2019年6月30日日曜日

いのち・農を守り18年


紙 智子参院議員
「国民の願いを胸に」

 環太平洋連携協定(TPP)を推進した安倍政権の6年半、
「農業はオレ一大で終わりだ」という農民、「資源を守って
きたのに、クロマグロを一匹たりとも捕るなと言われ生活でき
ない」となげく北海道の漁師、「じっくり木を育てて伐採する
つもりなのに、意欲がないと言われ、山を奪われる」林業家、
どの分野からも苦悩の声が聞こえてきます。
 その一方、安倍政権には任せられないと、「地域農業の未来
予想図を描き、自らの力で発展させる」と発信する農民、「水産行政に、浜の
声を反映させよう」と立ち上がるマグロ漁師、その父の背中を見て、漁師として
生きることを決断する若者、山に入ってチェンソーを動かすカッコいい林業女子
など、いのちを支え地球環境にやさしい農林漁業に魅力を感じ動きだす、安倍農政
に抗した取り組みが広がっています。
 こうした希望ある流れを応援できる政治をつくりたい。家族経営を応援する政治
に転換するのが参議院選挙です。
 通常国会が終わりました。野党合同ヒアリングは昨年から29テーマ232回にも
なります。予算委員会などの審議拒否を続ける与党を追い詰めていく一翼を担って
きました。
 参議院選挙で32の1人区での野党統一候補の勝利を、北海道でははたやま和也
さんの勝利を勝ち取りましょう。「いのち、食、農が原点」を貫いて3期18年。
私も比例代表候補として4選めざして、頑張ります。さあ、勝ちにいきましょう!
(しんぶん「赤旗」6/29より転載)

2019年6月25日火曜日

みんなで怒りを口にしよう


畠山和也 前衆議院議員
「かけある記」


「二千万円なんて貯められない!」と、どこでも驚きと怒りの声があがっている年金問題。「もうけも少ない自営業で、夫の分しか年金保険料を払えず妻が無年金」「少ない国民年金から介護保険も引かれる。消費税なんて絶対に上げないで」との訴えが突き刺さります。
 ところが問題の報告書をなかったものとして、やり過ごそうとしている政府・与党。安倍首相にいたっては、高所得者の優遇を見直して財源をつくろうという日本共産党の提案を「ばかげた政策」と冷たく言い放ったではありませんか。くらしや年金より、大金持ちを大事にするのが安倍首相だと、よくよくわかりました。
 こんな政治には、庶民の怒りの声をぶつけなければいけない。そう街頭で私が呼びかけると、足を止めたり家から出て話を聞く方が必ずいます。その多くが低年金に苦しむ女性です。年金制度でも差別がある国だと、あらためて痛感するのです。
 年金は今の日本社会の縮図であり、一人ひとりの人生の写し鏡。ご苦労された人生が報われないまま老後を迎える国なんて、とても幸せな国とは言えない。若い人だって老後の不安はぬぐえない。なにが「一億総活躍社会」なのでしょうか。
 参議院選挙の公示が迫っています。くらしを守るなら、二千万円を貯めるより安倍政治を変えるほうが近道です。くらしの実感と怒りを共有して、安倍政治を変える道筋を堂々と訴えたい。日本共産党とはたやま和也へ、お力をお貸しください。

2019年6月20日木曜日

決起集会、演説会へとかけ歩き


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」

北海道での青年の集いから始まり、岩見沢市で党と後援会の決起集会、滝川市演説会に。翌日は室蘭市での党と後援会の決起集会、苫小牧市での演説会へと、まさにかけ歩きました。空知地域(岩見沢市周辺)も室蘭、苫小牧も、30代の頃、旧衆議院4区候補者として、お世話になった地域です。「会いに来たよ」、と、たくさんの懐かしい人と握手を交わすことができ、胸がいっぱいになりました。先の統一地方選挙をたたかった思いを胸に、教訓を生かし、いよいよ安倍政権を退陣に追い込む連続選挙、参議院選挙で勝ちぬこうと、力いっぱい訴えました。
青年の集いでは、若者憲法100人アンケートの結果が紹介されました。憲法9条について「変えるべきでない、どちらかといえば変えるべきでない」が64%。その理由は、「戦争は今後もしてほしくないから」などです。あなたは投票に行きますか?の問いに「75%」が行くと、行かない「22、7%」を大きく上回りました。平和のためにできることがあれば「積極的にやりたい。少しならやりたい」を合わせると「92.7%」です。働き方では、人手不足、長時間労働の改善を求める声などが示されました。集いでは、「くらしに希望をと題した『おにぎりビラ』(通称)を持って、政治は変えられる、いっしょに変えようと話せば必ず伝わります。どれだけの人に伝えきれるかだ」と、強い意気込みが語られました。勝利に向け力を合わせましょう。

2019年6月11日火曜日

突き進むのみ


畠山和也 前衆院議員
「かけある記


想定される公示日まで一ヵ月を切りました。この原稿は網走市で書いています。一分一秒を惜しんで、移動中も宣伝カーから訴え続けています。
先日、「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会」に参加しました。医療や介護、難病や障害福祉の分野からの切実な訴えに、政治の根本が問われていると痛感しました。これだけ困っている人がいるのに、どうして税金を米国の戦闘機爆買いへ使うのでしょうか。
悔しい思いを抱えていたら、フェイスブックを通じて高校生と思われる方から友達申請がありました。メッセージには「選挙権はないですが、選挙権持ってる先輩たちにたくさん野党系の候補宣伝してて共産党は今のところ7人に宣伝しました」と書かれているではありませんか。私も悔しがってる場合じゃない、突き進むのみとあらためて腹をくくりました。
二〇一四年の総選挙で当選したときに、道内各地から「最後の選挙と思ってがんばった」「当選の瞬間、うれしくて涙が出てきた」など多くの声をかけていただきました。いろんな苦労があっても乗り越えてきたのが日本共産党。地域・職場・学園で支持を広げ続けてきた方々がいるからこそ、議席の重みを実感もしたのです。
昨年の大地震で家を失った仮設住宅住まいの方が「自民党の国会議員は話を聞きにも来ない。こうやって励ましてくれたのは日本共産党だけだ」と話してくださいました。期待を裏切らない結果を出すため全力です!

2019年6月4日火曜日


岩渕 友 参議院議員
「参議院選挙の勝利で増税中止を」


経済産業委員会で、中小業者の事業継続力強化を内容とする法案の審議がありました。「事業を続ける展望が持てない」「子どもに継がせられない」と、中小業者の廃業が増えています。政府が「事業承継は喫緊の課題」とする背景には、廃業をこのまま放置すれば、2025年頃までに約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われる可能性があり、日本経済全体の問題だという現状認識があります。
 全商連青年部協議会のみなさんとの懇談で、「継ぎたくても継げない」という実態をお聞きしました。その障害になっている問題の解決として、個人事業主の家族従業者の働き分(給与)を税法上経費と認めない所得税法56条の廃止と社会保険料の負担軽減を経産大臣に求めました。56条の廃止は、粘り強い運動で、麻生財務大臣が「検討する」という状況まで追いつめています。さらに運動を大きく広げたい。
北海道胆振東部地震についても取り上げました。地震とブラックアウトによって中小業者が甚大な被害をうけました。東日本大震災や熊本地震で活用されたグループ補助金など含め、中小業者を直接支援する必要があったのではないかと大臣に迫りました。
そして、中小業者の営業を何より苦しめているのが消費税増税です。参議院選挙にむけた5野党・会派の共通政策に「10月の消費税増税中止」が盛り込まれました。参議院選挙の勝利で増税中止を実現するため全力を尽くします。