2025年7月30日水曜日

足を止めてはいられない

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

連日の猛暑のなか多くの方からご支援・応援をいただきながら、紙智子参議院議員の議席を引き継げず、申し訳ない思いでいます。党全体でも議席を減らし、しっかり底をついた総括をおこなって、次のたたかいに活かします。

 「これからも物価高が続くと考えたら恐ろしい」「本当に農家を助けてください」ーー生活苦や政治への不満、先が見えない不安と閉塞感を、選挙期間中、何度も聞きました。もう自民党には任せられないという雰囲気は、各地に広がっていました。

 不満や閉塞感の矛先が、外国人などへの差別として向けられた選挙でもありました。精神疾患を抱えているという方が私の演説に足を止め、「差別がない社会をお願いします」と絞るように話されたことも。期日前投票で他党へ投票したことを、悔やんでおられました。

 大軍拡を許さないことや核兵器禁止条約の批准など大事な争点が、マスコミで扱われることが少なかったと思います。米国からの要求もあり、今後は間違いなく国政の重要課題となるでしょう。足を止めてはいられません。

 自民・公明が過半数割れとなり、切実な願いを実現できる可能性が生まれています。差別や排外主義など、悪い方向へ進む可能性もあります。いっそう世論と運動を大きくすることに、私も地に足つけてがんばりたい。差別を許さず、閉塞感に応える活動を強めます。

まだまだ暑さが続きます。お体を大切にしながら、ともに声をあげましょう。