2021年4月28日水曜日

アイヌ政策の問題改善を速やかに

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


北海道衆議院二区、参議院長野の補欠選挙、広島の再選挙は、すべて市民と野党の共闘が勝利しました。心から喜びたい。ご支援くださった皆さんに心から感謝いたします。これを弾みに来るべき総選挙で、政権交代への道をきりひらきましょう。

 4月19日の決算委員会でアイヌ政策について質問しました。40分間の質問時間があっという間でした。アイヌ新法が成立して2年、5年後の見直しの中間点です。ウポポイの開館もありましたが、政府のアイヌ政策推進会議が2年以上も開かれていないことがわかりました。私はコロナ感染防止対策をとりながら、平取町、新ひだか町、浦幌町、千歳市等を訪問し、関係者から話を聞いて来ました。

 アイヌ語の継承が喫緊の課題になっています。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、アイヌ語を「消滅の危機にある言語」に位置づけているとし、加藤勝信官房長官に認識を聞きました。長官は「努力を払っていかなければなかなか継承できない状況にある」と答えました。話者の育成が早急に求められています。

新法が出来て5年計画を作ったのに、予算が予定通り付かない問題、サケの採捕、アイヌの着物につかうオヒョウを確保する課題など、現在の到達点を明らかにしながら改善策を提起しました。また、日本テレビの番組でアイヌへの差別的表現があった問題は重大です。根本的な背景に、同化政策を謝罪しない政府に問題があることを指摘し、再発防止を求めました。

 


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