2020年5月2日土曜日

10年という数字ではない


紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 NHKテレビの朝の放送で、”「明日へ」篠山輝信が行く”をみました。東日本大震災・原発事故から10年目の春に東北の被災三県を旅して、被災地の今を紹介していました。
 10年目の春、あのときの少女・少年は、どうしているのか、仮設住宅で語ってくれた方は現在どうしいるのかなど、一人ひとりの歩いてきた道に焦点をあて、現在の思い、明日への希望を聞き、紹介する内容でした。
 見慣れた顔が登場し、あっ!と注目。福島農民連のMさんです。農業に取り組んできましたが、原発事故の被害を受け、その後可能な場所で引き続き農業を続けています。
 福島農民連として、半年ごとに東電と政府への団体交渉に参加されています。
 心がおれそうな時もあったと思います。皆で力を合わせて、本当の復興を求めて、乗り越えようと頑張っています。「安心して暮らせるふるさとに戻ったと思えてはじめて復興したということだ」と語ります。
 リポーターの篠山さんは、「10年という数字の問題ではない、ひとびとがもとの日常を取り戻せたのか、と考えると、簡単に復興したとはいえない、今後も旅を続ける」と語りました。
 4月の復興特別委員会で、支援の対象から外れ、被災した自宅に住み続けている在宅被災者と福島原発の汚染水の問題を質問しました。10年という数字ではありません。復興の取り組みも続けます。


 


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