2019年12月4日水曜日

勝つまでたたかう


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」

 
この文章を読まれるころは臨時国会も最終盤。「桜を見る会」疑惑に対して、道内でも強い不満や批判があふれています。北斗市での街頭宣伝では「税金のことなんだから、もっともっと話して!」と税金の私物化に怒りが収まらない方や、国会議員団事務所にも「厳しく追及する共産党に期待している」と激励の電話も。のんびりしていられません。私も怒りを持って、さらに訴えていきたい。
 先日、道労連(北海道労働組合総連合)が結成三十年を迎え、記念集会とレセプションに参加しました。昭和天皇の死去や消費税導入、国際的にはベルリンの壁が崩壊するなど激動の年に「たたかう労働運動のセンターを」と結成され、労働者の権利擁護の先頭に立ってきたのが道労連でした。
 私にとって強く記憶に刻まれたのが国鉄闘争で、この時期におこなっていた団結集会でした。国家的不当労働行為を告発し、たたかう当事者と家族が声をあげ、年越しを支えようと会場が一体となった連帯の力を肌で感じたことでした。「決して私たちは負けない。勝つまでたたかうからだ」。道労連に結集する働く仲間のがんばりに、どれだけ私も励まされてきたことか。
 レセプションには「市民と野党の共闘」の発展を示す来賓も見えられ、野党各党からメッセージも寄せられました。これまでたたかってきた三十年は、未来を拓く土台に必ずなっている。確信をもって互いにがんばろうと、熱いエールを交わした一夜でした。