2017年11月13日月曜日

君たちはどう生きるか


畠山和也 前衆院議員
「かけある記」

 総選挙後のご挨拶で、全道に21ある党地区委員会
事務所をまわりました。「また、がんばろう」など
あたたかい激励をいただき、党員や後援会員のみな
さんからは選挙中の奮闘の様子もうかがいました。
悔しさと確信を胸に、切実な道民要求の実現と次なる
たたかいの輪のなかで、私も力を尽くします。
 JRでの移動が多く、本を読む時間ができたのは
幸いです。手にしたうちの一冊は、今年になり漫画化
された「君たちはどう生きるか」。原作は、雑誌
「世界」の編集長も務めたことがある吉野源三郎さんの小説で、私も大学時代に
先輩から薦められて読んだものです。
 堅苦しい題名とは違い、中身は旧制中学二年の「コペル君」が学校生活・社会
生活で感じた純粋な疑問を「おじさん」へ手紙で伝え、それへの返答を通し
「ものの見方」が交流される、というものです。道徳的というより社会的に返答
する「おじさん」が言いたいことは何かと、学生時代によく議論したものでした。
 返答のなかに、コペルニクスの時代に触れて「自分たちが宇宙の中心に座り込
んでいる」と考える生き方をするのか問う場面があり、すぐ安倍首相のことが頭に
浮かびました。追及を逃れるために、国会の期間を短くしたり与党の質問時間を
増やそうとしたり、この現状を若い世代はどう受け止めているのか知りたくなり
ました。もっと彼らのなかに飛び込んで話をしていきたい。
 ちなみに、この漫画はいま私の娘に貸し出し中です。