家や阿蘇市の農家は、断層のずれによるひび
割れ、激しいゆれによる地滑りで、水路や道路が寸断され、作付する展望を失って
おられました。
 年間、観光客が約550万人訪れる阿蘇市は、「{農業と観光は車の両輪だ。地域
全体が復興しないと農業は成り立たない」と言われた時に、観光と農業に打撃を与え
た北海道の有珠山噴火がよみがえりました。自然災害は一時的なもの、必ず復興
出来ます。そのために、現状を機敏に把握しながら、いまある制度を活用すると
ともに、当面の収入対策など、従来の枠にとらわれない対策を求めました。

2016年5月12日木曜日

ある母の涙


森つねと 道国政相談室長
 「かけある記」

 いわぶち友さん(参院比例予定候補)と札幌市内で女性の
つどいに参加したときのことです。若いシングルマザーの
発言に会場が静まりました。
 家計を助けるために高校時代から働いてきたというこの
女性は、子どもを授かりますが、事情から一人で育てる決意
をします。
派遣会社に登録し、「日中・土日休み」の条件で仕事の紹介
を待つものの、条件が合わず連絡はほとんどありません
でした。
 やむを得ず、平日以外の勤務もある仕事を選択。しかも、
保育園が開園する朝七時に子どもを預けて、ぎりぎり出勤
時間に間に合う早朝からの勤務です。
 娘さんと触れ合うことができるのは朝、晩の限られた時間だけ。
さらに、保育園が休みのとき、小さな娘さんを一人にするわけにはいかず、実母に預け
て働きに出ますが、そのたびに「娘のことを考えていない」と責められ、けんかに…。
 そんな母親の心情を察した娘さんは、「母ちゃん、仕事しないと生きていけない
ものね」と言って、けなげに見送ってくれるそうです。
 何より不安なのは、短期雇用でつなぐ先行きの見えない生活です。「もっと働き
やすく、子育てしやすい社会になってほしい」。震える声で訴えた母親の目からは、
悔し涙が流れていました。
 女性や子どもが生きづらい社会に未来はありません。母親の涙を目に焼き付けて、
政治の転換を訴えていきます。
 

2016年5月10日火曜日

熱いエールに決意


いわぶち友日本共産党福島県委員会常任委員
 参院比例予定候補 「北海道・東北」
 「かけある記」

 九州地方で続く地震。犠牲になられた方々、被災された
方々に心からの哀悼とお見舞いを申し上げます。東日本
大震災の教訓が活(い)かされるように、そして不測の事態
にそなえて川内原発の停止を国に求める。この声を広げ
ようではありませんか。
 参議院選挙まであと2カ月です。道衆院5区補欠選挙
では、池田まきさんが相手候補にあと一歩というところ
まで迫りました。
市民と野党が力をあわせれば安倍政権を倒すことができる。
その希望を示す結果となったのではないでしょうか。
  参議院選挙1人区では3分の2以上の統一候補が誕生しました。
秋田の演説会で統一候補の松浦大悟さんと訴えました。かけ声がかかり、参加者を
見送る松浦さんの前には列が・・・。激励するみなさんの姿がありました。
 スーパー前で訴えていたら、男性が「母ちゃんも呼んでくるわ」と店内に駆け込み
2人で聞いてくれ、「うば捨て山だ。俺たちの姿を見たら、若い人たちはお金をため
込むばっかり。だから経済もまわらないんだ。共産党応援してきた。安倍政権倒して
くれ」と熱いエールが寄せられました。
 みなさんと力をあわせ野党統一候補の勝利と日本共産党の躍進で安倍政権を
退陣へ。全力でがんばります!
                  (しんぶん赤旗 2016.5.8掲載)

2016年5月2日月曜日

あと一歩、大きな一歩

 
畠山和也 衆院議員
 「国民の願いを胸に」

 あと一歩! 結果は残念でしたが、市民と野党の共同が
政府・与党を追い詰めた衆院北海道5区補欠選挙。選挙
事務所には、立候補を取り下げた橋本美香さんや多くの
市民の姿も。悔しさの声が漏れるなか、池田真紀候補が
「全国への希望につながる」選挙だったと述べると
「そうだ!」と、大きな拍手が起きました。
新たなスタート!です。
 翌日、ある民進党議員から「これだけの結果が出た。
共産党アレルギーなんてない」と、引き続き共同を強め
ようと声をかけられました。ある方からは、「共産党がビラを(各家庭に)入れるのが早かった。本気さを感じた」とも。選挙最終日に、
野党議員が勢ぞろいした合同街頭演説を経て、いろんな壁も取り払われました。
 ここまで来たのは、戦争法廃止の国民的運動があったからこそ。そして北海道で14年
ぶりに衆議院議員を勝ち取るなど日本共産党躍進があったからこそ、安倍政権へ迫る
共同の力が増しました。安倍政権を追い詰めてきたのは地域・職場・学園の粘り強い
活動!
 国会ではTPPの今国会成立を政府・与党が断念。潔く廃案にすべきですが、これで
参議院選挙で審判を下すチャンスが生まれました。「つながれば政治は変えられる」。
補選での合言葉を参院選でも生かして、共同候補の勝利と日本共産党の躍進を!
                                             (しんぶん赤旗 2016.5.1掲載)