2020年9月26日土曜日

アイヌの歴史の重み

 

紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
 
 「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する」法律(アイヌ新法)が昨年4月に国会で成立してから1年。党北海道委員会が主催した
アイヌ民族の先住権を考えるつどい」に参加しました。
 平取(びらとり)、静内、浦幌のアイヌ協会から3人のアイヌの方々が、自らの生きざまや遺骨返還のたたかい、生業(なりわい)としてサケの捕獲を求める取り組みなどを語り、強いインパクトをもって参加者に受け止められました。
 東北学院大学名誉教授の榎森進さんの公演は、日本で先住民族のアイヌがどのような国家的な位置付けにあったのか、江戸時代から明治政府に至る経緯など、学校教育の場では触れられない歴史を丁寧にひもといて話されました。
 歴史の事実に立って認識を深めることが大事です。私からは国会論戦で明らかとなった問題点と今後の課題について報告しました。
 新報成立はゴールではありません。今なおアイヌ民族への差別は残り、肝心の先住民族の権利については、国際水準に大きく後れを取り、今後も不断の努力が必要だと訴えました。「北海道の共産党の集いを歓迎したい」「江戸時代からの歴史が聞けて良かった」「各地の取り組みを聞き、運動に生かしたい」と期待の声が出されました。今後も政策や運動で前進させられるよう奮闘したい。








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