2018年12月4日火曜日

学校から時間と余裕を奪うな



畠山和也前衆院議員
「かけある記」

道議会の第4回定例会が始まる朝、党道議団と
道庁前で宣伝していたときのことです。遠慮
がちに私に近寄って「あの~畠山先生ですよね」
と声をかけてくる女性の姿が。「明倫中でお世話
になった‥‥」と言って、パッと思い出しました。
当時の面影そのまま、教え子のSさんだったのです。
ビックリしました。
 教科担任だったため話をするのは授業のときくらい
でしたが、落ち着いた生活態度が印象的だった生徒でした。思い返せば二十年以上も前のこと、少しばかりの余裕が学校にあった時代だったのかな、とつくづく思います。今それだけ学校からは、時間と余裕が奪われているからです。
 党中央委員会が提言「教職員を増やし、異常な長時間労働の是正を」を発表しました。この提言をもって懇談にまわると、過剰な管理と激しい競争、安倍政権の反動的な教育政策でがんじがらめになっている実態が語られます。若い先生が「上からの評価」を恐れて、失敗したことも語れないほどの息苦しさもあると言います。
「今こそ教師の専門性が問われていると思います」との発言を聞き、はっとしました。子どもたちの成長を促すには広い視野や人間への深い信頼があってこそなのに、教員が学び、子どもたちに向き合う時間を奪っているのは誰なのか。豊かな感受性よりも、ぱさぱさした心を教育現場に広げているのは誰なのか。これ以上、安倍政権に教育もまかせるわけにはいきません。



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