2019年3月9日土曜日

復興の息吹思いはせ


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に

 消費税10%への増税を前提にした予算案は、衆議院で予算の前提である統計不正が発覚したにもかかわらず、まともな真相解明もされないまま政府与党の数の力で強行されました。
 3月は参議院で議論が始まっています。小池晃書記局長は統計問題とともに沖縄の新基地建設問題を取り上げました。県民投票で「辺野古の新基地反対という県民の民意が示された結果ですね」と問うと、安倍総理は「結果は真摯(しんし)に受け止めるが、結果に評価を加えることは差し控える」と。あきれるばかりの答弁です。こんな政権は早く終わらせなければならないと思います。
 先週、仙台市若林区で開催された、「被災地から食と農を考える」シンポジウムに参加しました。
 東日本大震災から8年目を迎え、津波にさらわれた農地は、土砂を入れかえて耕作できるようになりました。
 井土浜のみなさんは土づくりに努力し、「仙台井土ねぎ」とブランド化をはかり、売り出しています。甘みのある「ねぎ」は、高く評価されています。 
 シンポジウムの後、福島かずえ県議とともに、井土浜の畑を見に行きました。8年前に訪れたとき、津波の被害で荒れ果てていた土地が、新たな課題はありつつも、息を吹き返している感じがしました。
 北海道地震の被災地も、早く息を吹き返せるようにしたいと思いながら、現地をあとにしました。