2015年12月30日水曜日

2016年新年あいさつ



紙智子 参院議員
 「国民連合政府実現の年に」
 
  戦争法を廃止する国民連合政府を実現する年に!そんな思いで
 新年を迎えました。いよいよ参議院選挙の年です。TPP、
  消費税  増税、原発再稼働など国民の声を聞かず、暴走を続ける
  安倍政 治を許さないという、国民の皆さんとの共同の広がりを
  さらに発展させ、比例区のいわぶち友さん、選挙区の森つねとさん
  を国会へ送り出しましょう!



畠山和也 衆院議員
 「希望の流れは北海道から」

  国会に送っていただき、早いもので一年。憲法も民意も無視
する安倍政権の暴走に悔しさも多かった昨年でしたが、世論と
運動の広がりのもと新しい出会いもありました。今年こそ国民の
声で政治を動かす、希望ある一年にしたい。
 衆院道五区補選・参院選と審判の機会が続きます。希望の
流れは北海道から!私もがんばります。




いわぶち友日本共産党福島県常任委員
 (参議院比例予定候補)
  「参院選勝利の歴史的な年へ」

  歴史的な挑戦の年が明けました。戦争する国づくりを許さ
ないたたかいと同時に、TPPからの撤退、原発再稼働反対、
消費税増税中止など、どの問題でも国民の怒りとたたかいが
政治を動かしています。みなさんとともにたたかいを広げ、
参議院選挙勝利ため森つねと選挙区予定候補とともに
頑張りぬく決意です。



森つねと日本共産党道国政相談室長
  (参議院北海道選挙区予定候補)
 「戦争法廃止の議席必ず」
  
  悔しさと怒り、そして喜び…昨年は忘れられない年となり
  ました。とりわけ戦争法をめぐる国民のたたかいに勇気と
  希望をもらいました
   息子も一歩一歩成長しています。生まれた当時の5倍
  近い 3000㌘になりました。今年はいよいよ参議院選挙。
  未来を生きる子どもたちのためにも戦争法廃止の議席を
  必ず勝ちとる 決意です。



2015年12月26日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「共同が広がった一年」

 正月もなく準備に追われた初質問が1月13日。あっと
いう間に一年が過ぎました。怒涛(どとう)の国会議員一年
目は、多くの方の支えがあったからこそ乗り切れたという
のが正直な思いです。
いくら感謝しても足りないくらいです。
 整理して数えてみたら、1400人越える方の名刺をいた
だきました。農漁業や災害での調査、視察・懇談などで
北海道から九州まで足を運び、委員派遣でヨーロッパの
視察にも行きました。
集会や演説会を加えれば、万に近い方にお会いしたでしょう。
 先日、北海道の新人地方議員との懇談がありました。
みな私より一回り若い30代前半で、議会対応や質問づくりの苦労が
次々と…。しかし、「自分の言葉で党の方針を語れるように」
「今度は町長に町づくりの提案をしたい」と意欲も語られて、私も負けていられないぞ
と決意を込めながらガッチリ握手。国会議員と地方議員が増えたことで、日本共産
党の活動範囲と、新しい協力や共同の輪が広がった一年だったのではないで
しょうか。
 年明けすぐ、国会開会のため、また正月はゆっくりできそうにありません。道衆院
5区補選、参院選も控えます。先日、エレベーターで某大臣から「どんどん(質問を)
やってください」と声をかけられました。遠慮なくどんどん迫っていきましょう。
今年以上に駆け抜ける一年に!
                    (しんぶん赤旗 2015.12.25 掲載)

2015年12月21日月曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員 
 「”天職”守る政治に変える」

 養豚、米、酪農、畜産、畑作、柑橘(かんきつ)など農業に
あたえるTPP(環太平洋連携協定)の影響調査に歩いていま
すが、日本列島の農業の多様性や豊かさを感じます。同時に
その土地に根ざして、懸命に農業を営む農家の皆さんの誇り
や喜び、TPPに対する怒りに接すると、この国の政治の底の
浅さに、怒りを覚えます。
 愛媛のみかん農家に「TPPなど厳しい状況でも、なぜ頑張
ろうと思うのか」と聞くと、絶句して言葉につまり「じいさんが
自分を信頼して土地を譲ってくれた、その信頼にこたえ、
みかんを作ることは、俺の天職だ」と声を震わせながら語りました。
「農業の大切さを、どうしたらみんなにわかってもらえるのか」ー。
もっと深い議論をしなければと感じます。
  先日、農林水産委員会が開催されました。酪農・畜産物の価格、TPP「大筋
合意」がテーマです。農業調査を踏まえて、質問しました。政府はTPPへの農家の
批判をかわすための対策とも言える「政策大綱」を出して、「「生産者の不安に答え
るものだ」と言うけれど、誰一人「国会決議を守った」と言う農民はいない。昨年、
日豪EPA(経済連携協定)を受け入れた時、輸入牛肉の関税率は「これ以上
下げられない。レットライン」と言いながら、TPPであっさり一桁台に下げた。
アメリカには何でも差し出す今の日本の政治を、どうしてもかえなければ!
                   (しんぶん赤旗 2015.12.19 掲載)

 

2015年12月16日水曜日

沖縄の不屈のたたかいと参院選


い わ ぶ ち  友
日本共産党福島県委員会常任委員
 (参議院比例予定候補)「北海道・東北」
             
  新基地建設阻止でたたかう沖縄の支援に行って
きました。嘉手納基地にむかう道の両脇、フェンスの
向こうには米軍基地や米軍住宅、きちんと手入れ
された芝生が見えました。
フェンスのこちら側の草は伸び放題です。米軍関係
車をあらわすYナンバーの車が行き交う、そんな光景を
目の当たりにして、ここはアメリカだと思いました。
 突然戦闘機が飛び立ってタッチアンドゴーを行い、
オスプレイが住宅地の、私たちの頭上を飛んでいきます。
戦争が隣り合わせだと感じました。
 辺野古のゲート前には、たくさんの方が集まっていました。
辺野古行きの早朝バスも運行しています。辺野古に基地はつくらせないという決意、
毎日座り込みを続ける不屈のたたかい。こうしたたたかいの積み重ねがオール沖縄を
つくってきたのかと胸が熱くなりました。
 普天間基地がある宜野湾市では来月市長選挙がたたかわれます。普天間基地
の閉鎖・撤去はもちろん、辺野古の新基地ノーを掲げるシムラ恵一郎予定候補の
決起大会にも参加をしました。会場は参加者であふれ、外に特設スクリーンが設置
されました。翁長知事、総選挙・小選挙区で勝利した四人の国会議員、経済界
からもあいさつがあり、市長選、来年の県議選、そして参議院選挙で勝利しようと
よびかけられました。
 立憲主義、民主主義を取り戻す。オール沖縄のたたかいはオールジャパンの
たたかいです。参議院選挙で何としても勝たなくてはなりません。                      

2015年12月2日水曜日

三人の秘書とともに


畠山和也衆院議員
 「国会かけある記」

 国会での活動に、欠くことができないのが秘書さんです。
一気に議員が増えたため緊急に募集しても追いつかず、私の
部屋は5月まで秘書1人で対応していたのですが今は3人
となりフル回転してくれています。
 最初から着いてくれているKさんは、厚生労働委員の高橋
千鶴子衆院議員を支えてきました。私より少し年が上で、
何でも相談できる兄貴のような存在でもあります。
保育士の経験があり子どもたちとの思い出話を時々する、
やさしさあふれるKさんです。
 5月に着任したSさんは、小さな2人のお子さんがいる若いお母さん。
朝7時に子どもたちを保育園に送るのも大変でしょうに、いつも元気な
笑い声で部屋の雰囲気を明るくしてくれています。学んだことの吸収が早く、新鮮な
着眼点に驚かされます。
 6月に函館から着任してくれたK君は、まだ30代前半。どんなことも学ぼうとする意欲と、もっと自分も成長したいという情熱は、接する私も背筋がピンとするほど。一度聞いたら忘れないような、はつらつとした声がさわやかです。
 要請に来られる方にきちんと対応し、閉会中の今こそと調査にもまわり、合間を見て自分
でも勉強して国会論戦を議員とともに考える、まさしく「縁の下の力持ち」。安倍政権へ
立ち向かうためには、議員と秘書の団結も大事なのです。ふだんは和やかに、質問を前に
すると真剣勝負。そんな4人の合言葉は「北海道大好き!」。いろんな機会にお声がけ
ください。 

2015年11月28日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「酪農の里を守るために」

 あっという間に北海道は雪景色となりました。
ちょうど上京する日に大雪となり、新千歳空港で5時間以上も
待ちぼうけ。バッタリ会った自民党議員も「まいったね」と苦笑い。
厳しい冬が始まります。
 農家にはTPPという、安倍政権による厳しい仕打ちが待ち
構えています。紙智子参議院議員・斉藤和子衆議院議員とで、
別海町を中心に調査にまわりました。「非常に憤慨」「先行き
不安」と農家や農協からは安倍政権への不満が噴き出し、
「農業をビジネスにすれば、高く売れるところに流れて飢えが
起きるよ」との警告も。「自民党支持の農家から『来年の選挙では(自民党を)
減らさないと』と言われた」と、どこでも怒りが収まらない実態を
うかがいました。
 昼食のおそば屋さんでは「ウェルカムミルク」として牛乳のサービスがあり、農協でも町役場
でもお茶の代わりに牛乳が出され、秘書は「こんなに牛乳を飲んだのは20年ぶり」と驚いて
いました。地元が千葉県の斉藤衆院議員も道東の牧草地の広大さに驚きの声。何気ない
毎日の食事や、観光資源ともなる農村の風景は、農家の営々とした生産と努力があった
からこそです。
 「共産党として酪農政策を出してほしい」と要望も寄せられました。酪農の里を守るために、
国会内外で力を合わせたい。安倍政権に代わる新しい政府を!

 

2015年11月27日金曜日

「独裁政治」がもたらすものは


森 つねと 道国政相談室長
 「かけある記」

 オホーツク管内の紋別市でこの原稿を書いています。いわぶち
友さん(参院比例予定候補)と戦争法の問題などで各地を
回るためです。
 「赤旗」記者だった頃、TPP(環太平洋連携協定)の問題で
何度も訪れた地域。取材に応じてくれた農家の男性が語った
言葉を今でも覚えています。「農業がだめになって困るのは都会
のみなさんですよ。俺たちは自分らの食べる物はつくれるんだから」
札幌で生まれ育ち、食料をいただく側だった私にとって頭を殴られ
るような思いでした。
 先日、同じことを語る酪農家の男性がいました。TPP調査で
畠山和也衆院議員と胆振地域を訪れたときのこと。この男性は
私たちの訪問を歓迎していない様子で、「言いたいことはない」と頑(かたく)なでした。
 しかし、粘り強く実態を聞くなかで、少しずつ本音を語ってくれます。
安全保障や環境の面から食料は自国で生産すべきだということ。安倍政権のもとで農業の
展望が見えないもどかしさ。そして、日本の農業が壊滅したとき、「困るのは消費者」だと―。
 玄関先でのやり取りでしたが、帰るときは外に出て、私たちの車が見えなくなるまで見送
ってくれました。
 ある農協組合長は怒ります。「国会決議や(自民党の)選挙公約があったのに
『大筋合意』とは何だ」「民主主義ではない。独裁だ」。農民が支持しないTPPは撤退しか
ありません。

2015年11月19日木曜日

暴走政治に審判下した被災地の選挙


いわぶち 友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北」

 15日投開票で行われた福島県議会議員選挙。
日本共産党は引き続き交渉会派となる五議席を獲得する
ことができました。
議席に届かなかったものの会津若松では得票を前回の2倍
にすることができました。北海道のみなさんにも大きな
ご支援をいただきました。ありがとうございます。自民党
は議席を減らし、過半数に届かず過去最低の議席数と
なりました。戦争法の強行をはじめとした安倍暴走政治に審判が下る結果となったのではないでしょうか。
 福島県内を駆けめぐるなかで、「自民党と公明党には絶対
に入れたくない」「安倍首相を何とかしてほしい」など、自公政権への怒り。
「あの何とか政府の提案ってどうなっているの?」「最近、民主党と
仲良くしているな。それでいいんだ。議席増やさなくちゃ。戦争なんて、あんなの
ダメだ!」など、国民連合政府の提案への注目。「もっともっとがんばれ。『何やって
いるんだ』って言いたかったよ」「どうしてもっと立候補しなかったの?」など、
日本共産党への期待の声です。
 岩手県、宮城県、福島県と被災地の連続する選挙をたたかってきましたが、安倍暴走
政治への怒りと日本共産党への期待はますます高まっています。同時にこれは、国民の
みなさんのたたかいがつくりだしてきた大きな変化だと感じます。今度は参議院選挙
です。必ず勝利して、安倍暴走政治に審判を下し、国民連合政府を実現するために
森つねとさんとともに全力を尽くす決意です。

2015年11月12日木曜日

TPPは決まっていない、これからが大事


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 道南の日本海側に面している海沿いの町、せたな町は、人口
9000人ほどです。大成町、北桧山町と瀬棚町が合併し10
年間に二割の人口減となりました。農業と漁業を基幹産業
とし、食料もエネルギーも地産地消、食料自給率は940%
です。議会はこれまで、9回にわたってTPP反対の意見書を
可決してきました。にもかかわらず、今回の「大筋合意」。
「このまま黙って指をくわえていていいのか」と、議会が呼び
かけ今回のシンポジウムが企画されました。
 各議員がそれぞれ参加を呼びかけ、当日は近隣の今金町、
森町、八雲町、上の国町、遠くは由仁町からも、議員や役所の
職員、農協職員住民ら約300人が参加しました。
「TPPの大筋合意をどう見るのか」「国会決議との整合性」「一次産業に支えられて
いる自治体が、TPPにどう向き合えばいいのか」等のテーマで、自民党、民主党、
日本共産党、新党大地の四党の国会議員と道議会議員が参加し議論しました。
 私は「政府は決まったかのように宣伝しているが、まだ、決まっていないし、これか
らが大事だ」と訴えました。会場からは「影響を明らかにせよ」と声が出されました。
「もう、やられてしまうのかな、と暗い気持ちだったが、これからだとわかって元気が
出た。しっかり声をあげ続けたい」との感想が出されました。
 宮城県議選に続いて、安倍政権の暴走政治ノーを突きつける国民の戦いは、
こうした北の町からも起こっていると力強く感じました。

2015年11月6日金曜日

ビジネスと百姓は違う


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

  森つねと道選挙区予定候補と、安平町などへTPP影響
調査にまわりました。情報が小出しで全体像が見えない
TPPですが、農林水産業へ影響が出るだろうことは明確
です。
世界で人口が増えて食料不足が心配されている今の時代。
自由貿易と言えどもルールが必要です。自国の食料を自国で
まかなうという、当たり前の考えを安倍政権は放り投げて
しまうのでしょうか。
 TPPは12カ国の協定ですが、2国間ごとの交換文書も
同時に策定中となっています。米国との間では、食品添加物
などの基準がゆるめられるのではとの心配もありますが、外務省は今の基準で
変わることはないとの説明。
 しかし一方で「規格・基準」という項目に、作業部会を設置すると定められて
います。
この作業部会で議論されることはないのかと聞くと「排除されません」と回答。
つまり、突破口となる仕組みはきちんと作られているわけです。
 政府は「人口も減るなかで、農産物を海外に売って農家の利益に」と言います。
農家の経営が苦しくなった理由は人口減よりも、相次ぐ輸入増と価格低下では
ないのですか。ある酪農家は「ビジネスと百姓は違うんだ」と言いました。農家が何に
怒っているのか、安倍政権は理解できていないのでしょうか。
 心の中ではTPP反対なのでしょう、ある自民党議員が「アメリカは党議拘束が
かからないんだろう。いいなあ」とポツリ。遠慮せず一緒に反対しましょう。みんなで
声をあげましょう

2015年10月31日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「実りの秋 怒りの秋」

  驚きと希望の8議席!宮城県議選の大躍進は、全国に大
きな勇気と確信を広げています。党員・後援会員のみなさん
の大奮闘に、立場の違いを超えて広がった支援の輪。全国
からの応援、候補自身のがんばり。すべてが結びついて、
安倍政権と村井県政に痛打を浴びせる結果となりました。
 私は生まれ故郷の石巻市へ、三浦かずとし候補の応援に。
個人演説会には、事前に両親が案内をしてくれて親戚や
などなども駆けつけ、いっぱいとなった会場で三浦候補も
渾身(こんしん)の訴え。私も石巻弁を交えて候補の押し出し。
選挙勝利はもとより政治そのものを変えたいという、一人ひとりの気持ちがあふれ出たような会場の一体感でした。
 次は福島県議選です。国会議員団も応援に走り回っていて、私はあべ裕美子県議
の議席を必ず確保すべく伊達市での演説会にも行きました。阿武隈急行に乗って
会場に向かう途中、リンゴ畑が目に入りました。実りの秋を迎えた矢先のTPP大筋
合意。どんな思いで収穫しているのだろう、と心配になりました。
 リンゴは何も語りませんが、生産者は黙っていられません。この原稿は、北海道での
調査の合間に書いているものですが、不安や懸念が次々と出てきます。日本農業
新聞のモニター調査によれば安倍政権の支持率は18%!
  この怒りを受け止めてがんばりたい。
                      (しんぶん赤旗 2015.10.30掲載)

2015年10月30日金曜日

命はひとつ


森 つねと 日本共産党北海道委員会国政相談室長
 「かけある記」

 この日をどれほど待ち望んでいたでしょうか。10月初旬、
息子が退院しました。初めて触れる、ぴりっと冷たい外の空気
に、一瞬とまどう表情を見せながらも、すぐ眠りに
つきました。
 生まれてから98日。その何倍もの長さに感じました。
担当医から状態の説明を受けお礼を述べると、「これからも
よろしくお願いします」。
超低体重児として生まれた影響は少なくなく、退院後も治療は
続きます。医師の力強い言葉に、この子を支えていく決意を新たにしました。
 息子をわが家に迎えて以来、生活は一変しました。昼夜を問わず
泣き声が響き、困らせます。でもそれは、生きていることの証し。
きらきらと命が輝いています。
 退院した日の夜―妻は息子を決して離そうとはしませんでした。
命がけでこの子を産み、守ってくれた妻に、心から「ありがとう」を言いたいと
思います。
 命はひとつしかありません。戦争法を強行し、「やられたらやり返す能力が必要」
だと主張する政治家たちは、自分の身になって考えてほしい。「やられたら」それで
終わりなのです。
だからこそ、もめごとを絶対に戦争にさせない政府の役割が重要です。
 戦争法廃止の「国民連合政府」の提案に、どこへ行っても「大賛成だ」「必ず
実現してほしい」と反響が寄せられています。共産党への期待もかつてなく大きい。
この提案は一党一派のものではありません。国民みんなの力を集めて、実現して
いきましょう!

2015年10月24日土曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参議院議員
 「変化感じる宮城県選挙」

   宮城県議選挙は、国会で戦争法が強行された直後の大きな
選挙です。NHKが県議選の焦点について、「一つは自民党が
過半数を守れるのかどうか。二つは日本共産党がどこまで伸びる
か」と報じました。NHKでさえ、ここまで言うのは日本共産党が
戦争法の強行採決直後によびかけた「国民連合政府」の影響が
あることは間違いありません。注目の高さを感じます。
 告示日は、石巻、塩釜、仙台宮城野区、若林区で各候補の
応援に回りました。有権者の期待の高まりを感じます。東日本大
震災から4年7カ月。わが党候補の「津波被害を受けた直後に
必死になって、人命救助に力を尽くしていた自衛隊を、戦闘
地域に送り出していいのでしょうか?」との訴えが、住民のこころに
響きます。
   「国民連合政府」の呼びかけを読んで「志位さんのなみなみならない決意が伝わって
きます。政府は、国民はすぐに忘れるだろうと思っているでしょうが、忘れていないことを
示さなければいけない」と言われました。戦争法は絶対廃止!と、真剣な訴えが寄せら
れました。
 安倍暴走政治をストップさせるために自民党を減らしたいと、勝手に共産党を応援
する会ができています。宮城県議選で躍進して、続く福島県議選でも躍進して、「国
民連合政府」の実現につなぎましょう!
                     (しんぶん赤旗 2015.10.23掲載)

2015年10月22日木曜日

党の提案が社会の話題に


いわぶち 友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北」

 戦争法が強行されてから一カ月が経ちました。「成立すれば
国民は忘れる」と言った人もいましたが、忘れるどころか、
怒りもたたかいもさらに広がっているのではないでしょうか。
 同時に、国民連合政府の提案が大きな反響をよんでいます。
JNNの世論調査では、共産党が呼びかけた選挙協力の実現
について、「期待する」三十七%、「期待しない」五十七%という
結果がでています。志位委員長は「さらに努力する」と言って
いますが、こういう設問が世論調査の項目になることが
画期的です。
 提案を持って、町長や農協などとの懇談も行っています。
北海道の胆振・日高・後志で行ったキャラバンでは、「立憲主義の否定だ」、「これを許せ
ば数の力でなんでもできることになる」という批判が寄せられ、ある漁協では「安倍政権を
やめさせるために『今度だけは』共産党を応援しようと話し合っている」と言っていただき
ました。
 福島県内の懇談では憲法学者の方から「国政も大事だけれど、地方で戦争法反対の
議員を増やしていくことも大事。がんばってください」とエールをいただきました。
 今、宮城県議選がたたかわれています。NHKは、自民党が県議会の過半数を維持
できるか、共産党が議席を伸ばせるかどうかが焦点と報じました。日本共産党の躍進が
注目されています。来月は福島県議選がたたかわれます。日本共産党の勝利・躍進で
地方からも戦争法反対の声を突きつけるため全力を尽くします!

2015年10月14日水曜日

力を合わせて新たなたたかいへ


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 10月はじめに、畠山和也衆議院議員、森つねと国政相談
室長とともに、札幌弁護士会や北海道漁業協同組合連合会、
北海道森林組合連合会などを訪問し、日本共産党の「国民
連合政府」の提案を届け懇談するとともに、国への要望など
もお聞きしました。
 弁護士会からは「立憲主義を踏みにじる政府に対し、司法
の分野で何が出来るのかいろいろ考えている」と話されました。
さらに、政党、団体、個人との対話を広げたいと思います。
 畠山和也さんを衆議院に送り出し、衆参の国会議員がそろう
国政報告・懇談会が11年ぶりに行われました。各団体から
具体的な実情や、取り組み、国会議員団への要望がつぎつぎ
出され、衆議院北海道ブロックで党の議席を勝ち取った重み、期待
の強さがにじみ出た報告会になりました。こうした日常的な活動の積み重ねが、戦争
法廃止の世論発展への力になります。
 先日、衆参の農林水産部会(畠山、斉藤両衆議院議員と私と秘書で構成される)を
開きました。1月に通常国会が始まり、途中から採用されてきた新人の秘書も含め、
激動の国会を乗りきって、思うところを話していただきました。「国政は、野党のたた
かいや世論に左右されるのですね」など、いろいろ語られましたが、TPP「大筋
合意」をうけた新たなたたかいに向けた力強く新鮮なスタッフに勇気がわいてきます。

2015年10月10日土曜日

「TPP断固反対」はどこに行った


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 まだ原稿を書いている時点で共同記者会見は開かれて
いませんが、TPP閣僚会合で大筋合意したとの報道が
されました。
中身の精査が必要です。急いで政府に説明を求めたい。
 交渉では、甘利TPP担当相が合意を強力に主張したとの
現地情報も。すでにコメをはじめ農産物輸入では譲歩をくり
返してきており、これでは「毒を食らわば皿まで」の
ごとし。腹立たしさが収まりません。
 自民党は野党のときに「ウソつかない。TPP断固反対。ブレ
ない」とポスターを張りまくっていたことを忘れたのでしょうか。
安倍政権は、衆参農水委員会で上げられた決議を忘れたので
しょうか。輸入枠を広げ、関税を無くしていき、決議は守られて
いると説明できるのでしょうか。
 先月末、農民連の政府交渉に同席しました。秋の忙しい時期なのに、全国から生産者
が集まり、「あと何年できるかと、みんな不安を抱えているのを農水省はわかっている
のか!」など、怒りの込もった発言が続きました。「食料の安定供給には、国にも責任
があります」と述べながら、TPPについては「交渉中のため答えられません」と、
これまで何度も聞いてきた答弁をくり返すばかり。私からも「農家の苦労や努力を
何だと思っているのか」と発言しましたが、何より安倍首相こそ農家の声を聞くべき
です。
 いや、きっと聞いても態度は変えないでしょう。戦争法はじめ、それを何度も体験
してきました。やっぱり安倍政権は退陣しかない!

2015年10月3日土曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員
 「夜通しのコール 胸に」

 245日間、長い国会でしたが、これほど国会の中と外の
たたかいの一体感を感じたことはありません。戦争法案
審議が参議院に来ても、廃案を求める12万人もの国会
包囲行動をはじめ、国民のたたかいが安倍政権を追い
詰めました。公聴会には、弁護士や学生のシールズの
代表、元最高裁判事が出席。深く真剣な発言に胸を打た
れました。
 それだけに、与党の強引な審議打ち切りに野党は一斉に反発、
与党議員が特別委員長を取り囲み、異常な雰囲気の中で採決強行
に出ました。「強行採決はするな」「国民の声を聞け」という叫びと
ともに委員会室は混乱状態に。議事録には「発言する者多く、議場
騒然、聴取不能」としかありません。こんな暴挙は許せません。
総理の国民の理解は進んでいないといいながら議会のルールも無視するやり方に、
安倍政権の危険性が表れています。
   こんな政権は打倒するしかない。連日の雨にも負けず、国会の外では数万人の
人々が夜通し「戦争法案絶対反対!」「安倍はやめろ!」「憲法壊すな!」「野党は
頑張れ!」とコールを続けました。電車がなくなっても始発で家に帰り、また出て
くる。これだけの強い思い、誰にも止められない国民の運動が広がっています。
戦争法廃止、立憲主義を取り戻すたたかい、国民連合政権へ向けて力の限り
頑張る決意です。
                                                            (しんぶん赤旗 2015,10.2掲載)

2015年9月26日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也衆院議員
 「政府に決して余裕はない」

 19日午前2時ずぎにもかかわらず、戦争法成立直後の
国会周辺は「採決撤回!」などのコールが続いていました。
ガッカリというより怒り。悲壮感というより新たな決意。
私たち国会議員が駆けつけたときも「がんばろう!」との
大きな声が聞こえました。
 「秘密保護法のときより規模も勢いも増している」。デモの激励で隣に並んだ赤嶺政賢衆院議員が教えてくれました。5月ごろの
デモの激励には、躍進した日本共産党議員団がズラリと並び
ました。反対世論が広がるにつれて、民主党議員もズラリと並
ぶようになりました。集会では他党議員とも手を上げて、ともに
たたかう姿勢を示しました。
 国会の最終盤は「がんばれ野党」のコールが聞こえてきました。
こういうコールも初めてとのこと。政府・与党には決して余裕はなかったはずです。
それが、証拠の強行採決!
 日本共産党が打ち出した「戦争法廃止の国民連合政府」の提案を受けて、民主党・
岡田代表も話し合いに応じるようです。今後のことは何とも言えませんが、ハッキリ
しているのは国民の声が政治を動かしているということ。相次ぐ躍進で日本共産党
議員団が増え、陰に陽に重要な役割を果たしてきたことも胸を張ってお伝えしたい。
 議員会館を出ると、東京も秋の風。初めての通常国会も閉会を迎えます。
                     (しんぶん赤旗 1015.9.26掲載)

2015年9月23日水曜日

国民の声がいきる日本へ


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」

 安倍政権が、戦争法案の強行採決を行いました。
満身の怒りをこめて抗議するものです。
 18日、いてもたってもいられず国会前に駆けつけ
ました。午後9時を過ぎていたにも関わらず、たくさんの
若者たちの怒りにあふれていました。本会議で野党議員
が戦争法案に反対する演説を行っています。「福山がん
ばれ!」「小野はがんばれ!」「小池はがんばれ!」と
コールが続きます。
まさか国会前で他党の国会議員を心から「がんばれ!」
と叫ぶときがくるとは。 
 採決の瞬間、コールは「採決撤回!」「安倍はやめろ!」
とすぐにかわり、「選挙に行こう!」とかわっていきました。誰一人あきらめている
人はいません。たたかいはここからです。
  19日、日本共産党は記者会見を行ない、「戦争法廃止の国民連合政府の実現を
よびかけます」を発表しました。大きな反響をよんでいます。
 18日に行われた集いで、「中学3年と小学6年の子どもが毎日テレビを見ながら、
『お母さん、どうなっちゃうの』と聞いてくるけれど答えることができない。戦争法案
をやめさせるためにはどうしたらいいのか」と聞かれました。「よびかけ」は、それに
こたえています。空前の規模でひろがっている憲法と平和、民主主義を守るたた
かいをさらに前にすすめる力になると思います。
 国民の声がいきる日本へ。新たなスタートをきりました。戦争法廃止、安倍政権
打倒へ、私もみなさんと一緒にがんばります。

2015年9月15日火曜日

住民の苦難と政治


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 網走市内のほ場で、ジャガイモの害虫シロ・シストセン
チュウが発見されたとの連絡が入り、以前、センチュウが
発見された時のことがよみがえりました。センチュウは
0.6ミリ程度のシストと言う硬い殻に守られて10年以上
も生き続けます。
土は移動できないし、農薬などでも簡単に駆除できません。
 ジャガイモは、北海道の重要な基幹作物です。早速、政府に
被害状況の調査、まん延防止策、営農支援を求めました。
 また、日本に存在しないセンチュウが何故、発見されたのか。
侵入経路の解明が急がれます。同時に抵抗性品種(この害虫を寄せつけない品種)の開発が避けて通れません。イモの原原種を生産している独立行政法人種苗管理センターから話を聞きました。イモの増殖は種と違って増殖率が低い
ので、抵抗性品種の開発には10年ぐらいかかると言います。林芳正農水相は
「平成32年度を目途に進めている、加速していきたい」と答えました。そんなに時間
がかかるのかと思いながら、被害が広がらないよう願い、農家への支援強化を求め
ました。
 関東各地に大きな被害をもたらした大雨洪水災害調査で先週末、茨城県に入り
ました。台風18号の影響で発生した雲が鬼怒川に沿うように南北に停滞したため
水位が上昇し、堤防の決壊、溢水で大きな被害が発生しました。
 安倍総理は、被害対策会議は10分で終わり、その後、戦争法の採決日程の打ち
合わせに1時間以上をついやしたそうですが、苦難に心を寄せない姿勢に怒りを
覚えます。

2015年9月11日金曜日

堂々と胸をはって


畠山和也衆院議員
 「国会かけある記」

  いろいろと採決の日程が取りざたされていますが、憲法
違反の法案は廃案にするしかありません。
  国会前は連日、平和を守れ、憲法を壊すな、子どもを
守れ、戦争するな‥‥と「本気の怒り」に満ちたコールが
続いています。
立て続けに防衛省の内部文書が日本共産党に届くほど、政府
内の矛盾も客観的には深まっています。野党もいろんな
野党があり
ますが、強引な採決には反対する点で一致しています。
まだまだ法案の行方はわかりません。
  これほど反対行動が広がるとは安倍首相にとって誤算だったかもしれません。そうでなければ4月の訪米時に、軽々しく
「夏までに成立」とは口にできないはずです。結局、衆議院では
強行採決という手段を取り、戦後最長となる会期延長をせざるを得なくなり、それでも
綱渡りの採決日程を模索している現状は、反対世論に押し込まれた安倍政権のみじめ
な姿を証明しているのではないでしょうか。
 先日、北海道弁護士会連合会主催の集会・パレードに参加しました。おや、目の前に
いるのは娘と同じ学童保育に行っている女の子!ふだんと違う私の姿を恥ずかしそう
に見つめてましたが、しっかり握手。見ると集会には、多くの子どもたちの姿がありま
した。
 説明にもならない説明をくり返しておきながら、政府・与党は本当に胸を張って採決
できるのでしょうか。私たちは堂々と「戦争法案反対」だと、胸を張って子どもたちの
未来を守りましょう。

2015年9月7日月曜日

だれの子どももころさせない



森つねと日本共産党北海道委員会国政相談室長
    「かけある記」

 前回の「かけある記」で息子の誕生についてご報告させて
もらったところ、本当にたくさんの方から励ましの言葉をいた
だきました。
 「お子さんはどうですか」「母親は大丈夫なの」。どこへ
行っても声をかけられます。手紙やSNS(インターネット上
の交流)のメッセージもすべて読ませていただきました。
人の優しさをしみじみ感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 おかげさまで、658㌘だった息子の体重は1600㌘
になり、超低体重児に起こる様々な症状を乗り越えました。可能な限り毎日,
母親と母乳を病院へ運び息子と面会していますが、耳を澄まさないと
聞こえなかった泣き声はずいぶん大きくなり、「俺だって、生きているよ」と主張して
います。母親の回復も順調です。
 この子がもう少し大きくなったら、どれほど多くの人たちに支えられ育ったかを、
伝えてあげたいと思います。
 「改憲論者」でありながら戦争法案阻止の先頭に立って奮闘されている憲法学者の
小林節さんは、かつて国民を守るためには自衛隊員の犠牲も仕方ないと考えていた
そうです。しかし、「恥ずかしながら娘が生まれ、命の大切さを実感」したと
いいます。
 母親たちの「だれの子どももころさせない」を合言葉にしたたたかいは、人類共通の
願いであり、これほど強いものはありません。すでに戦争法案の立法根拠は崩れてい
ます。私も子を持つ親として、戦争法案廃案へたたかい抜きます。

2015年8月29日土曜日

国民の願いを胸に


畠山 和也 衆院議員
 「政府は誰を守るのか」

 8月10日、国会議員団で調査団を組み福島第1原発へ。
前日に男性作業員が亡くなる事故があり、この日は一部を
除いて作業が中止され、働く人の姿がない構内をバスで回
りました。
 目の前に迫る1号機から4号機の大きなこと。むき出しだ
ったり曲がっていたりする鉄骨。バスの中でも毎時200
シーベルを超える線量。「これでも下がってきたんですよ」
との説明に、暗澹(あんたん)たる気持ちに。
 免震重要棟で調査団を代表して高橋千鶴子衆院議員が
「厳しい環境での作業。みなさんの安全の確保が何より
大事」とあいさつしました
労働者の安全なくして事故の収束も廃炉もありません。必要な対策を東電にも
政府にも求めたい。
 子ども・被災者支援法の改定が閣議決定されました。「(低減している)
空間放射線量等からは、…支援対象地域は縮小又は撤廃することが適当」と!
縮小や撤退は「当面は」しないと書かれていますが、応急仮設住宅の供与が
打ち切られることと合わせ、避難者の不安は増すばかりです。
 27日、福島県議団といわぶち友参院比例候補、調査団による政府への要請
は予定時間では足りないほどでした。県民の誰もが抱えている不安の原因は
原発事故。作業員も避難者も、そして県民すべてを、どこに住んでいても線
引きをしないで支える政治こそ!
                      (しんぶん赤旗 2015.8.29掲載)

2015年8月28日金曜日

「ブレない共産党」の躍進と戦争法のたたかい


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」

 8月16日、旭川からスタートした道北キャラバン。
戦争法案反対!TPP撤退!安倍政権を退陣へ!みな
さんと決意を固めあったキャラバンになりました。
 どこに伺ってもみなさんがとても元気!終戦記念日に
集会とデモを行った旭川では「お盆なのに800人も集ま
るとは思わなかった」「ツイッターを見て参加してくれた
若者がいた」などの声が。稚内のつどいでは、自分は
保守だという方が、「早く国会議員を50名にしてほしい」
と期待の声を寄せてくれました。自治体首長さんやJAのみなさんとの懇談では、開口
一番みなさんから「共産党はブレない」と言われます。
  先日行われた仙台市議会議員選挙では、自民党が現職を落とし、日本共産党は三つ
の選挙区でトップ当選して大きく躍進しました。毎日新聞は日本共産党の躍進が「永田町
に波紋を広げている」と書きましたが、波紋はそれだけで終わらず、岩手県知事選挙で自
民党がかつぎだした平野達男氏が立候補をとりやめ、戦争法案に反対する現職の達増
拓也氏が無投票で再選されました。
 仙台市議選のチラシには「投票したくてふるえる」というタイトルがありましたが、日本共
産党の勝利・躍進と、全国の至るところでひろがる戦争法案反対のたたかいが、安倍政
権をふるえあがらせています。
 党は23日から「全国いっせい宣伝週間」に取り組んでいますが、たたかいをさらに大き
くひろげ、戦争法案を廃案へ、安倍政権を退陣へ、私もみなさんとがんばります。

2015年8月25日火曜日

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員
 「賛成ゼロで採決とは」

 国会審議では、重要な法案を審議する際は、広く国民の
意見を反映させる必要があることから、地方公聴会や参考
人質疑が行われます。「農協法等の一部改正」法案でも、
富山の地方公聴会や中央の参考人質疑が行われましたが、
賛成の人は一人もいません。
 与党が推薦した参考人も法案について、懸念もしくは、
批判的な主張をしています。それくらい法案は、現場から
も要望がないのに、上からのトップダウン、官邸主導でおし
つけられたことを示しています。
 1950年代に、農業委員会法の議論がされていますが、農業委員を選挙で選ぶ
公選制の廃止を提案した与党案をめぐって、3年間かけて議論をつくしました。
「農民の意思と希望を反映しうるよう農民の選挙による委員及び学識経験者たる
委員をもって構成され、その職務は法令に基づく所定の事項、建議、答申に関する
事項を処理すること」との公選制の原点にたち、最後は当時の農水大臣も「過去3年
間、非常に議論されてきました・・・一応の結論であろうかと了承いたします」と言
って公選制を残しました。
 しかし、今回の農協法等改正案は国会に出されてからまだ4カ月。審議すれば
するほど、問題点が浮き彫りになっているのに、もう採決しようとしています。
安倍政権の国民の声を聞かない姿に怒りで震えます。
                                           ( しんぶん赤旗 2015.8.22掲載)

2015年8月21日金曜日

戦争か平和かのせめぎあい正念場


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 国会で「戦争法案」が審議されている最中に、8月15日の
終戦記念日をむかえました。
 今年は70回目。私は、畠山和也衆議院議員と森つねと参院
北海道選挙区予定候補とともに街頭から戦争法案の廃案を訴え
ました。
 国会では、小池晃副委員長が戦争法案の成立を前提に活動
方向を示した自衛隊の内部文書を示して質問。中谷元防衛相は
答弁不能になり委員会は解散に。
 さらに、安倍総理が発表した「戦後70年にあたっての談話」も問題に。
首相は「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「お詫び」等の言葉を自らの言葉として語らず、「国策を誤り」、「植民地支配と侵略」を行ったと
いう歴史認識も語らなかったため、「誠意ある謝罪を巧妙に避けようとしている」
「村山談話から後退」等の批判が相次ぎました。憲法破壊に暴走する安倍総理の
姿勢が現れています。
 札幌でも戦争法案に反対する市民の行動が一段と燃えあがっています。「戦争したく
なくて震える」という若者たちのデモが、今度は「平和したくてふるえるデモ」に発展
しています。9日には、札幌でも「ママの会」が、「だれの子供も殺させない!」と
パレード。「戦地に行くより遊園地!」「武器を持たずに、手をつなごう!」「戦車
ではなく、三輪車!」など、子供も一緒に声を合わせられるように、工夫された
コールに、共感が広がっています。戦争か平和かをめぐるせめぎあい、ここからが
正念場です。

2015年8月4日火曜日

戦争法案廃案の先には


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

  来年の参議院選挙は、新しい条件のもとでたたかわれ
ます。18歳・19歳の方も投票できます。北海道選挙区の
定数も1つ増えて3になり、森つねとさんが挑みます。
比例区は、北海道を担当地域としていた大門実紀史議員
が近畿に移り、いわぶち友さんがお世話になります。
 先日、森さん・大門さん・いわぶちさんを激励する、ささ
やかな場を持ちました。これまで私に対してもそうしてくれ
たように「3番目に入ればいい選挙じゃない、上をめざす
んだ」「北海道のみなさんのもとへ遠慮なく飛び込んだら
いい」と、若き森さん・いわぶちさんを激励した大門さん。
分け隔てなく誰にでも心をくだく大門さんの姿勢に、
私も多くのことを学びました。今度は私が、全員の当選に力を尽くす番です。
 ある自民党議員から「共産党が委員会の委員長ポストを取れる日も近いかもしれ
ないな」と声をかけられました。国会論戦は、批判も提案も的確です。
戦争法案をめぐって野党との共同にも心をくだいています。大門さんの言葉ではあり
ませんが、何番目だとかに目を奪われる場合ではありません。地に足をつけて、
自公政権に正面から立ち向かえる日本共産党を伸ばしていただくのが一番です。
 めざすは「国民が主人公」の新しい政治。戦争法案の廃案は、その大きな関門と
なるような予感がします。もっと私も力をつけますが、まだまだ国会議員は足りま
せん。この夏、安倍政権の暴走ストップへ思いきり汗をかきましょう。

2015年7月31日金曜日

「生きていてくれて、ありがとう。」


森つねと 道国政相談室長
 「かけある記」

 我が家に新たな家族を迎えます。6月末、妻が長男を出産
しました。初めての子どもに喜びもひとしおです。
 順風満帆な経過ではありませんでした。妊娠の途中で母子
ともに危険な状態に。緊急入院・手術での出産でした。
 手術室から出てきた赤ちゃんは目を疑うような小ささで、
苦しそう。「頑張れ…」と声をかけるのが精一杯でした。
体重は658㌘でした。
 すぐにNICU(新生児集中治療室)へ。人工呼吸器を使い
ながらの処置が始まりましたが、その後もしばらく安定しませんでした。
しかし、医師や看護師の方々の懸命な処置、そして、息子自身の
生きようとする力で峠を越え、一歩一歩だけれども、着実に成長し
続けていす。
 今でも面会の途中で呼吸が止まってしまうことがあります。
そんなときは看護師さんと一緒に「頑張れ、頑張れ」と声をかけて、息子を後押しして
います。
 たくさんの涙とともに勇気と喜びを家族に与えてくれた、新しい命。先日、一カ月の
誕生日を迎えました。生きていることは、決して当たり前のことではないと教えて
くれる息子に、感謝する毎日です。
 今回の経験で、同じような悩みをもつ家族が少なくないことも知りました。一緒に
乗り越えていきたいし、どこでも安心して出産できる環境整備が必要だと感じます。
何より、どの子の未来も、平和で希望に満ちた世界であるよう、みんなで手を取り
合っていきたいと思います。

2015年7月27日月曜日

国民の願いを胸に



畠山和也 衆院議員
 「勝負はこれから」

 衆院特別委員会で強行採決された翌朝、教員時代の知人
からメールが届きました。戦争法案について「畠山先生が
いつも言っている『教え子を再び戦場に送るな』という
言葉は、全く同じ気持ちです」。子どもたちにどう話したら
いいか、まったく触れないのは教員として不誠実では
ないか・・・と考えて夜も眠れなかったとのこと。
 「畠山先生は、私たちでは手の届かない政治の世界で
子どもたちを守ってください。畠山先生の思いは、教職員と
保護者みんなの思いと同じですよ。教え子が戦場に行く
かもしれない制度を作ってはいけません。絶対に」。
結びの言葉から、先生の真剣さが伝わってきました。
 その日は、道内のある市議さんから「本会議を傍聴したい」とも連絡があり手続き
を取りました。傍聴していると討論中に眠り出す議員がいて情けない・・・と思ってい
た矢先に志位委員長の反対討論。「国民とともに絶対に廃案にするという言葉を聞
きながら、ちょっと泣いた」そうです。
 強行採決の現場にいて、悔しい思いでいっぱい。しかし与党議員に法案を通した
安堵(あんど)感や笑顔は見られませんでした。反対の声に追い詰められた安倍
政権の焦りも、手にとるようにわかる瞬間でもありました。論戦の舞台は参議院に
移りますが決着の土俵は国民世論です。勝負はこれから!
                    (しんぶん赤旗  2015.7.25掲載)

2015年7月24日金曜日

安倍政権追いつめる国民世論と歴史的たたかい


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」


 7月15日、戦争法案の特別委員会での強行採決を
余市町で知りました。この暴挙に怒りを抑えることが
できませんでした。
満身の怒りを込めて訴えた余市と小樽市での緊急街頭宣伝
には、同じ思いでたくさんの方が集まってくださり、ともに怒り
の声をあげました。夕方の大通公園のデモには沿道の方が
次々と列に加わり1200人を超えました。誰も諦めていない。
「成立すれば国民は忘れる」どころか、むしろ怒りは広がって
いると心強く感じました。
 暑い日が続く中、連日街頭で集会でデモで「戦争法案反対!」
と訴える姿にどこでも出会いました。集会には行けないけれど何かしたいと、
1日2回30分家の前でプラカードを持っていたという男性。親にデモに参加する
ことを反対されたけれど、「声を止めたらダメ。今はやるべき時」と声を上げ続ける
若者。胸が熱くなりました。
 共同通信加盟各紙と「毎日」新聞が19日付で報じた戦争法案に関する緊急世論調査
では、どちらも内閣支持率が急落し、不支持が支持を大幅に上回りました。国民のたた
かいが安倍政権を追いつめています。
 15日は党創立93周年の日でした。私にとっては日本共産党の一員となって20年
という日でもありました。命をかけて反戦平和を貫いてきた先輩たちのたたかいを引き
継いで、みなさんと声をあげたことが新たな原点になりました。みなさんとたたかいを
さらに広げ、戦争法案を廃案へ、安倍政権を倒すため全力を尽くす決意です。

2015年7月20日月曜日

国民の願いを胸に



紙智子 参院議員
 「自公の暴挙に負けない」

 15日、衆院安保法制特別委員会は、朝から与党が強行採決を
ねらう緊迫した雰囲気のまま質疑に入りました。安倍総理は戦争
法案が「国民の理解が得られていないのは事実」と発言。議場は
怒号が飛び交います。それなのに採決強行とは!
 赤嶺政賢議員が要求した資料に対し、防衛大臣の答弁が「検討
する」にとどまったため、赤嶺議員は「これでは審議は終われ
ない」と、継続審議を求める動議を出しました。委員長は、すかさず
否決に持ち込み、審議も打ち切りました。一斉に「打ち切るな!」
と、声が上がり、委員会室は騒然。委員長席に詰め寄る委員。
「強行採決するな!」の声が乱れ飛ぶ中、採決を強行しました。
許しがたい自公の暴挙です!
 これは、安倍政権が追い詰められている証拠です。法案の「違憲性」が浮き彫りに
なり、反対世論と運動が急速に広がり、昨日は夜の10時半までデモが続きました。
安倍政権の不支持が支持を上回る状況になっています。
 このたたかいは、選挙でも広がっています。福島市議選では日本共産党の市議が
]全員当選し、本当にうれしかった!全国の励ましであるとともに、安倍政権にとって
大いなる脅威となっていることでしょう。この後の被災地での選挙でも、勝利して、
「戦争法」も「安倍政権」も葬り去りましょう!
                     (しんぶん赤旗 2015.7.18掲載)


2015年7月18日土曜日

戦争法案強行許さず廃案に



紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

  「私たちは、戦わない!」6000人ものプラカード、
黄色一色に染まった中島公園は圧巻でした。炎天下、気温は
ぐんぐん上昇。午後2時過ぎには、ピークに達しました。
 北海道弁護士連合会、旭川、釧路、札幌、函館など各地の
弁護士会が主催する初めての試みです。連合北海道や道労連
傘下の労働者はじめ、市民にも広がる画期的な取り組みと
なりました。2週間前に「戦争したくなくてふるえる」デモをした
青年たちも参加。宗教者や学者、元自衛官がスピーチ。
政党は、民主党、社民党、新社会党が参加。日本共産党は、
はたやま和也さんと私が訴えました。
 弁護士会は、昨年7月1日の集団的自衛権の行使容認の閣議決定に対し、立憲
主義および憲法9条に違反するとの声明を出し、政府に撤回を求めました。
 戦争法案についても、憲法違反の法案だと反対運動に取り組んできました。
「私たち弁護士・弁護士会は、『基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること』を
使命とし『法律制度の改善』(改悪には反対)への努力が責務とされています。
それ故に・・・反対の意見表明をし、広く市民の皆様に、政府・国会(議員)に訴えて
きました、皆さんも参加してください!」と呼びかけながら行進しました。
 衆議院で中央公聴会が開かれました。安倍総理は、「時間がくれば決めてほしい」
と言っています。憲法違反は許さない。採決強行許さない国民総ぐるみの運動に広げ、
廃案にさせましょう!

2015年7月8日水曜日

本気で止める



畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 議員宿舎に帰る途中、ある自民党議員に声をかけられました。
話題は農協法改正案。ぼやきなのか本音なのか「(農家から)
理解を得られないんだよな」。審議は参議院に移り、本会議で
紙智子参議院議員が代表質問をおこないました。
TPP交渉にも前のめりの安倍政権に、日本の農林漁業と安心・
安全の食料はやっぱり守れないと確信しました。
 さて衆議院は「戦争法案」をめぐり緊迫した毎日です。そもそも
憲法違反の法案ですから何度も委員会の審議がストップしていま
すし、答弁を聞けば聞くほど反対世論が広がるのも当然です。
 国会前では93歳の瀬戸内寂聴さんが、札幌では19歳の
女性が上げた戦争反対の声に共感が広がりました。反対世論と運動の広がりは、私たち
に勇気を、与党議員にはプレッシャーを間違いなく与えています。この間まで本会議でも
委員会でも聞こえた自民党席からのヤジが、最近は聞かれなくなってきました。
かと思えば、沖縄への侮辱や報道への圧力について、自民党議員の間で意見が交わされ
たことが大問題に。安倍首相は公明党代表には謝罪したそうですが、謝る相手が違うのでは
ないでしょうか。
 だんだん追い込まれている状況でも、採決へ押し進めようとする政府・与党の執念に負ける
わけにはいきません。
国会前で反対の声をあげる学生たちの合言葉の一つは「本気で止める」です。
そう、今こそ本気で、安倍政権の暴走を止めるために力を合わせよう!

2015年7月6日月曜日

主権者は国民です


森 つねと党道国政相談室長
  「かけある記」


 読者のみなさん、お元気ですか。紙面でお会いするのは
半年ぶりになります。
 前回の「かけある記」で私は、道議選(白石区選挙区)
立候補の要請を受けた経緯について述べ、「道議会で
お会いしましょう」と締めくくりました。大きな決断だった
だけに、必勝だけを考えて挑みました。
 本当にたくさんのご支援をいただきましたが結果は及ばず、涙をのみました。
しかし、日本共産党の道議は一人から四人へと躍進。
先日は真下紀子道議が九年ぶりに党の代表質問に立ち、圧倒的
な存在感を示しました。パワーアップした道議団の活躍に、目が離せません。
 私は再び、参院選の道選挙区の予定候補として活動します。背中を押してくれた
のは、白石区のみなさんをはじめ、全道のみなさんの励ましの言葉でした。
 参院選は、この国の未来を大きく左右する選挙になります。
 憲法よりも政治家、自分を上に置く安倍政権。立憲主義を否定し、憲法をなきもの
にし、国民を導くのは戦争です。参院選後は、憲法そのものも変えようとしています。
 こうした暴挙に対し、若者もお年寄りも、心を震わせながら立ち上がっています。
平和を希求し、命を守ろうとする国民の意思は、誰にも抑えることはできません。
 主権者として、そして日本共産党の一員として、私も子どもたちの未来のために
たたかいます。来夏の参院選では私、森つねとを国会へ送り出してください。

2015年6月27日土曜日

国民の願いを胸に


衆院議員 畠山和也
 「語らず落ちた」政府与党

 何が、「延長国会」でしょう。憲法違反の戦争法案は、
何時間議論しようが憲法違反!会期末で廃案にすべき
ものを、土俵を広げて何が何でも成立させようというの
ですから腹立たしい。
 衆院本会議では会期延長の申し出があったと議長が
述べ、その後は共産・維新の反対討論のみで議決と
なりました。つまり会議録には、なぜ会期延長かの記録
なし!胸を張って討論できないのでしょうか。「語るに落
ちた」という言葉がありますが「語らず落ちた」政府・与党といえます。
先週から、汗がしたたる暑い日も、雨に当たった日も国会前での抗議行動が続いて
います。平日でも千人規模の「戦争法案絶対反対!」コールが響いています。
24日夜の国会前集会は、わが党の衆参議員が総出で参加して約3万人と一緒
にコール!こういう行動が全国で広がっていると思うと胸が熱くなります。
 さて、農林水産委員会の総理質疑で、私は正面から挑みました。農協改革は
「現場の声もふまえてきた」と強弁する安倍総理。それなら今やるべきことは、
再生産可能な価格の保障ではないのか!と私。
残念なことに農協法等改革案は委員会で可決されましたが、農林漁業の実態を
引き続き訴えていきたい。
 東京は間もなく本格的な夏を迎えそうです。暑さにも安倍政権にも負けず、
全力を尽くします。
                                                (しんぶん赤旗 2015.6.27掲載)



2015年6月25日木曜日

潮の流れは「戦争法案」廃案へ



いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」

 6月9日から13日の日程で行われた「TPP反対!
道東キャラバン」。森つねとさんが参議院選挙区予定
候補として発表された直後ということで、どこでも熱い
歓迎をいただきました。
 サケ・マス漁の日ロ協議の妥結が遅れ、さらには来年
から禁止されるかどうかという緊迫した局面での根室と
釧路の漁協や役所との懇談、この問題と深くかかわる
北方領土問題での懇談、JAのみなさんとの懇談など、様々な分野の
みなさんのお話を聞く機会をいただきました。
第一次産業を守る責任を果たせと、さらに安倍政権に強く求めていかなくてはなら
ないと感じます。
 たくさんのつどいにもよんでいただきました。厚岸町の酪農家のみなさんとのつどい
では、終了後参加していた30代の方が入党を決意していただいたとのこと。本当に
心強い!戦争法案のたたかいの真っただ中で行われた今回のキャラバン。
どこでも「戦争は絶対にダメ!」という思いが寄せられました。
 「夜、自衛隊の宿舎前で訴えていたら、窓の向こう側で演説が終わるまでずっと
ペンライトを振り続けてくれた家があった」、こんな話も教えていただきました。
ごあいさつに伺った新聞社の記者さんが「憲法審査会後、潮の流れが変わりましたね」
と話していましたが、国民のたたかいが安倍政権を追い詰めています。何としても廃案
へ追い込む!たたかいの先頭に立つ決意を新たにしています。

2015年6月22日月曜日

国民の願いを胸に



紙智子 参院議員
 「美しい風景」から

 緑と黄金色のコントラスト。二毛作地域ならではの風景です。
黄金色に広がった麦畑に、田植えしたばかりの緑の苗が
風にそよいでいます。長い冬、雪に埋もれ、1年に1度しか収穫
できない北海道では見られない風景だけに、よけいに新鮮さが
感じられます。
 5月末から6月はじめに、茨城県筑西志での農協、農業委員
会、農家訪問。また埼玉県深谷市、美里町での農林水産委員会
の委員視察。岩手県紫波町の演説会の際にもJAを訪ねました。
足を運んで話を聞くと、本音が聞けます。
 意見交換の後に「ところで一番、国に言いたいことは?」と聞くと、
「現場とかけ離れた政策だ。もっと現場にあった政策を出してほしい」とのこと。
 小麦を収穫し。袋詰めの作業をしていた農民は、「価格が不安定で予測がつかない
ことが一番困る」と発言。岩手県の紫波町は、循環型のまちづくりで、エネルギーも
食料も地産地消でと、努力を積み重ねてきました。TPP(環太平洋連携協定)や、
「農協改革」など、「これまでの努力を台無しにする」と怒りの声が出されました。
 安倍総理がいう「息をのむような美しい風景」を管理してきたのは農家、農業委員
会、農協です。現場の意見を聞かず、農協・農業委員会の改悪案を押し通そうと
する安倍総理への怒りが、静かな田園風景の町からも熱く伝わってきます。
                                                       (しんぶん赤旗 2015.6.19掲載)

2015年6月19日金曜日

賛同者なき農協法案必ず廃案に



紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 国会は会期末を迎え、重要な局面になっています。
いままで、一定の審議時間を確保したからと言って衆議院から
参議院に送っていた法案も、与党の思惑が崩れつつあります。
 農協法案も、「審議時間を確保したので、そろそろ採決を」と
言い出せなくなっています。野党間の連携にも努力しながら、
質疑継続を求めるはたやま和也、斉藤和子両議員が、問題点
をあぶり出す質問をすると、参考人からは、懸念が多くだされ、
石川、山梨の二カ所の地方公聴会でも、懸念ばかりで、賛成論
が出ないという現状です。 
 ここまで懸念が多く出ると、「農協改革」が、何のための誰のための改革
なのか改めて問われ、さすがにこのまま採決とはなりません。
さらなる参考人質疑を求め、審議が続いています。
 6月4日付けの日本農業新聞には、はたやま和也議員が登場し、「農協法改正案
審議―各党に聞く」で党の主張が載りました。
6月16日の全国農業新聞に斉藤和子議員の質問を、かなりのスペースをとって
紹介しています。今まで、参議院に審議が移らないと、なかなか紹介されなかった
わが党の論戦が、衆議院の段階から、日本農業新聞、全国農業新聞にも、紹介され
るようになったことも、大きな変化だと思います。
 「戦争法案」の審議をふくめ、6月24日の会期末までに採決する事ができないのは
明らかです。国会延長を許さず、断固として悪法を葬り去るために、頑張る決意です。

2015年6月13日土曜日

こんな理不尽を許せるか


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

  来年の参議院北海道選挙区に、再び森つねとさんが挑戦
します。政治革新への若き情熱で、今度こそ国政へ!
いわぶち友・比例予定候補との若き二人を、みなさんの
お力で押し上げてください。
 さて先日、しばらく音信不通だった高校時代の友人から
電話がありました。変わらぬ石巻弁につられて私も「んだ、んだ」と話が進むなか、話題は東日本大震災に。
仕事で東京にいた彼は被害を免れましたが、実家は津波で
流され両親と弟を亡くしました。石巻市役所に勤める同級生は
「退職するまで復興の仕事だ」と話していたとか。「国は被災地の
ことを全然わかっていない。はった、がんばれよ」と励まされました。
 ちょうど調査のため、小池晃参議・高橋千鶴子衆議と岩手・宮城を回ったばかり。
来年度から被災自治体でも復興事業の一部を負担してもらうとの国の発表に、
岩手県知事は「安保法制よりも被災地支援こそ急ぐべきでは」と「戦争法案」を
チクリ。
石巻市長も「被災規模が大きくて、復興に時間がかかる町ほど負担が増えると
いうのは理不尽だ」と不満を口にされていました。
 被災地負担は「自立に向けて」というのが国の言い分ですが、税金である政党
助成金に頼っている政党の方こそ自立してほしい。年金情報さえ守れない政府が、
「国民の命を守る」ために「戦争法案」だなんて悪い冗談です。こんな理不尽だらけの
安倍政権は、早く退場させるしかありません。

2015年6月3日水曜日

TPP反対!みなさんと力をあわせて


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北」

 五月に入り、札幌・石狩、TPPキャラバンでの空知
と、やっと北海道のみなさんとお会いすることができ
ました。
最初のドキドキはどこへやら、みなさんにあたたかく
迎えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
 TPPキャラバンでは、森つねと道国政相談室長と
「断固阻止のために力を合わせたい」という思いを伝え
ながら自治体とJAを訪問しました。
 空知は日本有数の米どころです。昨年の米価暴落は深刻で、
「これ以上米価が下がれば集団離農だ」
「組合員の士気が目に見えて下がっている。
苗づくりがうまくいかなかったとき、これまでとは違ってあきらめの声がでている」
などの実態がだされ、同時に「主食の米を手放して何が農政なのか」という怒りが
次々出されました。米の特別輸入枠について報道されていますが、国会決議を守る
ことができないことはすでに明らかであり、交渉からただちに撤退するべきです。
 ある組合長さんが、紙智子参院議員、畠山和也衆院議員の国会質問を一つ一つ
取り上げて話をしてくれました。地域でも、国会でもたたかいを広げる日本共産党が、
全国をリードする「オール北海道」のたたかいを励ましているのだと感じました。
 安全保障を声高に叫ぶ安倍首相。最大の安全保障は日本の食糧を守ることでは
ないでしょうか。正念場のとき。TPP反対!戦争法案反対!安倍政権の暴走を
ストップさせるため、引き続き全力を尽くします。

2015年5月30日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「暴走阻止へ負けられない」

 衆議院で、「戦争法案」が審議入り。本会議場で、
これまで以上に緊張しながら代表質問を聞きました。
自衛隊員が殺し殺される可能性も、後方支援と言っても
攻撃対象になる事実も、正面から答えない安倍首相。
それでいて「ていねいに説明申し上げたい」とくり返す
姿は、あまりに不誠実です。
 国会前は連日の抗議行動です。戦争法案のみならず、
派遣法改悪、TPP交渉、盗聴法改悪、原発再稼働など
反対デモも相次いでいます。真夏日を記録した東京で、
その暑さ以上の熱気が伝わってきます。
 その中に、原発事故のため福島から北海道へ避難され、何度かお話を
うかがった女性を見つけました。遠くからでしたが相手も気が付いてくれて何だか
うれしく感じました。私から「いっしょに頑張るからね」と言った声は聞こえたかな。
 この日の2日前に、震災復興特別委員会の視察で福島県の調査に高橋千鶴子
衆院議員と行ったばかり。
中間貯蔵管理施設の建設予定地からは、かすかに福島第1原発も見えました。
まだ、事故は収束していないし故郷にも帰れない。それでいて賠償や仮設住宅の
入居期限を打ち切る話が出てくるなんて認められない!
 どの法案に対しても、日本共産党議員団は安倍政権に正面から論戦で挑んで
いる毎日。私も初の本会議質問を行いました。暴走阻止へ、負けられません。
                  (しんぶん赤旗 2015.5.29 掲載)








2015年5月27日水曜日

たたかいと論戦一歩も引かず


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 政府は「戦争法案」を閣議決定し、審議が始まりました。
「正社員ゼロ」法案と言われる労働者派遣法の改悪案、国民
負担を増やす医療保険法の改悪案、プライバシー侵害する
マイナンバー法(国民共通番号)、農協等を解体する農協法
改悪案など、悪法が次々と。
 一方、国民の運動も「悪法ゆるさない!」との声を響かせ
、国会の内外でたたかいの輪を広げています。
 5月17日は、沖縄で新基地建設反対の3万5千人の集会が
大成功。「屈しない!」の文字がテレビで映し出され、強烈な
アピールになりました。アメリカにも届けると言います。
総理官邸は真剣に受け止めるべきです。
 また同じ日に行われた大阪の住民投票は、文字どおり激しい接戦の中で、橋下市長
の大阪都構想は住民によって否決されました。新たな共同のたたかいが広がり、
市民一人ひとりが、真剣に考えて、悩み、判断を下しました。この結果は、大阪のみ
ならず国政にも大きな影響を与えています。
 北海道でもたたかいは続いています。JAや森林組合、漁連などが開いた、「TPP交渉
の国会決議を守れ!国会議員に要請する集会」が行われ、初めて畠山和也議員と私と、
衆参がそろって参加し、総選挙での躍進も実感しました。
 どの分野でも、安倍暴走政治に一人ひとりが真剣に向き合い、自らの問題とした
たたかいが広がっています。国会でも一歩も引かない論戦に挑みます。
国会内外のたたかいを広げ悪法を断念に追い込み、葬り去りましょう!

2015年5月25日月曜日

国民の願いを胸に



紙智子 参院議員
 「本格論戦始まりです」

 総選挙後初めての党首討論が開かれました。
11年ぶりに日本共産党の志位和夫委員長が登場です。
傍聴席もいっぱい。議員も多くが立ち見。張り詰めた空気の中、
志位さんは、安倍総理に、過去の日本の戦争は「間違った戦争」
だとの認識があるかと聞きました。
 安倍総理は、まともに答えません。答えたくないのです。
志位さんは日本が受諾したポツダム宣言を示し迫りました。
日本の戦争が世界征服の戦争だったこと、カイロ宣言にはアメリカ、
イギリス、中国の3国が対日戦争を行った目的を「日本の侵略を
止めるため」と書かれていること、日本の戦争が誤った戦争だった
と国際的に確定した評価を示して、「これを認めないのか」と聞きました。
 いつもは声をはりあげて持論を述べる安倍総理も言葉を選びます。
志位委員長は日本の起こした戦争の善悪もわからないのに、どうして米国の戦争の
善悪を判断できるのか。日本を「海外で戦争する国」にする戦争法案を出す資格は
ないと、撤回を求めました。
 終わって会場から出てくると、ある党の議員から「たった7分でどうやって、安保法制
の問題を追及するのかなと思っていたら、歴史認識から入って、安倍総理の認識の
問題点をつき、最後に戦争法案におとした、さすがですね」と感想が寄せられました。
いよいよ本格論戦の始まりです!
                                         (しんぶん赤旗 2015.5.22 掲載)

2015年5月19日火曜日

安倍政権のもろさと弱さ


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

 暴走のきわめつけと言える「戦争立法」を、安倍首相の
もとで閣議決定しました。首相は「戦争立法」と言われる
ことに「安易なレッテル貼りだ」と強弁していますが、
他国の軍隊を後方支援もでき、アメリカとの集団的自衛権
を盛り込んで「平和安全法制」などと呼べるはずもありません。
 衆院本会議で赤嶺議員は、首相が安易に米国議会で成立を
約束する演説したことを批判しました。
答弁ではわが党に目も向けず、投げやりのように淡々と原稿を
読む姿に「心配や反対の声には、ていねいに説明すると言って
いたじゃないか!」とヤジも飛びました。
 同じ風景はこの前日、私が本会議で農協法改定案の質問を
した時にも見られました。
首相は米国議会での演説で、自分が農業解放に反対していたことを「血気盛ん」だった
と述べたのです。私から、当時は自民党として、この本会議場で反対していたじゃ
ないかと指摘したことに、首相は答弁でまったく触れませんでした。
 正面から答えられない安倍政権にはもろさがあります。大事なことは、国民の声の
高まりだと思います。
16日全道から集まった「TPPの国会決議を守れ」集会とデモ行進は熱気があふれ
ていました。沖縄では新基地建設ストップへ35000人が集まり、大阪市でも住民
投票で「大阪市解体」に反対が多数となりました。
 国会では与党が多数でも一つ一つの政策では国民の声こそ多数です。
暴走ストップへ、引き続き国会でもがんばります。

2015年5月13日水曜日

青年ボランティアと一緒に



いわぶち 友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北

 5月2日から6日の日程で、民青同盟が主催する
「第8次全国青年ボランティア@福島」が開催され、
北海道から沖縄までたくさんの青年たちが「自分の
目で確かめたい」と参加してくれました。
北海道のみなさんは南相馬センターで活動。二日目に
行われた交流会に「どうしても!」と参加させてもらい
会うことができました。
 被災地フィールドワークでは、震災直後のままになっている
様子や、放射性廃棄物が入ったフレコンバッグが山積みに
なっている様子に「言葉が出なかった」という感想が次々出されました。
仮設住宅での聞き取りでは、「俺は復興なんてしていないと思う。
国が俺たちのことをどう思っているのか。逆にこっちが聞いてみたい」と言われ
ました。
自分たちは見捨てられているのではないか。事故収束や被災者救援よりも再稼働に
突き進む国と東京電力がこんな思いにさせています。
 自分たちにできることは何か。みなさんと話し合いました。「戻って周りに伝える」
ということはもちろん、一歩踏み込んで「政治を変える」主体になるということまで
考えられたボランティアになったのではないかと感じています。
 五日には泊原発が停止して三年となりました。国民のたたかいは再稼働を許して
いません。
感受性豊かでしなやかで熱い青年のみなさんの思いに触れて、青年のみなさんとも
一緒にたたかいを広げていこうとあらためて決意した青年ボランティアになりました。

躍進を力に安倍暴走政治ストップへ


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

いっせい地方選挙の後半戦の結果が出ました。前半戦に続き、
日本共産党は、全国で躍進です!皆さんの連続したがんばりに
敬意を表し、前進を喜び合いたいと思います。
 北海道も市議選、町村議選あわせて前回選挙時から11人の
議席増でした。
空白克服は2市10町克服しましたが、新たな空白が5つ。
結果の分析はこれからですが、様々なドラマがあったこと
だろうと思います。この躍進の結果を力に、公約実現への取り
組みが始まります。
 高すぎる国保料(税)の引き下げや、介護の負担軽減、子供の医療費
無料拡大など、住民の暮らし福祉を優先する政治への転換。
同時に、安倍政権の暴走政治に歯止めをかける総力を挙げた取り組みです。
 五月連休前後して、政局が動いています。TPP問題で、妥結を急ぐ安倍総理。
「聖域」、「国会決議」の言葉を口にはするが、オバマ大統領に譲歩案を次から次に
出す前のめりの姿勢に、目を離せません。国会決議を守れないTPPからは直ちに
撤退すべきです。
 連休明けの国会提出を狙う「戦争立法」、国保財政運営を市町村から都道府県に
移す、医療保険制度の改悪案。
ニューヨークでは核兵器全面禁止を求めた国際平和地球会議が開かれました。
5月は、1日メーデー、3日憲法集会と、国民総結集の時です。
安倍暴走政治ストップの一大決起の場としましょう!



2015年4月22日水曜日

ある自民党議員の一言


  畠山和也 衆院議員
  「国会かけある記」

 いよいよ地方選挙の期間も残りわずか。後半戦となる
市町村長・議員選挙は、どこも大激戦です。日本共産党
候補の押し上げへ、さらにお力をお貸しください。
 新しい道議・札幌市議とともに、惜しくも議席に届か
なかった前半戦候補のみなさんも休む間もなく応援に
まわっています。
ご本人はもとより、送り出されたご家族の気持ちを思うと
本当に頭が下がります。――桜の咲かない春はない、
努力を見てくれている人は必ずいる――以前に、私も
こう励まされました。政治革新へ、引き続き力を合わせたい。
 衆議院では、医療保険改革案の審議が始まりました。
国民健康保険会計へ、一般会計からの繰り入れが抑えられて、保険料(税)が
引きあがる恐れがあります。どこまで国民負担増を押し付ければ気が済むのか。
 安倍首相は今月末から訪米し、手土産にTPP妥結に向けた譲歩をするのではと
心配も広がっています。もちろん国会でも追及していきますが、この地方選で審判を
くだす意味がさらに大きくなってきました。
 「これからは共産党が伸びるよ」と、ある自民党議員が私に声をかけました。
そんなにひどい首相なら自民党でも声を上げてよと言いたくなりましたが、ともあれ
相手も認める「自共対決」の情勢です。
くらしも平和も守るため、あなたの町でも日本共産党の候補を押し上げてください。
必ず政治は変わりますから!